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第1章 初めての異世界探索 雇われ勇者のニート生活脱出編
【雇用№001】雇われ勇者 旅立ち
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◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「ようこそ参られた勇者よ。
我はこの地方の王 コッペルヘルグ3世である。
女神に対価を差し出して、其方をこの地へと召喚して頂いた。
女神よりご説明があったかと思うが、魔王が現れ、現在人類は魔族と全面戦争を行なっている。
其方には、是非魔王の元へ赴き討伐して頂きたい。
この地を旅立つにあたり、お渡ししたいものがある。
大臣!例のものを渡してくれ。」
「はい、王様。」
と大臣はせかせかと金の宝箱を雇われ勇者の元へ持ってくる。
「こちらが勇者様にお渡しするものとなっております。中をご確認ください。」
勇者は、宝箱を開けた。
中には、かしの木の棒
Tシャツ
短パン
木の靴
鍋の蓋
50ループ
布の袋
携帯食料 2つ
が入っていた。勇者はびっくりする。
(どこの昭和の勇者のクエストだ!!)
(人を異世界から召喚して、おいて、なぜこんなものしか用意しない!これで魔王倒せとかふざけてるにも程があるだろ!!)
龍王は、来る前に確認しておいた特殊スキル:【魔女の一撃】を発動した。
王様と大臣は、ぎっくり腰となり、床に倒れた。
2人はピクピクしている。。。。
「王様どうなされましたか?」
龍王は平然と王様と大臣に声をかける。
王は
「どうやら持病のぎっくり腰になったみたいじゃ、勇者よ誠に申し訳ない。全面戦争中ゆえ、予算が全くかけられなんだ。本来なら、家宝の装備と勇敢な僧侶と魔法使いもつける必要があるのだが、出払っておって事務官しかおらん。」
「勇者には、自分で強くなってもらうしかない。
幸いなことに、うちの領土は、魔王の地から離れておる。魔族の配下のモンスターもこのあたりは弱い尖兵やノラくらいしかおらん。レベルを上げ、スキルを上げ、少しずつ領土を平和にしてくれ。領地を平和にした暁には、城からささやかながら褒賞をだそう。
其方の行く末を楽しみにしておる。では、ぎっくり腰のため、話はここまでだ。
旅立て勇者よ!!」
王様は、床に寝そべりながら、高圧的に言い放った。
勇者は驚いてびっくりした。
そして、屈強な文官3人に、体を持ち上げられ、城の外に出された。
城門は、がっしゃーんと閉ざされた。
(いやいや、昭和のロープレでももう少し対応はマシですよ。テンプレ勇者なんて大嫌いだ!!)
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
勇者は、夜まで待ち、城へ忍び込んだ。
食堂へいくと、王の晩餐の残り物が置いてあった。
(なんだ、やっぱり予算がないといいながら、豪勢なものを食ってるじゃないか。)
(テンプレ勇者だと、この後、各部屋の宝箱とタンスとツボを漁って初期の投資物の確保だな。
流石にバレるとまずいだろうから、こっそりやるとしよう。)
と勇者は、忍び足で、各部屋を巡り、
・100万ループ、
・鉄の剣
・皮の鎧、
・シミのついたブリーフ
・エッチな下着
・王冠
を手に入れた。
装備としては、大分しんみりしてるがもらった装備からすればだいぶましだろ。
軍資金も手に入れたので、見つかる前に旅へと出かけさせてもらおうか。
かくして、勇者は、城を旅立つのであった。
(テンプレ勇者なんて大嫌いだ。
もっとチートで、ハーレムで、ちやほやする異世界召喚にして下さい。)
「ようこそ参られた勇者よ。
我はこの地方の王 コッペルヘルグ3世である。
女神に対価を差し出して、其方をこの地へと召喚して頂いた。
女神よりご説明があったかと思うが、魔王が現れ、現在人類は魔族と全面戦争を行なっている。
其方には、是非魔王の元へ赴き討伐して頂きたい。
この地を旅立つにあたり、お渡ししたいものがある。
大臣!例のものを渡してくれ。」
「はい、王様。」
と大臣はせかせかと金の宝箱を雇われ勇者の元へ持ってくる。
「こちらが勇者様にお渡しするものとなっております。中をご確認ください。」
勇者は、宝箱を開けた。
中には、かしの木の棒
Tシャツ
短パン
木の靴
鍋の蓋
50ループ
布の袋
携帯食料 2つ
が入っていた。勇者はびっくりする。
(どこの昭和の勇者のクエストだ!!)
(人を異世界から召喚して、おいて、なぜこんなものしか用意しない!これで魔王倒せとかふざけてるにも程があるだろ!!)
龍王は、来る前に確認しておいた特殊スキル:【魔女の一撃】を発動した。
王様と大臣は、ぎっくり腰となり、床に倒れた。
2人はピクピクしている。。。。
「王様どうなされましたか?」
龍王は平然と王様と大臣に声をかける。
王は
「どうやら持病のぎっくり腰になったみたいじゃ、勇者よ誠に申し訳ない。全面戦争中ゆえ、予算が全くかけられなんだ。本来なら、家宝の装備と勇敢な僧侶と魔法使いもつける必要があるのだが、出払っておって事務官しかおらん。」
「勇者には、自分で強くなってもらうしかない。
幸いなことに、うちの領土は、魔王の地から離れておる。魔族の配下のモンスターもこのあたりは弱い尖兵やノラくらいしかおらん。レベルを上げ、スキルを上げ、少しずつ領土を平和にしてくれ。領地を平和にした暁には、城からささやかながら褒賞をだそう。
其方の行く末を楽しみにしておる。では、ぎっくり腰のため、話はここまでだ。
旅立て勇者よ!!」
王様は、床に寝そべりながら、高圧的に言い放った。
勇者は驚いてびっくりした。
そして、屈強な文官3人に、体を持ち上げられ、城の外に出された。
城門は、がっしゃーんと閉ざされた。
(いやいや、昭和のロープレでももう少し対応はマシですよ。テンプレ勇者なんて大嫌いだ!!)
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
勇者は、夜まで待ち、城へ忍び込んだ。
食堂へいくと、王の晩餐の残り物が置いてあった。
(なんだ、やっぱり予算がないといいながら、豪勢なものを食ってるじゃないか。)
(テンプレ勇者だと、この後、各部屋の宝箱とタンスとツボを漁って初期の投資物の確保だな。
流石にバレるとまずいだろうから、こっそりやるとしよう。)
と勇者は、忍び足で、各部屋を巡り、
・100万ループ、
・鉄の剣
・皮の鎧、
・シミのついたブリーフ
・エッチな下着
・王冠
を手に入れた。
装備としては、大分しんみりしてるがもらった装備からすればだいぶましだろ。
軍資金も手に入れたので、見つかる前に旅へと出かけさせてもらおうか。
かくして、勇者は、城を旅立つのであった。
(テンプレ勇者なんて大嫌いだ。
もっとチートで、ハーレムで、ちやほやする異世界召喚にして下さい。)
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