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第3章 雇われ勇者は、雇い主編
【雇用№026】雇われ勇者 ティタニアさんは今?
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(はぁ~、さっきは大変だったわ。まさか私の美貌に惹かれるかのように、有象無象の魔族共が襲ってきちゃったし。美しすぎるのもダメね~)
ティタニアは、小さな羽をたたんだ状態でチルのバッグの中で体育ずわりをしながらぼやいていた。
でも精霊王様の言ってた、人族の勇者:リュウに会えたのは幸運だったわ。もしかしたら、勇者の方も私の魅力にひかれてきたのかも。私って結構な運命を持っている精霊なのよね。困ったものだわ。
一人で首をふりながら物思いにふける妖精。。。
人族とは、本来精霊樹を切った人族相手なので、ちょっと言いたいことは沢山あるけど、ここは我慢よね。敵の敵は味方っていうし。
それに下っ端にどれだけ言ったことで何も変わらないわ。だって、数百年も前のことだし、人族って寿命が短いから、そんなことがあったことさえ覚えている人なんていないんだから。
あっ、そこの君。私の年齢を考えちゃだめよ。女の人にとって年齢はタブーなんですからね。メッ。
精霊王様から与えられている私の使命は。
1.精霊樹の苗を薬儒の森に植えること。
2.植えた精霊樹に魔族がちょっかいできないように結界をはること。
3.各地にある魔霊樹を伐採すること。
の3つだけど、1,2は超天才的な能力を持つティタニアさんなら、体調さえ戻れば問題なく出来るわ。ちょちょいのちょいよ。
ま~その天才的な能力を持つ私でもちょっと、薬儒の森では油断したかな。
ちょっとお腹が空いてたから、綺麗な赤色の花が咲いていて甘いいい香りがしてたのが悪いのよね。
精霊の中でも妖精の好物って花の蜜じゃない、そりゃお腹空いてたら、蜜を食べにいくわよ。
それがまさかあんなことになるとは。
・
・
・
は~思いだすだけでも嫌になるわ。
蜜をちょっと啜ってたら、ちょっとよ、ちょっと。ほんのちょっとだけよ。
時間にしたら、1時間にも満たないわ。
であんまりにいい香りがして、芳醇なものんだから、他に意識を向けるのを忘れて蜜を啜ってたのがまずかったのよね。
魔虫の蜂がいるとは思わなかった。油断してて、お尻の針で身体をチクッテひどくない??
ちょっとそこの君、今全然たいしたことないよねって思ったでしょ。
考えが甘いわね。私はね。あなたたち人族よりも大分小さいのよ。
そうね。蜂よりも若干私の方が大きいくらいかも。
そんな蜂と同等サイズの私に針をブスッとよ。あなたたち人間にしたら、極太サイズの槍みたいな注射を体に刺されたのよ。実際にはかすっただけだけど。
ま~それでもかすった上に怪我したもんだから、あいつら、魔虫だから、針を通して魔素と神経毒を送りこんできやがったの。も~~すんごい腹がたったわ。私の体にあなたの汚い汁を入れやがって。。。。。
で、結局毒が回る前に、蜂からは逃げられたのよね。そのせいで気が動転して、いつもは、人族からは常に見えないようになっているのに。なぜか、チルに倒れている所を見つけられてしまったのよね。
失態だったわ。でも、それも運命だったのよね。今思いおこせば。。
だってそのおかげで人族の勇者と出会うことになったんだから。でもでも、油断してたからって、おかしいのよ。
精霊族は、人に姿を見せようとしない限り見えない存在なのに。。。。
なんでチルには私の高貴で、チャーミングな姿が見えたのかしら。
は~~退屈。
体調がなかなか治らないから、空を飛ぶこともあんまり出来ないし。魔族にもし見つかったら、危険だもんね。治るまではこのままバッグの中での暮らしか。。。。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
チルったら、鼻歌交じりで宿屋を出る準備してご機嫌ね。そんなにリュウって勇者がいいのかしら。
あんな普通の男じゃなくても、もっと、かっこよくて、私の言う事を聞いてくれるイケメンな勇者様がよかったな。
でも、これから、どうしよう。宿屋に居る時はチルの部屋なら、出てて、飛び回っても問題なかったけど。リュウのとこにいくのよね。でもあいつは勇者だし、私のことを知っているから大丈夫ね。
きっといたいけな美少女が体調を崩してたら、美味しい花の蜜を沢山持ってきてくれるわ。あら着いたのね。チルったらあんなテンションの高い声でリュウに声かけて。ほんと、どこがいいのかしらね。
あら、やだ。リュウ以外の話声が聞こえるわ。しかも二人!!!ちょっとこれじゃ~外に出られないじゃないの。私がでたら、もしかしたら、私の高貴さで、見られるかもしれないし。チルに見えているから、他の人間にも見えているのだと思うんだけど。
グラマンの髭おじさんとリュウとの話あいの時は、見えるように意識はしたけど。
意識してない今の状態で、人間に見えるのかしら。チルには見えているみたいだから。この子だけが特別なのか、はたまた体調が悪いだけなのか確認ができないのが問題よね。は~~しかたない。二人が消えるまではこの狭くて暗いバックの中でお休みしていることにしましょうか。
ふ~~~お休み。
あっそこの君。今君たちに話した内容はリュウやチル他の人族には絶対言っちゃダメなんだからね。
超絶天才美妖精のティタニアお姉さんと君たちだけの秘密だよ。
約束ね。
じゃ、まったね~~~~~。
ティタニアは、小さな羽をたたんだ状態でチルのバッグの中で体育ずわりをしながらぼやいていた。
でも精霊王様の言ってた、人族の勇者:リュウに会えたのは幸運だったわ。もしかしたら、勇者の方も私の魅力にひかれてきたのかも。私って結構な運命を持っている精霊なのよね。困ったものだわ。
一人で首をふりながら物思いにふける妖精。。。
人族とは、本来精霊樹を切った人族相手なので、ちょっと言いたいことは沢山あるけど、ここは我慢よね。敵の敵は味方っていうし。
それに下っ端にどれだけ言ったことで何も変わらないわ。だって、数百年も前のことだし、人族って寿命が短いから、そんなことがあったことさえ覚えている人なんていないんだから。
あっ、そこの君。私の年齢を考えちゃだめよ。女の人にとって年齢はタブーなんですからね。メッ。
精霊王様から与えられている私の使命は。
1.精霊樹の苗を薬儒の森に植えること。
2.植えた精霊樹に魔族がちょっかいできないように結界をはること。
3.各地にある魔霊樹を伐採すること。
の3つだけど、1,2は超天才的な能力を持つティタニアさんなら、体調さえ戻れば問題なく出来るわ。ちょちょいのちょいよ。
ま~その天才的な能力を持つ私でもちょっと、薬儒の森では油断したかな。
ちょっとお腹が空いてたから、綺麗な赤色の花が咲いていて甘いいい香りがしてたのが悪いのよね。
精霊の中でも妖精の好物って花の蜜じゃない、そりゃお腹空いてたら、蜜を食べにいくわよ。
それがまさかあんなことになるとは。
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は~思いだすだけでも嫌になるわ。
蜜をちょっと啜ってたら、ちょっとよ、ちょっと。ほんのちょっとだけよ。
時間にしたら、1時間にも満たないわ。
であんまりにいい香りがして、芳醇なものんだから、他に意識を向けるのを忘れて蜜を啜ってたのがまずかったのよね。
魔虫の蜂がいるとは思わなかった。油断してて、お尻の針で身体をチクッテひどくない??
ちょっとそこの君、今全然たいしたことないよねって思ったでしょ。
考えが甘いわね。私はね。あなたたち人族よりも大分小さいのよ。
そうね。蜂よりも若干私の方が大きいくらいかも。
そんな蜂と同等サイズの私に針をブスッとよ。あなたたち人間にしたら、極太サイズの槍みたいな注射を体に刺されたのよ。実際にはかすっただけだけど。
ま~それでもかすった上に怪我したもんだから、あいつら、魔虫だから、針を通して魔素と神経毒を送りこんできやがったの。も~~すんごい腹がたったわ。私の体にあなたの汚い汁を入れやがって。。。。。
で、結局毒が回る前に、蜂からは逃げられたのよね。そのせいで気が動転して、いつもは、人族からは常に見えないようになっているのに。なぜか、チルに倒れている所を見つけられてしまったのよね。
失態だったわ。でも、それも運命だったのよね。今思いおこせば。。
だってそのおかげで人族の勇者と出会うことになったんだから。でもでも、油断してたからって、おかしいのよ。
精霊族は、人に姿を見せようとしない限り見えない存在なのに。。。。
なんでチルには私の高貴で、チャーミングな姿が見えたのかしら。
は~~退屈。
体調がなかなか治らないから、空を飛ぶこともあんまり出来ないし。魔族にもし見つかったら、危険だもんね。治るまではこのままバッグの中での暮らしか。。。。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
チルったら、鼻歌交じりで宿屋を出る準備してご機嫌ね。そんなにリュウって勇者がいいのかしら。
あんな普通の男じゃなくても、もっと、かっこよくて、私の言う事を聞いてくれるイケメンな勇者様がよかったな。
でも、これから、どうしよう。宿屋に居る時はチルの部屋なら、出てて、飛び回っても問題なかったけど。リュウのとこにいくのよね。でもあいつは勇者だし、私のことを知っているから大丈夫ね。
きっといたいけな美少女が体調を崩してたら、美味しい花の蜜を沢山持ってきてくれるわ。あら着いたのね。チルったらあんなテンションの高い声でリュウに声かけて。ほんと、どこがいいのかしらね。
あら、やだ。リュウ以外の話声が聞こえるわ。しかも二人!!!ちょっとこれじゃ~外に出られないじゃないの。私がでたら、もしかしたら、私の高貴さで、見られるかもしれないし。チルに見えているから、他の人間にも見えているのだと思うんだけど。
グラマンの髭おじさんとリュウとの話あいの時は、見えるように意識はしたけど。
意識してない今の状態で、人間に見えるのかしら。チルには見えているみたいだから。この子だけが特別なのか、はたまた体調が悪いだけなのか確認ができないのが問題よね。は~~しかたない。二人が消えるまではこの狭くて暗いバックの中でお休みしていることにしましょうか。
ふ~~~お休み。
あっそこの君。今君たちに話した内容はリュウやチル他の人族には絶対言っちゃダメなんだからね。
超絶天才美妖精のティタニアお姉さんと君たちだけの秘密だよ。
約束ね。
じゃ、まったね~~~~~。
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