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穏やかな日常の終わり
義妹
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ジュエリアを虐げ尊厳を奪って行くのがダチュラなら、私の私物を奪って行くのが義妹のフィサリスだ。
いくら物置のような屋根裏部屋の扉だとしても、ノックも無しに突然開けるなど淑女のとる行動とは思えない。
だがフィサリスは遠慮のかけらもなく侵入してくる。
「お義姉さま!このドレスはこの部屋には似合わないと思いません?だから私が有効に使って差し上げますわ。孤児院に寄附いたしますわ。孤児よりも見窄らしい、お・義・姉・さ・ま!!」
と言いドレスを奪う。
「お義姉さま!お義姉さまが、こんな宝石を持っていても使い道がありませんでしょ??ですから、私が造り変えて使って差し上げますわ。豚に真珠の、お・義・姉・さ・ま!!」
と言い宝石を奪う。
「お義姉さま!本当に愚図でいらっしゃるわね!お母様が嘆いていらっしゃるわ!いつも!いつも!お母様の躾を受けていらっしゃるのに、全然学習されないのですね!お可愛いそうなお母様!!」
と言いジュエリアのお人形や、ぬいぐるみ、小物を壊して奪う。
ジュエリアも最初は抵抗し
「なぜ、あなたに決めなければならないの!?返してちょうだい!」
と取り返したり
「私の事を気にかけなければいいでしょう!放っておいて!」
とフィサリスを突き飛ばした。
だけど、その度
「お義姉さまが意地悪する!!」
と泣き喚き、ダチュラからの躾が始まる。
フィサリスはさらに王都に居るジェイドにも手紙で意地悪をされると言う事のみを伝え、ジェイドの侍従に
「反省するまで出さないようにと言付かっております。また、逃走するようなら実力行使の許可もいただいております。」
と厩に三日三晩、閉じ込められる。
抵抗すればするほど自分で自分の首を絞める事になると、ジュエリアは抵抗をしなくなった。
いくら物置のような屋根裏部屋の扉だとしても、ノックも無しに突然開けるなど淑女のとる行動とは思えない。
だがフィサリスは遠慮のかけらもなく侵入してくる。
「お義姉さま!このドレスはこの部屋には似合わないと思いません?だから私が有効に使って差し上げますわ。孤児院に寄附いたしますわ。孤児よりも見窄らしい、お・義・姉・さ・ま!!」
と言いドレスを奪う。
「お義姉さま!お義姉さまが、こんな宝石を持っていても使い道がありませんでしょ??ですから、私が造り変えて使って差し上げますわ。豚に真珠の、お・義・姉・さ・ま!!」
と言い宝石を奪う。
「お義姉さま!本当に愚図でいらっしゃるわね!お母様が嘆いていらっしゃるわ!いつも!いつも!お母様の躾を受けていらっしゃるのに、全然学習されないのですね!お可愛いそうなお母様!!」
と言いジュエリアのお人形や、ぬいぐるみ、小物を壊して奪う。
ジュエリアも最初は抵抗し
「なぜ、あなたに決めなければならないの!?返してちょうだい!」
と取り返したり
「私の事を気にかけなければいいでしょう!放っておいて!」
とフィサリスを突き飛ばした。
だけど、その度
「お義姉さまが意地悪する!!」
と泣き喚き、ダチュラからの躾が始まる。
フィサリスはさらに王都に居るジェイドにも手紙で意地悪をされると言う事のみを伝え、ジェイドの侍従に
「反省するまで出さないようにと言付かっております。また、逃走するようなら実力行使の許可もいただいております。」
と厩に三日三晩、閉じ込められる。
抵抗すればするほど自分で自分の首を絞める事になると、ジュエリアは抵抗をしなくなった。
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