84 / 188
第6章 精霊樹の苗木 準備編
【雇用№83】薬儒の森 大きな穴と熊の死骸3
しおりを挟む
「それでリュウ兄ちゃんはどうやって、ボス熊を弱らせたの?」
もう喋ってしまうか、切り札の一つだから誰にも知られないようにしてたんだが、9回使ってしまった今となっては、切り札ではなく、単なる自爆装置だからな。
「ふむ、チルここだけの話だ他の誰にも話したらダメだよ。ティタニアも秘密で頼む」
「うん、ってこのやりとりしたら結局数日のうちにリュウ兄ちゃんから秘密が漏れてない?」
「いや、そんなことも・・・・あるかもしれないが・・・・一応秘密で頼むよ」
「うん、わかったよ。私から漏らすようなことはしないよ。それで、その秘密って」
「実はこの世界に着た時に、ユーザーインターフェースええと、魔法の手帳以外にももう一つスキルを貰っていてだな。それが『魔女の一撃』とうものなんだ。これは、視認した相手をぎっくり腰に変えるものなんだ。」
「リュウ兄ちゃん。ぎっくり腰って?」
「ああ、チルは若いから知らないわな。こないだ、ランニングして足が攣ってたじゃないか?」
「うん」
「それと同じような症状が、腰にくるんだよ。これを喰らった人間はまともに痛みで立っていられなくなるんだ。そして、効果時間が、足が攣るよりも比較的長い。」
「それってかなり痛そうだね。私には使わないですよ。それに長いってどれくらい?足は1時間も休んでれば収まるよ。」
「そうだな早くて2~3日、遅ければ1週間てところだな。」
「そんなに長いの。ぜえ~~~~~ったい私に使っちゃだめだからね。でもそんな攻撃、人間にしたら無敵じゃないの?」
「そう、これは無敵のスキルなんだ。なにせ僕が視認して、スキルを発動すればほぼ100%命中して、効果が発生するからね。しかし、その無敵のスキルももう使えなくなってしまった。」
「えっ、どうして、今回の熊もそれで倒したんでしょ?なら、使えるんじゃないの?」
「回数制限があってね、次の1回を使えば、僕自身にそれが返ってくるんだよ。なので、戦闘中には確実に使えなくなったんだよ。切り札の1個がなくなったんだ。これまで幾度となくピンチを救ってくれたスキルではあるが、もう使えないスキルなんだよ。」
「自分にかかるの?それは使いたくはないよね。でも、痙攣(痙攣)なら、ポーションか何かで治ることはないのかな?」
「それに関しては今の所はわからないだ。なにせ秘密にしてたから、実験で使ったことがなくてね。治療可能なものかの確認が出来ていないんだよ。時間がある時にしようかと思ったけど、今回の戦闘で、残りの回数全部使ってしまったから、実験が出来なくなったんだよ。」
「それは、危険だね。でも、治療できるか確認しないと、また次のピンチの時がやばいんじゃないの?」
「そうやばいんだ。今回の戦闘は、「魔女の一撃」がなければ、恐らくボスも、チルもウリもそして僕もやられていただろう。次の戦闘がこれ以上になるかもしれないのに、切り札がないのは非常につらい。」
話ながら整理を進めていたので、あらかた、熊は全て穴の外へ放り出せた。木や石が転がって入るがま~これは自然物だし、問題もないだろう。
「よし、チル話は一旦ここまでだ。その話は帰り道かかえってから行おう。実験使用にもここでは身動きが取れなくなって危ないからな」
「そうだね。その時は私も手伝うよ。だって、リュウ兄ちゃん動けなくなるんでしょ」
「そうだね。その時は頼むよチル。看病お願いします」
うっ、どこかの寝たきり老人や病人になった気分だよ。まだ若いし、元気なのに。。。。
「チルは、精霊樹のダガーを使って、魔石を取り出してくれ。僕はその間、この大きな穴を魔法で埋めて整地する。あと、熊は一応全部持って帰る予定だから、血抜きしといてね。」
「うん、わかったよ。リュウ兄ちゃん。」
そう言って、チルは精霊樹のダガーを使って、胸に埋まっている、魔石を取り出していく。
うん、魔熊とは言っても、大丈夫そうだな。正直チルの力で出来るのか疑問だったけど。なら、僕は穴埋めを頑張りますか。
『アースコントロール』で、穴をドンドン埋めていく。マジックプログラミングで設定値を変更して、柔らかい土で、体積をなるべく大きく設定した行った。
十数回やって、ようやく、穴全体を埋めることが出来た。
さて、歩いてみるか、っとちょっと足をいれると、ズボット嵌ってしまった。これは、砂地のものににているな。もうちょっとかさましして、自重で固めてしまおう。
もう3~4回やって、少しなだらかな小山を作成した。踏みつけると、足は少し沈むが、ま~ほかに比べて沈み過ぎることもなかった。
「ティタニア、チルこっちは埋め終わったよ。そっちはどうだい?」
「リュウ兄ちゃん、こっちは7体終わったよ。最後のボス熊が固くてダガーが入らないよ」
「なら、それは後回しだな。血抜きは出来ているかい?」
「それも刃が入らないから出来てない。」
「ちょっとまって、今そっちに行くよ」
僕は長刀を持って、ボス熊とチルの所に行った。
チルに手をだして、ダガーを貸してもらった。
もう喋ってしまうか、切り札の一つだから誰にも知られないようにしてたんだが、9回使ってしまった今となっては、切り札ではなく、単なる自爆装置だからな。
「ふむ、チルここだけの話だ他の誰にも話したらダメだよ。ティタニアも秘密で頼む」
「うん、ってこのやりとりしたら結局数日のうちにリュウ兄ちゃんから秘密が漏れてない?」
「いや、そんなことも・・・・あるかもしれないが・・・・一応秘密で頼むよ」
「うん、わかったよ。私から漏らすようなことはしないよ。それで、その秘密って」
「実はこの世界に着た時に、ユーザーインターフェースええと、魔法の手帳以外にももう一つスキルを貰っていてだな。それが『魔女の一撃』とうものなんだ。これは、視認した相手をぎっくり腰に変えるものなんだ。」
「リュウ兄ちゃん。ぎっくり腰って?」
「ああ、チルは若いから知らないわな。こないだ、ランニングして足が攣ってたじゃないか?」
「うん」
「それと同じような症状が、腰にくるんだよ。これを喰らった人間はまともに痛みで立っていられなくなるんだ。そして、効果時間が、足が攣るよりも比較的長い。」
「それってかなり痛そうだね。私には使わないですよ。それに長いってどれくらい?足は1時間も休んでれば収まるよ。」
「そうだな早くて2~3日、遅ければ1週間てところだな。」
「そんなに長いの。ぜえ~~~~~ったい私に使っちゃだめだからね。でもそんな攻撃、人間にしたら無敵じゃないの?」
「そう、これは無敵のスキルなんだ。なにせ僕が視認して、スキルを発動すればほぼ100%命中して、効果が発生するからね。しかし、その無敵のスキルももう使えなくなってしまった。」
「えっ、どうして、今回の熊もそれで倒したんでしょ?なら、使えるんじゃないの?」
「回数制限があってね、次の1回を使えば、僕自身にそれが返ってくるんだよ。なので、戦闘中には確実に使えなくなったんだよ。切り札の1個がなくなったんだ。これまで幾度となくピンチを救ってくれたスキルではあるが、もう使えないスキルなんだよ。」
「自分にかかるの?それは使いたくはないよね。でも、痙攣(痙攣)なら、ポーションか何かで治ることはないのかな?」
「それに関しては今の所はわからないだ。なにせ秘密にしてたから、実験で使ったことがなくてね。治療可能なものかの確認が出来ていないんだよ。時間がある時にしようかと思ったけど、今回の戦闘で、残りの回数全部使ってしまったから、実験が出来なくなったんだよ。」
「それは、危険だね。でも、治療できるか確認しないと、また次のピンチの時がやばいんじゃないの?」
「そうやばいんだ。今回の戦闘は、「魔女の一撃」がなければ、恐らくボスも、チルもウリもそして僕もやられていただろう。次の戦闘がこれ以上になるかもしれないのに、切り札がないのは非常につらい。」
話ながら整理を進めていたので、あらかた、熊は全て穴の外へ放り出せた。木や石が転がって入るがま~これは自然物だし、問題もないだろう。
「よし、チル話は一旦ここまでだ。その話は帰り道かかえってから行おう。実験使用にもここでは身動きが取れなくなって危ないからな」
「そうだね。その時は私も手伝うよ。だって、リュウ兄ちゃん動けなくなるんでしょ」
「そうだね。その時は頼むよチル。看病お願いします」
うっ、どこかの寝たきり老人や病人になった気分だよ。まだ若いし、元気なのに。。。。
「チルは、精霊樹のダガーを使って、魔石を取り出してくれ。僕はその間、この大きな穴を魔法で埋めて整地する。あと、熊は一応全部持って帰る予定だから、血抜きしといてね。」
「うん、わかったよ。リュウ兄ちゃん。」
そう言って、チルは精霊樹のダガーを使って、胸に埋まっている、魔石を取り出していく。
うん、魔熊とは言っても、大丈夫そうだな。正直チルの力で出来るのか疑問だったけど。なら、僕は穴埋めを頑張りますか。
『アースコントロール』で、穴をドンドン埋めていく。マジックプログラミングで設定値を変更して、柔らかい土で、体積をなるべく大きく設定した行った。
十数回やって、ようやく、穴全体を埋めることが出来た。
さて、歩いてみるか、っとちょっと足をいれると、ズボット嵌ってしまった。これは、砂地のものににているな。もうちょっとかさましして、自重で固めてしまおう。
もう3~4回やって、少しなだらかな小山を作成した。踏みつけると、足は少し沈むが、ま~ほかに比べて沈み過ぎることもなかった。
「ティタニア、チルこっちは埋め終わったよ。そっちはどうだい?」
「リュウ兄ちゃん、こっちは7体終わったよ。最後のボス熊が固くてダガーが入らないよ」
「なら、それは後回しだな。血抜きは出来ているかい?」
「それも刃が入らないから出来てない。」
「ちょっとまって、今そっちに行くよ」
僕は長刀を持って、ボス熊とチルの所に行った。
チルに手をだして、ダガーを貸してもらった。
0
あなたにおすすめの小説
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
アルフレッドは平穏に過ごしたい 〜追放されたけど謎のスキル【合成】で生き抜く〜
芍薬甘草湯
ファンタジー
アルフレッドは貴族の令息であったが天から与えられたスキルと家風の違いで追放される。平民となり冒険者となったが、生活するために竜騎士隊でアルバイトをすることに。
ふとした事でスキルが発動。
使えないスキルではない事に気付いたアルフレッドは様々なものを合成しながら密かに活躍していく。
⭐︎注意⭐︎
女性が多く出てくるため、ハーレム要素がほんの少しあります。特に苦手な方はご遠慮ください。
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
ファンタジー
毒親の父が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い、残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
連載時、HOT 1位ありがとうございました!
その他、多数投稿しています。
こちらもよろしくお願いします!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394
酒好きおじさんの異世界酒造スローライフ
天野 恵
ファンタジー
酒井健一(51歳)は大の酒好きで、酒類マスターの称号を持ち世界各国を飛び回っていたほどの実力だった。
ある日、深酒して帰宅途中に事故に遭い、気がついたら異世界に転生していた。転移した際に一つの“スキル”を授かった。
そのスキルというのは【酒聖(しゅせい)】という名のスキル。
よくわからないスキルのせいで見捨てられてしまう。
そんな時、修道院シスターのアリアと出会う。
こうして、2人は異世界で仲間と出会い、お酒作りや飲み歩きスローライフが始まる。
俺得リターン!異世界から地球に戻っても魔法使えるし?アイテムボックスあるし?地球が大変な事になっても俺得なんですが!
くまの香
ファンタジー
鹿野香(かのかおる)男49歳未婚の派遣が、ある日突然仕事中に異世界へ飛ばされた。(←前作)
異世界でようやく平和な日常を掴んだが、今度は地球へ戻る事に。隕石落下で大混乱中の地球でも相変わらず呑気に頑張るおじさんの日常。「大丈夫、俺、ラッキーだから」
死んだはずの貴族、内政スキルでひっくり返す〜辺境村から始める復讐譚〜
のらねこ吟醸
ファンタジー
帝国の粛清で家族を失い、“死んだことにされた”名門貴族の青年は、
偽りの名を与えられ、最果ての辺境村へと送り込まれた。
水も農具も未来もない、限界集落で彼が手にしたのは――
古代遺跡の力と、“俺にだけ見える内政スキル”。
村を立て直し、仲間と絆を築きながら、
やがて帝国の陰謀に迫り、家を滅ぼした仇と対峙する。
辺境から始まる、ちょっぴりほのぼの(?)な村興しと、
静かに進む策略と復讐の物語。
『辺境伯一家の領地繁栄記』スキル育成記~最強双子、成長中~
鈴白理人
ファンタジー
ラザナキア王国の国民は【スキルツリー】という女神の加護を持つ。
そんな国の北に住むアクアオッジ辺境伯一家も例外ではなく、父は【掴みスキル】母は【育成スキル】の持ち主。
母のスキルのせいか、一家の子供たちは生まれたころから、派生スキルがポコポコ枝分かれし、スキルレベルもぐんぐん上がっていった。
双子で生まれた末っ子、兄のウィルフレッドの【精霊スキル】、妹のメリルの【魔法スキル】も例外なくレベルアップし、十五歳となった今、学園入学の秒読み段階を迎えていた──
前作→『辺境伯一家の領地繁栄記』序章:【動物スキル?】を持った辺境伯長男の場合
セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~
空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。
もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。
【お知らせ】6/22 完結しました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる