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7章 鏡鬼
鏡鬼現れる
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「来た」
「浜田ピストルを構えろ」
「はい」
4人は身を低くし前方に
目を凝らすと
突然床が鏡になり魔美の下着を映した
「きゃー」
魔美がスカートを押えた
すると天井も
鏡になって
由美の胸元を映し出した
「きゃー」
由美は胸を押えた
「まて、いったん退避だ。
このままでは俺たち全員が飲みこまれる」
「はい」
すると天井の鏡にひびが入り
それが割れて雨のように降った来た
「逃げるぞ」
「はい」
礼司は床を鬼のノブソードで床を叩くと
「ピーン」
と音を立ててひびがまっすぐ
突き当たりの壁まで走った
「浜田突き当りを撃て」
「はい」
浜田は天井を5発撃ち
天井からガラスの破片が
礼司に向かって飛んでくると
ソードで叩き落した
「退避、退避だ」
4人は階段を駆け下り
表へ飛び出した
「壁が鏡に変わりますね」
浜田が呼吸を荒くして言った
「ああ」
「土井はどうしているかしら?」
「このまま、鬼を退治できないで12時を過ぎたら
完全に喰われるだろう、それまでに助け出さなくては」
「はい」
「ちょっと待て、今まで退治した鬼は?」
「汗鬼、武鬼、獣鬼、写鬼です」
浜田がすぐに答えると
「そうか、武鬼だ」
礼司は心を集中して天を仰いだ
すると空から真っ白な光が注ぎ
礼司を包んだ
そして礼司の後ろに
2mほどある首のない武鬼が立っていた
「おお」
はじめて武鬼を見る浜田と由美は
あまりの大きさに声を上げた
礼司が後ろを振り返ると
「おお登場したな」
「隊長。く、首が無いです」
浜田が指をさした
「ああ、だからうってつけなんだよ。
首がないから。あはは」
「でも、こいつは何者ですか?」
「味方だよ、俺たちが退治した鬼は自分で操れる、
浜田は汗鬼を操れるはずだ」
「そうなんですか?」
「それで私が動物の言葉が話かるのね」
由美が言った
「ああ、そうだ」
「でも、こいつがいても天井から
鏡のかけらが落ちてきますよ」
「いや、今回現れた鏡は人間の心の中を映すしているだけだ」
「えっ?」
「浜田」
「はい」
「魔美のスカートの中身を見たかったよな」
「はっ?」
「見たかったろう」
「はあ」
浜田は動揺して返事をした
「俺は由美の胸が見たかった」
「いやらしい」
魔美が軽蔑をするように言った
「そして、誰かは鏡の破片が天井から落ちてくる不安を抱いた。
誰かは廊下の先が見えない事を不安に思った」
「それは私が思ったわ」
由美が天井を見た
「じゃあどうすれば」
「あの、4階の破片のある部屋に何も考えず
目を閉じたまま行くんだ」
「サングラスでは」
「だめだ、見えればまた同じ事を考える」
「なるほど」
「俺1人で行くぞ」
「それは危険では」
「4人の誰かが少しでも考えたら終わりだ、だから俺が行く」
「分かりました、気をつけて」
由美が心配そうに返事をした
「武鬼行け!」
礼司は武鬼に合図を送ると
甲冑の紐を握り後ろを付いて行った
「1・2・3」
礼司は歩数を数えながら武鬼が
正面のドアを開けた音を聞いて
「24歩か」
礼司は部屋に入り目を開くと
テーブルの上に有った鏡の破片をシルクの袋に入れた
「任務完了・・・・・・・・・・・・・・・なわけないか」
回りも見渡し
「鏡鬼がいない」
礼司は部屋を飛び出し
3人の下へ走った
「鏡鬼がいないぞ」
「えっ?」
浜田が驚いて言った
「土田は?」
「鬼の世界にはいないわよ」
「じゃあ向こうに戻るぞ」
「はい」
11時32分
元の世界にもどると、浜田が池袋警察に電話をした
すると向こうからの返事は歯切れの悪い返事が返ってきた
「土田はどうしたんですか?」
浜田が強く言うと
「実は留置所で死亡しました」
「あれほど言ったのに・・・・・」
浜田は礼司の顔を見て首を横に振った
「やっぱりな鬼の世界で俺たちの
足止めをして、土田を襲ったんだろう」
「ドアのところで首が無くなっていたそうです」
「覗き窓が鏡になったのか」
「これで井上さんの復讐は終わったんですね」
魔美が悲しそうに言った
「でもな、復讐だったら3人が死んだのはおかしいぞ」
「ええ」
そこへ礼司の元に佐々から電話があった
「夜分すみません、佐々です」
「佐々さんお久しぶりです。どうしました?」
「東京で首が無くなって3人亡くなったそうですね」
「ええ、さっき4人目が出ましたけど。それで何か?」
「実は昨日、京都の鏡神社が燃えてしまったんです」
「えっ?」
「そのご神体が鬼を封じ込めていたという伝説が」
「鏡神社の鬼ですか」
「はい」
「佐々さんどこに行けばいいですか?」
礼司は焦って言った
「浜田ピストルを構えろ」
「はい」
4人は身を低くし前方に
目を凝らすと
突然床が鏡になり魔美の下着を映した
「きゃー」
魔美がスカートを押えた
すると天井も
鏡になって
由美の胸元を映し出した
「きゃー」
由美は胸を押えた
「まて、いったん退避だ。
このままでは俺たち全員が飲みこまれる」
「はい」
すると天井の鏡にひびが入り
それが割れて雨のように降った来た
「逃げるぞ」
「はい」
礼司は床を鬼のノブソードで床を叩くと
「ピーン」
と音を立ててひびがまっすぐ
突き当たりの壁まで走った
「浜田突き当りを撃て」
「はい」
浜田は天井を5発撃ち
天井からガラスの破片が
礼司に向かって飛んでくると
ソードで叩き落した
「退避、退避だ」
4人は階段を駆け下り
表へ飛び出した
「壁が鏡に変わりますね」
浜田が呼吸を荒くして言った
「ああ」
「土井はどうしているかしら?」
「このまま、鬼を退治できないで12時を過ぎたら
完全に喰われるだろう、それまでに助け出さなくては」
「はい」
「ちょっと待て、今まで退治した鬼は?」
「汗鬼、武鬼、獣鬼、写鬼です」
浜田がすぐに答えると
「そうか、武鬼だ」
礼司は心を集中して天を仰いだ
すると空から真っ白な光が注ぎ
礼司を包んだ
そして礼司の後ろに
2mほどある首のない武鬼が立っていた
「おお」
はじめて武鬼を見る浜田と由美は
あまりの大きさに声を上げた
礼司が後ろを振り返ると
「おお登場したな」
「隊長。く、首が無いです」
浜田が指をさした
「ああ、だからうってつけなんだよ。
首がないから。あはは」
「でも、こいつは何者ですか?」
「味方だよ、俺たちが退治した鬼は自分で操れる、
浜田は汗鬼を操れるはずだ」
「そうなんですか?」
「それで私が動物の言葉が話かるのね」
由美が言った
「ああ、そうだ」
「でも、こいつがいても天井から
鏡のかけらが落ちてきますよ」
「いや、今回現れた鏡は人間の心の中を映すしているだけだ」
「えっ?」
「浜田」
「はい」
「魔美のスカートの中身を見たかったよな」
「はっ?」
「見たかったろう」
「はあ」
浜田は動揺して返事をした
「俺は由美の胸が見たかった」
「いやらしい」
魔美が軽蔑をするように言った
「そして、誰かは鏡の破片が天井から落ちてくる不安を抱いた。
誰かは廊下の先が見えない事を不安に思った」
「それは私が思ったわ」
由美が天井を見た
「じゃあどうすれば」
「あの、4階の破片のある部屋に何も考えず
目を閉じたまま行くんだ」
「サングラスでは」
「だめだ、見えればまた同じ事を考える」
「なるほど」
「俺1人で行くぞ」
「それは危険では」
「4人の誰かが少しでも考えたら終わりだ、だから俺が行く」
「分かりました、気をつけて」
由美が心配そうに返事をした
「武鬼行け!」
礼司は武鬼に合図を送ると
甲冑の紐を握り後ろを付いて行った
「1・2・3」
礼司は歩数を数えながら武鬼が
正面のドアを開けた音を聞いて
「24歩か」
礼司は部屋に入り目を開くと
テーブルの上に有った鏡の破片をシルクの袋に入れた
「任務完了・・・・・・・・・・・・・・・なわけないか」
回りも見渡し
「鏡鬼がいない」
礼司は部屋を飛び出し
3人の下へ走った
「鏡鬼がいないぞ」
「えっ?」
浜田が驚いて言った
「土田は?」
「鬼の世界にはいないわよ」
「じゃあ向こうに戻るぞ」
「はい」
11時32分
元の世界にもどると、浜田が池袋警察に電話をした
すると向こうからの返事は歯切れの悪い返事が返ってきた
「土田はどうしたんですか?」
浜田が強く言うと
「実は留置所で死亡しました」
「あれほど言ったのに・・・・・」
浜田は礼司の顔を見て首を横に振った
「やっぱりな鬼の世界で俺たちの
足止めをして、土田を襲ったんだろう」
「ドアのところで首が無くなっていたそうです」
「覗き窓が鏡になったのか」
「これで井上さんの復讐は終わったんですね」
魔美が悲しそうに言った
「でもな、復讐だったら3人が死んだのはおかしいぞ」
「ええ」
そこへ礼司の元に佐々から電話があった
「夜分すみません、佐々です」
「佐々さんお久しぶりです。どうしました?」
「東京で首が無くなって3人亡くなったそうですね」
「ええ、さっき4人目が出ましたけど。それで何か?」
「実は昨日、京都の鏡神社が燃えてしまったんです」
「えっ?」
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「はい」
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