108 / 583
第三章『叡智を求める者』
第百七話『眠らない理由』
しおりを挟む
「……さて、そろそろローナンに差し入れを持っていかねばな。アイツは食が細いとはいえ、食べ盛りであることに変わりはないのだから」
バーレイがそんなことを言いだしたのは、アポストレイが走り出してから大体十時間が経っただろうかと言う時の事だった。その右手には結構な量の干し肉が握られていて、しっかりと栄養を取らせようという意図をありありとこちらに伝えてきている。
俺はと言うと茶菓子やらなんやらで結構満足しており、特にご飯を食べたいとも思えなかった。それは他の二人にとっても同じなのか、唐突に取り出された干し肉を羨むでもない様子で見つめている。
「栄養を取るのは良いけど、それをそのまま食べることはできないでしょう? それとも、コックピットには簡易的な調理システムがあるとか?」
バーレイの手のひらからはみ出している干し肉を見つめつつ、どこか心配するようにリリスはそう問いかける。しっかり塩漬けにされているそれをそのまま食べさせようとしていたら問題もいいところだが、幸いなことにバーレイはしっかりと首を縦に振った。
「ああ、コックピットには魔術コンロが備え付けてあるんだ。水は魔術で賄うことが出来るから、それだけあればすぐに干し肉入りのスープが作れるといった寸法だな」
「へえ、それは賢い仕組みだね。仮に長旅になっても大丈夫なよう、甘味から主食までしっかりと備え付けてあるってわけだ」
バーレイの説明を聞いて、ツバキは興味深そうに唸りを上げる。水を魔術から賄っているという話も相まって、その食事スタイルは冒険者に近しいもののように思えた。
ま、今の技術じゃ度に持っていける食べ物も限られてるからな……目指すゴールが違うから冒険者と研究者って区分けされてるだけで、その食事スタイルとかは割と変わりないのかもしれない。
「そう言うことだから、私はコックピットに行ってくる。そのついでにここからの運行ルートとかも聞いてくるから、お前たちはここでゆっくりくつろいでいてくれ」
干し肉を手に持ったまま話をまとめて、バーレイはくるりと俺たちに背を向ける。そのまま足早にコックピットへと向かうと、重々しい装飾が為された扉をくぐってコックピットへと消えていった。
「……ふう。大分リラックスしてたけど、やっぱり三人でいる時が一番気が楽ね……」
それを見送るなり、ただでさえ思い切り座席にもたれかかっていたリリスが更に体重を預ける。よほど脱力しているのか、その体はずるずると地面に向かって投げ出されていた。
「そうだね……。楽しい時間ではあったけど、緊張が抜けきることはそう言えばあまりなかったな」
その姿をほほえましく見つめながら、ツバキは大きく伸びを一つ。リリスよりはシャキッとした姿勢を保ってはいたが、その表情には疲れと安堵がはっきりと表れていた。
「いくら打ち解けられそうだとは言え、アイツが研究院の一員であることには変わりないからな……。ほんと、脳内にちらつくだけでもうっとうしい奴もいたもんだ」
今もにんまりと笑っているウェルハルトのシルエットを否定しながら、俺は二人の疲労感に教官を示す。『双頭の獅子』に居た時も同じような居心地の悪さを感じた時はあったが、今日のそれはもっと根が深いものであるように思えた。
『双頭の獅子』、と言うかクラウスやカレンに感じていたそれが引け目とか威圧感のそれだったのに対して、今の奴は俺たちとバーレイの所属の違いの問題だからな……。あくまで個人間に過ぎないのとは違って、今俺たち四人を取り巻いていたのはもっと根が深いものだ。
「それと十時間も一緒に居ればそりゃ突かれるのだって仕方ねえよ。……まあ、窓が閉じてるからほんとに十時間なのかってのも怪しいけどさ」
最初の戦闘も含めて魔物を撃墜したのは四回、それも一切の苦戦をすることなくアポストレイはここまで運行を進めている。戦闘態勢に入って窓が露出した時を見計らって外の様子を見つめてはいたが、それにしたって時間を正確に把握するのは無理難題というものだった。
腹時計は正確だなんて言い文句があるが、それも茶菓子によって作動してない状況だからな……俺たちが互いに話す以外の娯楽を持たないのも外の景色が見えないからだし、窓がめったに現れないこの舟の作り自体がこの部屋を異質なものに作り替えているのかもしれなかった。
「……あ、もう十時間なの……? それなら、これだけ眠いのも納得できる話ね……」
体内時計がすっくり狂っていたらしきリリスは、低い姿勢で座席にもたれかかったまま声を上げる。もう相当眠気が来てるらしく、その声は普段よりも数段柔らかく聞こえた。
バーレイがいた時はまだしゃっきりしてただろうに、本当にすごい変化っぷりだな……。それだけ俺たちの前ではリラックスできてるってことだし、それはそれで嬉しい事なんだけどさ。
「ボクたち、今日は早起きだったものね……。リリスの姿を見ていると、ボクもなんだか眠くなってきたよ」
目を軽くこすりながら、ツバキもリリスに追随する。時間間隔が狂わされるこの空間は、自己管理に優れたツバキをも眠気に包んでいるようだった。
俺はと言えば、疲れたという感情はあれ眠いというふうにはならない。……というか、たとえ勧められたとしても寝ようという気になるとは思えなかった。
「あんまり眠いのを我慢してもよくないし、ヤバそうだったら無理せず寝てろよ? 目的地に着いたときに揃って寝不足とか、笑い話にするのも難しそうだからな」
そんな俺の事は棚に上げておきつつ、俺は二人にそう促す。……すると、下の方からとても熱烈な視線が俺に向けられた。
「……その提案、ありがたく受けさせてもらうわ。寝られるところで寝ておくのは、護衛でも冒険者でも大事なことだし」
「ああ、珍しい共通点だね。……マルク、ボクもその言葉に甘えていいかい?」
「勿論だ。お前たちがどれだけ万全に動けるかが、そのまま俺たちがどれだけ仕事できるかに繋がるんだからな」
どこか申し訳なさそうなツバキの視線を受けつつ、俺は迷うことなく頷く。二人が万全でいてくれるということは、『夜明けの灯』が盤石であるということとほぼ同義と言って良かった。
「俺もどっかで仮眠は挟むから、俺の事は気にせずゆっくり寝ててくれ。せっかく何もしなくても目的地に向かってくれてるんだからな」
「そうね。……それじゃあ、おやすみなさい」
「おやすみ。……ありがとうね、マルク」
「睡眠はいつだって大事だからな、気にしないで大丈夫だ。……くれぐれも寝違えるなよ?」
冗談めかした俺の言葉に対して、二人から言葉が返ってくることはない。慣れない状況だらけでよほど疲れていたのか、すぐに二人は眠りの世界に誘われていた。
普段は頼もしいその表情も、寝ている時は年相応のあどけないものに変わる。そのリラックスしきった表情は、商会の護衛たちは絶対に知り得ないものだろう。
「……それを守るのが俺の役割、ってな」
二人の寝顔を見つめながら、俺も座席に思い切りもたれかかる。そのまま目を瞑れば俺もいつかは夢の世界に向かえるのだろうが、そうする気は微塵も起きてくれなかった。
なぜならここは『アポストレイ』の中。言い換えてしまえば、研究院の領域と言っても差し支えないものであるわけで――
「……おや、お前は寝ていないのか。寝不足は不調の下だぞ?」
――それを作り上げたバーレイと言う研究者に対して、俺が警戒しないわけにはいかないからである。
バーレイがそんなことを言いだしたのは、アポストレイが走り出してから大体十時間が経っただろうかと言う時の事だった。その右手には結構な量の干し肉が握られていて、しっかりと栄養を取らせようという意図をありありとこちらに伝えてきている。
俺はと言うと茶菓子やらなんやらで結構満足しており、特にご飯を食べたいとも思えなかった。それは他の二人にとっても同じなのか、唐突に取り出された干し肉を羨むでもない様子で見つめている。
「栄養を取るのは良いけど、それをそのまま食べることはできないでしょう? それとも、コックピットには簡易的な調理システムがあるとか?」
バーレイの手のひらからはみ出している干し肉を見つめつつ、どこか心配するようにリリスはそう問いかける。しっかり塩漬けにされているそれをそのまま食べさせようとしていたら問題もいいところだが、幸いなことにバーレイはしっかりと首を縦に振った。
「ああ、コックピットには魔術コンロが備え付けてあるんだ。水は魔術で賄うことが出来るから、それだけあればすぐに干し肉入りのスープが作れるといった寸法だな」
「へえ、それは賢い仕組みだね。仮に長旅になっても大丈夫なよう、甘味から主食までしっかりと備え付けてあるってわけだ」
バーレイの説明を聞いて、ツバキは興味深そうに唸りを上げる。水を魔術から賄っているという話も相まって、その食事スタイルは冒険者に近しいもののように思えた。
ま、今の技術じゃ度に持っていける食べ物も限られてるからな……目指すゴールが違うから冒険者と研究者って区分けされてるだけで、その食事スタイルとかは割と変わりないのかもしれない。
「そう言うことだから、私はコックピットに行ってくる。そのついでにここからの運行ルートとかも聞いてくるから、お前たちはここでゆっくりくつろいでいてくれ」
干し肉を手に持ったまま話をまとめて、バーレイはくるりと俺たちに背を向ける。そのまま足早にコックピットへと向かうと、重々しい装飾が為された扉をくぐってコックピットへと消えていった。
「……ふう。大分リラックスしてたけど、やっぱり三人でいる時が一番気が楽ね……」
それを見送るなり、ただでさえ思い切り座席にもたれかかっていたリリスが更に体重を預ける。よほど脱力しているのか、その体はずるずると地面に向かって投げ出されていた。
「そうだね……。楽しい時間ではあったけど、緊張が抜けきることはそう言えばあまりなかったな」
その姿をほほえましく見つめながら、ツバキは大きく伸びを一つ。リリスよりはシャキッとした姿勢を保ってはいたが、その表情には疲れと安堵がはっきりと表れていた。
「いくら打ち解けられそうだとは言え、アイツが研究院の一員であることには変わりないからな……。ほんと、脳内にちらつくだけでもうっとうしい奴もいたもんだ」
今もにんまりと笑っているウェルハルトのシルエットを否定しながら、俺は二人の疲労感に教官を示す。『双頭の獅子』に居た時も同じような居心地の悪さを感じた時はあったが、今日のそれはもっと根が深いものであるように思えた。
『双頭の獅子』、と言うかクラウスやカレンに感じていたそれが引け目とか威圧感のそれだったのに対して、今の奴は俺たちとバーレイの所属の違いの問題だからな……。あくまで個人間に過ぎないのとは違って、今俺たち四人を取り巻いていたのはもっと根が深いものだ。
「それと十時間も一緒に居ればそりゃ突かれるのだって仕方ねえよ。……まあ、窓が閉じてるからほんとに十時間なのかってのも怪しいけどさ」
最初の戦闘も含めて魔物を撃墜したのは四回、それも一切の苦戦をすることなくアポストレイはここまで運行を進めている。戦闘態勢に入って窓が露出した時を見計らって外の様子を見つめてはいたが、それにしたって時間を正確に把握するのは無理難題というものだった。
腹時計は正確だなんて言い文句があるが、それも茶菓子によって作動してない状況だからな……俺たちが互いに話す以外の娯楽を持たないのも外の景色が見えないからだし、窓がめったに現れないこの舟の作り自体がこの部屋を異質なものに作り替えているのかもしれなかった。
「……あ、もう十時間なの……? それなら、これだけ眠いのも納得できる話ね……」
体内時計がすっくり狂っていたらしきリリスは、低い姿勢で座席にもたれかかったまま声を上げる。もう相当眠気が来てるらしく、その声は普段よりも数段柔らかく聞こえた。
バーレイがいた時はまだしゃっきりしてただろうに、本当にすごい変化っぷりだな……。それだけ俺たちの前ではリラックスできてるってことだし、それはそれで嬉しい事なんだけどさ。
「ボクたち、今日は早起きだったものね……。リリスの姿を見ていると、ボクもなんだか眠くなってきたよ」
目を軽くこすりながら、ツバキもリリスに追随する。時間間隔が狂わされるこの空間は、自己管理に優れたツバキをも眠気に包んでいるようだった。
俺はと言えば、疲れたという感情はあれ眠いというふうにはならない。……というか、たとえ勧められたとしても寝ようという気になるとは思えなかった。
「あんまり眠いのを我慢してもよくないし、ヤバそうだったら無理せず寝てろよ? 目的地に着いたときに揃って寝不足とか、笑い話にするのも難しそうだからな」
そんな俺の事は棚に上げておきつつ、俺は二人にそう促す。……すると、下の方からとても熱烈な視線が俺に向けられた。
「……その提案、ありがたく受けさせてもらうわ。寝られるところで寝ておくのは、護衛でも冒険者でも大事なことだし」
「ああ、珍しい共通点だね。……マルク、ボクもその言葉に甘えていいかい?」
「勿論だ。お前たちがどれだけ万全に動けるかが、そのまま俺たちがどれだけ仕事できるかに繋がるんだからな」
どこか申し訳なさそうなツバキの視線を受けつつ、俺は迷うことなく頷く。二人が万全でいてくれるということは、『夜明けの灯』が盤石であるということとほぼ同義と言って良かった。
「俺もどっかで仮眠は挟むから、俺の事は気にせずゆっくり寝ててくれ。せっかく何もしなくても目的地に向かってくれてるんだからな」
「そうね。……それじゃあ、おやすみなさい」
「おやすみ。……ありがとうね、マルク」
「睡眠はいつだって大事だからな、気にしないで大丈夫だ。……くれぐれも寝違えるなよ?」
冗談めかした俺の言葉に対して、二人から言葉が返ってくることはない。慣れない状況だらけでよほど疲れていたのか、すぐに二人は眠りの世界に誘われていた。
普段は頼もしいその表情も、寝ている時は年相応のあどけないものに変わる。そのリラックスしきった表情は、商会の護衛たちは絶対に知り得ないものだろう。
「……それを守るのが俺の役割、ってな」
二人の寝顔を見つめながら、俺も座席に思い切りもたれかかる。そのまま目を瞑れば俺もいつかは夢の世界に向かえるのだろうが、そうする気は微塵も起きてくれなかった。
なぜならここは『アポストレイ』の中。言い換えてしまえば、研究院の領域と言っても差し支えないものであるわけで――
「……おや、お前は寝ていないのか。寝不足は不調の下だぞ?」
――それを作り上げたバーレイと言う研究者に対して、俺が警戒しないわけにはいかないからである。
10
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
宍戸亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる