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相互愛撫
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もう何度も情を交わしていながら、男性器を間近で見るのは初めてだった。ごつごつした見た目の割には威圧感は覚えない。むしろこれが悦びを与えてくれるものだとわかっているせいか、いとおしさすら感じる。
「…硬い……」
そっと触れてみると、弾かれそうな硬さと灼かれそうな熱さが伝わってくる。
「…うぅっ……」
慣れない刺激に、耕平が呻く。
渚の手の動きに従ってますます硬度を増していく逸物が面白い。独立した生き物のような反応が楽しく、渚は好奇心の赴くままに弄りまわした。
そんな予測不可能な責めに不馴れな耕平はいいように翻弄された。
「…うっ…な、渚…そ、それ……」
いつもは声をあげさせられる方なので、自分の愛撫によって耕平が切なげな声をあげるのがたまらなく楽しい。今までの自分とは真逆の何かに目覚めてしまいそうだった。
「耕平くん、気持ちいい?」
「す、すごいよ」
気持ちいいのか苦しいのか判断に困る表情で耕平は呻いた。
気を良くした渚は、顔を剛直に近づけた。
ムッとした熱気にあてられそうになった渚だったが、躊躇うことなく、先端に口づけた。
「うああっーー」
耕平は快楽と感激に彩られた声をあげた。
「…ん……表現が難しい味だけど…嫌いじゃないかも……ちゅっ」
ちらりとのぞかせた舌で鈴口を舐め上げると、耕平は今まで聞いたことのないような声をあげた。
「くあっ」
初体験のフェラチオは、耕平を簡単に追いこんでいた。肉体的なな快楽はもちろん、渚がフェラをしてくれたという事実が何よりも嬉しかったのだ。
「な、渚、俺も渚の舐めたい」
「え? ど、どうすればいいの?」
「俺が仰向けになるから、こっちにお尻を向けて跨がってくれる?」
「は、恥ずかしいよ……」
「お願い!」
「…うぅー……」
葛藤していた渚だったが、顔を真っ赤にして渋々頷いた。
「…あんまりまじまじ見ちゃヤダよ」
「うん。ありがとう」
耕平は嬉々として布団に横たわった。
「…うぅ……」
了承はしたものの、いざ実行しようとすると、これは強烈に恥ずかしかった。耕平の顔の横に膝を着いたところで固まってしまう。
「…どうしてもするの……?」
「したい。お願い」
「……」
半泣きになりながらも、覚悟を決めた渚は、片足を上げて耕平の顔を跨いでいった。
(うわ、すげえ…全部丸見えだ……)
そのあまりにあからさまな眺めに、耕平は興奮した声をあげた。
普通のクンニの時とは全く違う角度で見る秘所は、その生々しさで視線を釘付けにした。
愛蜜でぐっしょり濡れた秘裂はもちろんだったが、それ以上にその上に位置した小さな菊穴が耕平の目を惹いた。
他人のお尻の穴をまじまじ見る機会などそうそうあるはずもない。当然耕平も初めて見たわけだが、不思議とネガティブな感想は浮かんでこなかった。
むしろ、興味が湧いた。
だが、今変に手を出したりしたら渚のテンションを下げてしまいかねない。せっかく得た初めての機会に集中するのが正解と、耕平は秘所への愛撫に気持ちを切り替えた。
「…こ、これでいいの……?」
羞恥に声を震わせて渚が訊いた。
「うん。渚とシックスナインできるなんて思ってなかったから、メチャクチャ嬉しいよ」
「シックスナイン?」
やっぱり知らなかったか、と苦笑しつつ耕平は答えた。
「こうやってお互いに口でする体位のことだよ」
「名前がついてるくらいだから、みんなしてるの?」
訊きながら耕平の剛直に手を添える。嬉しさのせいか、いつもより漲っているようだ。
「それはわからないけど、俺はこうできて嬉しいよ」
「言ってくれればよかったのに」
「嫌がると思ってたからね」
「…それは…やっぱり恥ずかしいし…でも、耕平くんが喜ぶことならちゃんと考えるよ」
「ありがと」
「それに、してみたら案外悪くないし」
「…硬い……」
そっと触れてみると、弾かれそうな硬さと灼かれそうな熱さが伝わってくる。
「…うぅっ……」
慣れない刺激に、耕平が呻く。
渚の手の動きに従ってますます硬度を増していく逸物が面白い。独立した生き物のような反応が楽しく、渚は好奇心の赴くままに弄りまわした。
そんな予測不可能な責めに不馴れな耕平はいいように翻弄された。
「…うっ…な、渚…そ、それ……」
いつもは声をあげさせられる方なので、自分の愛撫によって耕平が切なげな声をあげるのがたまらなく楽しい。今までの自分とは真逆の何かに目覚めてしまいそうだった。
「耕平くん、気持ちいい?」
「す、すごいよ」
気持ちいいのか苦しいのか判断に困る表情で耕平は呻いた。
気を良くした渚は、顔を剛直に近づけた。
ムッとした熱気にあてられそうになった渚だったが、躊躇うことなく、先端に口づけた。
「うああっーー」
耕平は快楽と感激に彩られた声をあげた。
「…ん……表現が難しい味だけど…嫌いじゃないかも……ちゅっ」
ちらりとのぞかせた舌で鈴口を舐め上げると、耕平は今まで聞いたことのないような声をあげた。
「くあっ」
初体験のフェラチオは、耕平を簡単に追いこんでいた。肉体的なな快楽はもちろん、渚がフェラをしてくれたという事実が何よりも嬉しかったのだ。
「な、渚、俺も渚の舐めたい」
「え? ど、どうすればいいの?」
「俺が仰向けになるから、こっちにお尻を向けて跨がってくれる?」
「は、恥ずかしいよ……」
「お願い!」
「…うぅー……」
葛藤していた渚だったが、顔を真っ赤にして渋々頷いた。
「…あんまりまじまじ見ちゃヤダよ」
「うん。ありがとう」
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「…うぅ……」
了承はしたものの、いざ実行しようとすると、これは強烈に恥ずかしかった。耕平の顔の横に膝を着いたところで固まってしまう。
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「したい。お願い」
「……」
半泣きになりながらも、覚悟を決めた渚は、片足を上げて耕平の顔を跨いでいった。
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