1 / 1
2010年6月
しおりを挟む
2010年6月安田記念当日、高校の同級生の友達から競馬に誘われた。
ケチな性格から賭け事はやらない主義だった俺。
実は1年前も同じ友達から競馬に誘われていたんだが、その時は断ってしまった、社会人になって間もなくでまだあまりお金を持っていなかったからだろう。
1年経ち今回は誘いを受け入れた。
親戚のおじさんが競馬好きで子供の頃は帰省してダビスタをやる程度で、リアルな競馬をやるのは初めてだ。
競馬場に着いた。
思ったより綺麗で快適。
湯茶の無料サービスにも驚いた。
みんなの真似をして競馬新聞を買った。
友達はワイドという買い方をオススメしてきた。
確かに納得だ、これは今も通ずるものだ。
馬は生き物、機械じゃない、これをすぐ思い知ることになる。
買っていた馬が落馬したり、人気している馬が謎の負け方をしたり、しかしそれが面白みだとすぐ感じた。
レースを見て嘆く人、叫ぶ人、いろいろな人の感情が渦巻いているこの空間は、なんとも不思議な気分だった。
午後のレースからいくつか手を出した、ワイドとはいえなかなか当たるものではない、オッズは見ていなかった。
とにかく新聞に印がついてる馬ばかりを買った。
つまり堅く攻めていた。
結局1つも当たらずメインレースの時間となり安田記念を買うことになった。
たしか人気はリーチザクラウン、エーシンフォワードだったかな。
今思えばリーチザクラウンは危ない人気馬だった。
結果は伏兵ショウワモダンが勝った、2着にスーパーホーネット、これも中穴だ。
1.2着が伏兵で決まり、まあまあ波乱の決着だった。
もちろん競馬初めての俺はガチガチの人気ワイドを買っていた。
友達は3連複、3連単などのフォーメーションを買っていたが外していたようだ。
スーパーホーネットは買えたが、ショウワモダンは買えないと言っていた。
たしかに今おれが8年競馬して、またこの安田記念を買うとしてもショウワモダンは買わないと思う。
現に後にも先にもこの馬は勝ち鞍はこの後なかった。
いわゆる大駆けというやつか。
結局初めての競馬は、1レースも当たらないまま終わった。
1000円ちょっと使ったのかな、たかが1000円だが負けたなあと思ってしまった。
だけど、不思議ともっと知りたい詳しくなりたいと密かに燃えていた。
ケチな性格から賭け事はやらない主義だった俺。
実は1年前も同じ友達から競馬に誘われていたんだが、その時は断ってしまった、社会人になって間もなくでまだあまりお金を持っていなかったからだろう。
1年経ち今回は誘いを受け入れた。
親戚のおじさんが競馬好きで子供の頃は帰省してダビスタをやる程度で、リアルな競馬をやるのは初めてだ。
競馬場に着いた。
思ったより綺麗で快適。
湯茶の無料サービスにも驚いた。
みんなの真似をして競馬新聞を買った。
友達はワイドという買い方をオススメしてきた。
確かに納得だ、これは今も通ずるものだ。
馬は生き物、機械じゃない、これをすぐ思い知ることになる。
買っていた馬が落馬したり、人気している馬が謎の負け方をしたり、しかしそれが面白みだとすぐ感じた。
レースを見て嘆く人、叫ぶ人、いろいろな人の感情が渦巻いているこの空間は、なんとも不思議な気分だった。
午後のレースからいくつか手を出した、ワイドとはいえなかなか当たるものではない、オッズは見ていなかった。
とにかく新聞に印がついてる馬ばかりを買った。
つまり堅く攻めていた。
結局1つも当たらずメインレースの時間となり安田記念を買うことになった。
たしか人気はリーチザクラウン、エーシンフォワードだったかな。
今思えばリーチザクラウンは危ない人気馬だった。
結果は伏兵ショウワモダンが勝った、2着にスーパーホーネット、これも中穴だ。
1.2着が伏兵で決まり、まあまあ波乱の決着だった。
もちろん競馬初めての俺はガチガチの人気ワイドを買っていた。
友達は3連複、3連単などのフォーメーションを買っていたが外していたようだ。
スーパーホーネットは買えたが、ショウワモダンは買えないと言っていた。
たしかに今おれが8年競馬して、またこの安田記念を買うとしてもショウワモダンは買わないと思う。
現に後にも先にもこの馬は勝ち鞍はこの後なかった。
いわゆる大駆けというやつか。
結局初めての競馬は、1レースも当たらないまま終わった。
1000円ちょっと使ったのかな、たかが1000円だが負けたなあと思ってしまった。
だけど、不思議ともっと知りたい詳しくなりたいと密かに燃えていた。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
サレ妻の娘なので、母の敵にざまぁします
二階堂まりい
大衆娯楽
大衆娯楽部門最高記録1位!
※この物語はフィクションです
流行のサレ妻ものを眺めていて、私ならどうする? と思ったので、短編でしたためてみました。
当方未婚なので、妻目線ではなく娘目線で失礼します。
双子の姉がなりすまして婚約者の寝てる部屋に忍び込んだ
海林檎
恋愛
昔から人のものを欲しがる癖のある双子姉が私の婚約者が寝泊まりしている部屋に忍びこんだらしい。
あぁ、大丈夫よ。
だって彼私の部屋にいるもん。
部屋からしばらくすると妹の叫び声が聞こえてきた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる