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その後のおはなし
それから・10
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何を言われたのかわからなくて、涙が引っ込む。
「美亜から言ったんだよ。荷物は分けてって。こんなこと荷物だと思ってないけど。どんなことでも一緒に乗り越えていこうよ。傍にいたいんだ」
いつかの私の台詞を雅がなぞった。
雅に辿り着けるなら、どんなことでもやっていくんだと覚悟を決めて、無我夢中で言った言葉。
それを雅から言われる日が来るなんて夢にも思わなかった。
「まぁ、急にそんなこと言われても、俺を取り巻く環境を見て乗り気にはなれないよね。でも今度こそ親父に何も言われないように、仕事でちゃんと結果出してるから」
「仕事で結果って……」
「部内で営業成績1位取ったら、結婚相手について言及しないって約束させてるんだよ。今のところ良い線行ってるし、この調子で営業部にいる間はトップを維持するから。美亜のこと守るからね」
止まっていた涙が再びこぼれた。
私ばかだ。
雅が変わった、仕事ばっかりって、そんなに頑張る必要ないって……でも頑張ってたのって……。
「ハックション!!」
感極まってしゃくりあげた嗚咽は、雅の大きなくしゃみによってかき消された。
「き……決まらない……。格好悪くてごめん。えっと……体ちゃんと拭いて着替えてきます……」
深い溜息をついて、肩を落としながら雅はまたシャワーに戻った。
対する私は頭がキャパシティオーバーで、雅が戻ってくるまでずっと呆然としながら虚空を見つめていた。
宝くじで一億当たった人って……こんな感じなんだろうか……。
今日一日で、一生分の幸運を使い切ってしまった気がする。
ひょっとしたらこれは……夢?
雅のことを考えすぎて見た幻で、私はまだビルの向かいで雅のことを待っているのかもしれない。
「何ボーッとしてるの? こっちにおいでよ」
寝る支度を終えた雅が先にベッドに入り、私を手招く。
私、死ぬのかな。
今なら死んでも文句言えない気がするけど、結婚するまでは死にたくない。
あぁ、でも本当に結婚できるのなら、雅を残して死ねないし……それにまだ全然いちゃいちゃしてないし……。
延々と妄想をこじらせながら、雅の隣に猫のように体を滑り込ませた。
「はい」と差し出された腕に飛び込んで、すがりつくように抱きつく。
温かくて、生きていると実感する、懐かしい大好きな匂い。
やっと好きなだけ抱きしめられることが嬉しくて、また泣きそうになる。
「生きてて良かった……」と切実に思ったら、そのまま声に出していた。
そんな大げさな、って笑われる……と肩をすくめたら、抱きしめた分だけ抱きしめ返されて「同じこと思った」と耳元で雅が笑った。
幸せで、幸せで、幸せすぎて、恐い。
本当に私でいいのかな。
我に返った雅が、本当はもっと良い人がいたのにって……今日を後悔したらどうしよう。
不安をひとつずつ潰すように、私は雅に確認した。
「結婚するとしたら……余計……セックスできないのは困らない……?」
「なんで?」
「欲求不満になって他の人に目移りしたり……」
「どんな状況下でも不倫する人はするし、しない人はしないと思うんだけど……」
「あとは……結婚する前にお互いの体の相性を知っておいた方が良いとか聞くし……」
「知ってどうするの?」
「……え?」
「知って、美亜は俺と体の相性が悪かったら別れるの?」
「!? やだ! ち、ちがっ……違うよ。やだよ! 絶対嫌!!」
思わずガバッと跳ね起きた。
そんな末路、自分で言っておきながら想像するだけでも泣きそうになった。
「嫌だよ……。違う。でも……もしそうだったら……どうする? 私はどうすればいい……?」
狼狽する私に雅は「大丈夫だよ」と笑って、私の頬を撫でながら前を向かせた。
「もしも美亜が何か不満に思ったのなら教えて?」
「……不満なんて……」
「どんな些細なことでもいいよ。より良くなるように、ずっと努力を続けていくつもりだから」
「努力……?」
「うん。美亜がどこに何をされるのがいい……とか。どうされたいと思っているのか、少しずつ知っていけたらいいな」
雅の唇が、私の瞼にそっと触れる。
「一緒に気持ちよくなれなきゃ。する意味なんてないよ」
低く優しく諭す声。
私……無意識だったけど、雅にそんなこともしてあげられないんだ、って言ってしまった。
頭のどこかでセックスは恋人としての義務、奉仕だとでも思ってた?
恋人という肩書きだけじゃ不安だから、体で繋がれば……なんて、安直に雅を繋ぎ止める手段に使おうとしていた。
違うのに。
本当は、雅のことがただ好きで、大好きだからしたかった筈なのに。
純粋に雅を望んだ気持ちが、焦りや独占欲に支配されて歪んでしまっていたことに、ようやく気づかされた。
私って……短絡的で……なんて自己中心的だったんだろう……。
もう自己嫌悪禁止……なのに。
考えれば考えるほど自分の考えの浅さや愚かさに呆れてしまう。
どこまでも落ち込んでいけそうだったのに、次いで出た雅の言葉にマイナス思考は地平の彼方まで吹っ飛んだ。
「そんなわけで、美亜はどんなことをしたら気持ちよく感じるんだろうね?」
我に返ると、私のことを興味津々で見ている雅と目が合う。
雅が何を言っているのかよくわからなかったので、もう一度雅の台詞を頭の中で復唱した。
「…………………え?」
「知りたいんだけど」
「えっ!? なっ……!?」
「ずっと興味あったんだよね……」
興味は……あれで、ずっと持ってくれていたらしい。
やった、ほら、美亜喜びなさい、何年も懸念していたことが今晴れたのだから……!
もうひとりの自分がそう言うものの、頭の中はそれどころではない。
「じゃあ今日は、無理のない範囲で色々試してみようか」
「……試すって、なに? なに……するの……?」
言われたことを理解するのに暫くかかり、自分がこれから何をされるのか乏しい知識から想像して、顔からボッと火が出た。
「いやあの……あのあの、でもね。私、淡々としてるから何も……何されても面白い反応できないかもしれなくて……。雅は……っ……つまんない私にがっかりするかもしれなくて……」
しどろもどろになりながら、雅に幻滅されないように布石を打つ私を、雅は「それはないから」と明るく笑い飛ばした。
「じゃあ、反応がわからなかったら訊くから。その時は言葉で補ってくれる?」
「…………こ……っ…………?」
「どこをどうして欲しいとか、気持ちいいのか……言葉で教えて」
ほわりとした雅が急に真剣な表情に変わって、有無を言わさない雰囲気に気圧された。
さらっとハイレベルの要求を出されて絶句する。
こんなの、気持ち良かったら「あん」の二言で済ませた方がよっぽど楽なんじゃないのか……?
私の信条は確かに、分かりあえるまでとことん相手に伝えること……だったけど……けど……っ!
「美亜から言ったんだよ。荷物は分けてって。こんなこと荷物だと思ってないけど。どんなことでも一緒に乗り越えていこうよ。傍にいたいんだ」
いつかの私の台詞を雅がなぞった。
雅に辿り着けるなら、どんなことでもやっていくんだと覚悟を決めて、無我夢中で言った言葉。
それを雅から言われる日が来るなんて夢にも思わなかった。
「まぁ、急にそんなこと言われても、俺を取り巻く環境を見て乗り気にはなれないよね。でも今度こそ親父に何も言われないように、仕事でちゃんと結果出してるから」
「仕事で結果って……」
「部内で営業成績1位取ったら、結婚相手について言及しないって約束させてるんだよ。今のところ良い線行ってるし、この調子で営業部にいる間はトップを維持するから。美亜のこと守るからね」
止まっていた涙が再びこぼれた。
私ばかだ。
雅が変わった、仕事ばっかりって、そんなに頑張る必要ないって……でも頑張ってたのって……。
「ハックション!!」
感極まってしゃくりあげた嗚咽は、雅の大きなくしゃみによってかき消された。
「き……決まらない……。格好悪くてごめん。えっと……体ちゃんと拭いて着替えてきます……」
深い溜息をついて、肩を落としながら雅はまたシャワーに戻った。
対する私は頭がキャパシティオーバーで、雅が戻ってくるまでずっと呆然としながら虚空を見つめていた。
宝くじで一億当たった人って……こんな感じなんだろうか……。
今日一日で、一生分の幸運を使い切ってしまった気がする。
ひょっとしたらこれは……夢?
雅のことを考えすぎて見た幻で、私はまだビルの向かいで雅のことを待っているのかもしれない。
「何ボーッとしてるの? こっちにおいでよ」
寝る支度を終えた雅が先にベッドに入り、私を手招く。
私、死ぬのかな。
今なら死んでも文句言えない気がするけど、結婚するまでは死にたくない。
あぁ、でも本当に結婚できるのなら、雅を残して死ねないし……それにまだ全然いちゃいちゃしてないし……。
延々と妄想をこじらせながら、雅の隣に猫のように体を滑り込ませた。
「はい」と差し出された腕に飛び込んで、すがりつくように抱きつく。
温かくて、生きていると実感する、懐かしい大好きな匂い。
やっと好きなだけ抱きしめられることが嬉しくて、また泣きそうになる。
「生きてて良かった……」と切実に思ったら、そのまま声に出していた。
そんな大げさな、って笑われる……と肩をすくめたら、抱きしめた分だけ抱きしめ返されて「同じこと思った」と耳元で雅が笑った。
幸せで、幸せで、幸せすぎて、恐い。
本当に私でいいのかな。
我に返った雅が、本当はもっと良い人がいたのにって……今日を後悔したらどうしよう。
不安をひとつずつ潰すように、私は雅に確認した。
「結婚するとしたら……余計……セックスできないのは困らない……?」
「なんで?」
「欲求不満になって他の人に目移りしたり……」
「どんな状況下でも不倫する人はするし、しない人はしないと思うんだけど……」
「あとは……結婚する前にお互いの体の相性を知っておいた方が良いとか聞くし……」
「知ってどうするの?」
「……え?」
「知って、美亜は俺と体の相性が悪かったら別れるの?」
「!? やだ! ち、ちがっ……違うよ。やだよ! 絶対嫌!!」
思わずガバッと跳ね起きた。
そんな末路、自分で言っておきながら想像するだけでも泣きそうになった。
「嫌だよ……。違う。でも……もしそうだったら……どうする? 私はどうすればいい……?」
狼狽する私に雅は「大丈夫だよ」と笑って、私の頬を撫でながら前を向かせた。
「もしも美亜が何か不満に思ったのなら教えて?」
「……不満なんて……」
「どんな些細なことでもいいよ。より良くなるように、ずっと努力を続けていくつもりだから」
「努力……?」
「うん。美亜がどこに何をされるのがいい……とか。どうされたいと思っているのか、少しずつ知っていけたらいいな」
雅の唇が、私の瞼にそっと触れる。
「一緒に気持ちよくなれなきゃ。する意味なんてないよ」
低く優しく諭す声。
私……無意識だったけど、雅にそんなこともしてあげられないんだ、って言ってしまった。
頭のどこかでセックスは恋人としての義務、奉仕だとでも思ってた?
恋人という肩書きだけじゃ不安だから、体で繋がれば……なんて、安直に雅を繋ぎ止める手段に使おうとしていた。
違うのに。
本当は、雅のことがただ好きで、大好きだからしたかった筈なのに。
純粋に雅を望んだ気持ちが、焦りや独占欲に支配されて歪んでしまっていたことに、ようやく気づかされた。
私って……短絡的で……なんて自己中心的だったんだろう……。
もう自己嫌悪禁止……なのに。
考えれば考えるほど自分の考えの浅さや愚かさに呆れてしまう。
どこまでも落ち込んでいけそうだったのに、次いで出た雅の言葉にマイナス思考は地平の彼方まで吹っ飛んだ。
「そんなわけで、美亜はどんなことをしたら気持ちよく感じるんだろうね?」
我に返ると、私のことを興味津々で見ている雅と目が合う。
雅が何を言っているのかよくわからなかったので、もう一度雅の台詞を頭の中で復唱した。
「…………………え?」
「知りたいんだけど」
「えっ!? なっ……!?」
「ずっと興味あったんだよね……」
興味は……あれで、ずっと持ってくれていたらしい。
やった、ほら、美亜喜びなさい、何年も懸念していたことが今晴れたのだから……!
もうひとりの自分がそう言うものの、頭の中はそれどころではない。
「じゃあ今日は、無理のない範囲で色々試してみようか」
「……試すって、なに? なに……するの……?」
言われたことを理解するのに暫くかかり、自分がこれから何をされるのか乏しい知識から想像して、顔からボッと火が出た。
「いやあの……あのあの、でもね。私、淡々としてるから何も……何されても面白い反応できないかもしれなくて……。雅は……っ……つまんない私にがっかりするかもしれなくて……」
しどろもどろになりながら、雅に幻滅されないように布石を打つ私を、雅は「それはないから」と明るく笑い飛ばした。
「じゃあ、反応がわからなかったら訊くから。その時は言葉で補ってくれる?」
「…………こ……っ…………?」
「どこをどうして欲しいとか、気持ちいいのか……言葉で教えて」
ほわりとした雅が急に真剣な表情に変わって、有無を言わさない雰囲気に気圧された。
さらっとハイレベルの要求を出されて絶句する。
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