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第五章
第六節
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雪弥の落ち込んだ表情を読んだのか、
「大丈夫だよ」
陽翔が温かみのある声で言った。
「侑聖先輩も気づかれないように笑顔で喋ってるし、雪弥が気づかなくても鈍いって訳じゃないよ。だって、部員のみんなも全然気づいてないし」
「……そっか」
雪弥はにこりと微笑む。
だが。内心、自分は鈍感な人間だと思っていた。
その一方で、陽翔は敏い人間だと。
侑聖が必死に笑顔を取り繕っていて、部員全員が気づかなかった中でも、一人だけ気づいたのだ。
きっと、誰よりも人の表情や感情の機微に敏感なのだと思う。
俺が落ち込んでる事にも、いち早く気づいたしな。
すげぇよ、と雪弥は心の中で陽翔を称賛した。
それから、徐に口を開く。
「けど、颯斗先輩と侑聖先輩の二人が楽しく喋れなくなったのは俺のせいだ」
しんどそうな表情で言った雪弥に、
「雪弥のせいじゃないよ」
陽翔は迷いなく言い切った。
雪弥は不機嫌そうに言う。
「何言ってんだ……?」
「二人が気まずくなってしまったのは雪弥のせいじゃない。侑聖先輩が……、颯斗先輩が頼んでもないのに雪弥に報復したり、先輩の事情を雪弥にバラしたりしたからだ。だから、ぶっちゃけ侑聖先輩のせいだよ」
「違うッ!」
陽翔の発言に雪弥は噛みつくように声を荒らげた。
「そもそも、侑聖先輩が報復したのも、バラしたのも、俺が被害者面してたからだ! 侑聖先輩は被害者面してる俺に激怒して、『雪弥は何にも分かってねぇ!! 理解させるにはもう、颯斗の家庭事情を教えるしかねぇ!』って、結論に至っちまったんだ!!」
だから侑聖先輩じゃなくて俺のせいだ!
雪弥は必死にそのように主張した。
だが、陽翔は再び言い切った。
「雪弥のせいじゃないよ。考えうる限り最悪な結論を最終的に出したのは、雪弥じゃなくて侑聖先輩だ。だから侑聖先輩が悪い」
「おい!」
雪弥は怒鳴ったが、陽翔は全く動じずに言った。
「雪弥は『被害者面してない』って、きっぱりと否定したよね?『俺が颯斗先輩の地雷を踏まなきゃ、こんな事にはならなかったのに……』って後悔しながら、先輩の後ろ姿を見詰めてただけだって」
雪弥は小さく頷いた。
「俺は被害者面してない。……侑聖先輩が誤解したんだ。でも、誤解させてしまうような面をしてた俺が悪い」
ううん、と陽翔はかぶりを振った。
「侑聖先輩は勝手に誤解して、勝手にバラしたんだ」
陽翔の聞き捨てならない発言に、雪弥は激怒した。
「侑聖先輩がバラしたのは颯斗先輩の為だ! 颯斗先輩が傷ついた理由を俺に理解させる為にバラしたんだから!!」
感情的になっている雪弥とは対照的に、陽翔は驚くほど落ち着いた表情をしている。
「颯斗先輩の為だったとしても、先輩に精神的に大きなダメージを与えてまで、バラす必要は全くなかったと思うな」
陽翔の意見はごもっともで、雪弥は困ったように眉根を寄せた。
「それは……、そうかもしんねぇけど」
先月末に颯斗は、『僕の為だったとしても許せない』と断言している。
また、友人である侑聖に暴露されたと知り、颯斗が『侑聖に裏切られた』と捉えて、ショックを受けた可能性は否定できない。
だから、侑聖は絶対にやってはいけない事をしたと思う。……それでも。
「お前っ、侑聖先輩の事を悪く言い過ぎだ! 悪く言われて当然なのは、俺の方なんだぞ!?」
「雪弥。そんなに自分を責めるなよ」
陽翔に宥めるようにそう言われた途端、頭にカッと血が上った。
「うるせぇッッ!!」
暴言が口をついて出る。
「俺が全部悪いんだから責めるに決まってんだろ!? 俺が颯斗先輩にお父さんの話をしなけりゃ! 先輩が傷つく事も、先輩たちが気まずくなる事も、なかったんだ!!」
激しい剣幕で怒鳴り散らした。
雪弥は腹が立って仕方なかったのだ。
陽翔にではなく、自分自身にだ。
あろうことか、父親を心の底から憎んでいる颯斗の前で、自分の父親の話をした。
俺は最低な人間だ──! 颯斗先輩の気持ちを考えずに、嬉しそうに喋り始めて。挙句の果てには、地雷を踏んだ事に気づかずにそのまま喋り続けて。……それに今だって。ちっとも悪くねぇ陽翔に八つ当たりしてる。マジで最低な野郎だ……。
雪弥は指の関節が白くなるほど、両の拳を強く握りしめた。
「ねぇ、雪弥」
陽翔が静かな声で話しかけてきた。
既にブチ切れている雪弥を、これ以上、刺激しないようにする為だろうか。
悪いけど、余裕ねぇから何も喋れねぇ……。
雪弥は顔を背けて無視したが、陽翔は構わずに続けた。
「雪弥がそうやって自分を責め続ける事を、颯斗先輩は望んでないよ。望んでないからこそ、先輩は雪弥に、『悪いのは僕だから、雪弥が気に病む必要なんてないよ』って言ってきたんだ」
「だけどっ……、」
「あのさぁ。雪弥が気を遣ってる事に、あの超絶スゲェ颯斗先輩が気づいてないと思う? そんなのとっくに気づいてるよ。気づいて、雪弥の事を心配してた。……もちろん、俺も心配してる」
陽翔からの思いがけない言葉に、雪弥は「えっ?」と間抜けな声を出した。
ちなみに、『超絶スゲェ』という言葉は、雪弥の口癖である『颯斗先輩は超絶スゲェんだから』を真似したものと思われる。
「雪弥さ、颯斗先輩と楽しくお喋りしてる時ですら、間違っても先輩の地雷を踏まないように、ずっと聞き役に徹してるでしょ?」
不意に図星を突かれて、雪弥は思わずはっと息を呑む。
「今日だけじゃない。先輩と仲直りした翌日からずっとそんな感じだし……。そうやって気を遣いすぎてるせいで、先輩と話し終わった直後の雪弥は、凄く疲れた顔してる。だからこのままじゃ、雪弥の身が持たなくなると思う」
雪弥は陽翔に何も言い返せずに、力なくうなだれた。
あぁ、そうだ。お前の言う通りだよ……。颯斗先輩と仲直り出来て嬉しかったのは本当だ。けど、また傷つけてしまうんじゃないかって不安でたまらなくて、間違っても傷つけないように必死に頑張ってるんだ。
「雪弥……?」
陽翔の不安げな声が聞こえる。
雪弥は声が震えそうになるのを必死で抑えて──、
「大丈夫だ」
嘘を吐いた瞬間、心の柔らかいところに一筋の引っ掻き傷がついた気がした。
「俺が疲れた顔してるって? してる訳ねぇだろ、俺は全然疲れてねぇんだから。お前、視力が落ちたんじゃないのか?」
雪弥は早口で二つめの嘘を吐く。
引っ掻き傷が深くなって、傷口から鮮紅色の血液がポタポタと滴り落ちているように感じた。
「……まぁ、雪弥が無理してないならいいんだけど」
陽翔は戸惑いがちにそう言った。
「ただ、これだけは伝えておきたい」
意味深長な言葉に、雪弥は思わずはっとしたように顔を上げた。
陽翔が琥珀色の瞳で、こちらをまっすぐ見詰めている。
また、中一の頃に、『みんな全然信じてくれないけど、マジで地毛なんだ』と話していた栗色の髪。それは、夕陽に照らされて金色に輝いて見えた。
「雪弥は颯斗先輩を傷つけたくて傷つけたんじゃない」
陽翔の言葉に、雪弥は叫ぶように言った。
「慰めの言葉としては有難いけど! そんなの、ただの言い訳でしかないんだよ!!」
だが、陽翔は静かに首を横に振ってからゆっくりと話し始めた。
「雪弥は自分のお父さんの話を、お父さんと同じくらい心から尊敬している颯斗先輩にしたいなぁって、前々から思っていたんだ。
そしてついに、去年の十一月十六日の部活が終わって部室で着替えている時に。家族の話をしたら、颯斗先輩ともっと仲良くなれるかもしれない。
雪弥はそんな期待に胸を膨らませながら、自分のお父さんの話を颯斗先輩にした」
陽翔が包み込むような温かい声で話した言葉一つ一つが、雪弥の心にスーッと染み込んでいく。
そして、癒し始める。つい先程、自分に嘘を吐いた事によって出来た「心の擦り傷」から。颯斗と喧嘩した日や、自分が颯斗を傷つけたという衝撃の事実を知った日に刻まれた「心の致命傷」まで。
雪弥は陽翔の言葉は特効薬のようだと密かに感動する。
「そうだよね?」
陽翔にそう訊かれたが雪弥はもう何も言えなかった。
鼻の奥がツンと痛む。一瞬でも気を抜けば目から涙が零れ落ちてしまう。雪弥は唇を強く噛んで堪えた。
そうだ……。そうだよ……。俺はただ、颯斗先輩と楽しく喋りたかっただけだった。先輩ともっと仲良くなりたかっただけだったんだ。
だけど……テレパシストなのかお前。颯斗先輩にお父さんの話をしたいと思っていた事も。颯斗先輩と仲良くなれるかもって期待しながら話した事も。そもそも、お父さんが死んだ事すらお前に打ち明けてないのに、何で分かるんだ? 本当すげぇよ。
「大丈夫だよ」
陽翔が温かみのある声で言った。
「侑聖先輩も気づかれないように笑顔で喋ってるし、雪弥が気づかなくても鈍いって訳じゃないよ。だって、部員のみんなも全然気づいてないし」
「……そっか」
雪弥はにこりと微笑む。
だが。内心、自分は鈍感な人間だと思っていた。
その一方で、陽翔は敏い人間だと。
侑聖が必死に笑顔を取り繕っていて、部員全員が気づかなかった中でも、一人だけ気づいたのだ。
きっと、誰よりも人の表情や感情の機微に敏感なのだと思う。
俺が落ち込んでる事にも、いち早く気づいたしな。
すげぇよ、と雪弥は心の中で陽翔を称賛した。
それから、徐に口を開く。
「けど、颯斗先輩と侑聖先輩の二人が楽しく喋れなくなったのは俺のせいだ」
しんどそうな表情で言った雪弥に、
「雪弥のせいじゃないよ」
陽翔は迷いなく言い切った。
雪弥は不機嫌そうに言う。
「何言ってんだ……?」
「二人が気まずくなってしまったのは雪弥のせいじゃない。侑聖先輩が……、颯斗先輩が頼んでもないのに雪弥に報復したり、先輩の事情を雪弥にバラしたりしたからだ。だから、ぶっちゃけ侑聖先輩のせいだよ」
「違うッ!」
陽翔の発言に雪弥は噛みつくように声を荒らげた。
「そもそも、侑聖先輩が報復したのも、バラしたのも、俺が被害者面してたからだ! 侑聖先輩は被害者面してる俺に激怒して、『雪弥は何にも分かってねぇ!! 理解させるにはもう、颯斗の家庭事情を教えるしかねぇ!』って、結論に至っちまったんだ!!」
だから侑聖先輩じゃなくて俺のせいだ!
雪弥は必死にそのように主張した。
だが、陽翔は再び言い切った。
「雪弥のせいじゃないよ。考えうる限り最悪な結論を最終的に出したのは、雪弥じゃなくて侑聖先輩だ。だから侑聖先輩が悪い」
「おい!」
雪弥は怒鳴ったが、陽翔は全く動じずに言った。
「雪弥は『被害者面してない』って、きっぱりと否定したよね?『俺が颯斗先輩の地雷を踏まなきゃ、こんな事にはならなかったのに……』って後悔しながら、先輩の後ろ姿を見詰めてただけだって」
雪弥は小さく頷いた。
「俺は被害者面してない。……侑聖先輩が誤解したんだ。でも、誤解させてしまうような面をしてた俺が悪い」
ううん、と陽翔はかぶりを振った。
「侑聖先輩は勝手に誤解して、勝手にバラしたんだ」
陽翔の聞き捨てならない発言に、雪弥は激怒した。
「侑聖先輩がバラしたのは颯斗先輩の為だ! 颯斗先輩が傷ついた理由を俺に理解させる為にバラしたんだから!!」
感情的になっている雪弥とは対照的に、陽翔は驚くほど落ち着いた表情をしている。
「颯斗先輩の為だったとしても、先輩に精神的に大きなダメージを与えてまで、バラす必要は全くなかったと思うな」
陽翔の意見はごもっともで、雪弥は困ったように眉根を寄せた。
「それは……、そうかもしんねぇけど」
先月末に颯斗は、『僕の為だったとしても許せない』と断言している。
また、友人である侑聖に暴露されたと知り、颯斗が『侑聖に裏切られた』と捉えて、ショックを受けた可能性は否定できない。
だから、侑聖は絶対にやってはいけない事をしたと思う。……それでも。
「お前っ、侑聖先輩の事を悪く言い過ぎだ! 悪く言われて当然なのは、俺の方なんだぞ!?」
「雪弥。そんなに自分を責めるなよ」
陽翔に宥めるようにそう言われた途端、頭にカッと血が上った。
「うるせぇッッ!!」
暴言が口をついて出る。
「俺が全部悪いんだから責めるに決まってんだろ!? 俺が颯斗先輩にお父さんの話をしなけりゃ! 先輩が傷つく事も、先輩たちが気まずくなる事も、なかったんだ!!」
激しい剣幕で怒鳴り散らした。
雪弥は腹が立って仕方なかったのだ。
陽翔にではなく、自分自身にだ。
あろうことか、父親を心の底から憎んでいる颯斗の前で、自分の父親の話をした。
俺は最低な人間だ──! 颯斗先輩の気持ちを考えずに、嬉しそうに喋り始めて。挙句の果てには、地雷を踏んだ事に気づかずにそのまま喋り続けて。……それに今だって。ちっとも悪くねぇ陽翔に八つ当たりしてる。マジで最低な野郎だ……。
雪弥は指の関節が白くなるほど、両の拳を強く握りしめた。
「ねぇ、雪弥」
陽翔が静かな声で話しかけてきた。
既にブチ切れている雪弥を、これ以上、刺激しないようにする為だろうか。
悪いけど、余裕ねぇから何も喋れねぇ……。
雪弥は顔を背けて無視したが、陽翔は構わずに続けた。
「雪弥がそうやって自分を責め続ける事を、颯斗先輩は望んでないよ。望んでないからこそ、先輩は雪弥に、『悪いのは僕だから、雪弥が気に病む必要なんてないよ』って言ってきたんだ」
「だけどっ……、」
「あのさぁ。雪弥が気を遣ってる事に、あの超絶スゲェ颯斗先輩が気づいてないと思う? そんなのとっくに気づいてるよ。気づいて、雪弥の事を心配してた。……もちろん、俺も心配してる」
陽翔からの思いがけない言葉に、雪弥は「えっ?」と間抜けな声を出した。
ちなみに、『超絶スゲェ』という言葉は、雪弥の口癖である『颯斗先輩は超絶スゲェんだから』を真似したものと思われる。
「雪弥さ、颯斗先輩と楽しくお喋りしてる時ですら、間違っても先輩の地雷を踏まないように、ずっと聞き役に徹してるでしょ?」
不意に図星を突かれて、雪弥は思わずはっと息を呑む。
「今日だけじゃない。先輩と仲直りした翌日からずっとそんな感じだし……。そうやって気を遣いすぎてるせいで、先輩と話し終わった直後の雪弥は、凄く疲れた顔してる。だからこのままじゃ、雪弥の身が持たなくなると思う」
雪弥は陽翔に何も言い返せずに、力なくうなだれた。
あぁ、そうだ。お前の言う通りだよ……。颯斗先輩と仲直り出来て嬉しかったのは本当だ。けど、また傷つけてしまうんじゃないかって不安でたまらなくて、間違っても傷つけないように必死に頑張ってるんだ。
「雪弥……?」
陽翔の不安げな声が聞こえる。
雪弥は声が震えそうになるのを必死で抑えて──、
「大丈夫だ」
嘘を吐いた瞬間、心の柔らかいところに一筋の引っ掻き傷がついた気がした。
「俺が疲れた顔してるって? してる訳ねぇだろ、俺は全然疲れてねぇんだから。お前、視力が落ちたんじゃないのか?」
雪弥は早口で二つめの嘘を吐く。
引っ掻き傷が深くなって、傷口から鮮紅色の血液がポタポタと滴り落ちているように感じた。
「……まぁ、雪弥が無理してないならいいんだけど」
陽翔は戸惑いがちにそう言った。
「ただ、これだけは伝えておきたい」
意味深長な言葉に、雪弥は思わずはっとしたように顔を上げた。
陽翔が琥珀色の瞳で、こちらをまっすぐ見詰めている。
また、中一の頃に、『みんな全然信じてくれないけど、マジで地毛なんだ』と話していた栗色の髪。それは、夕陽に照らされて金色に輝いて見えた。
「雪弥は颯斗先輩を傷つけたくて傷つけたんじゃない」
陽翔の言葉に、雪弥は叫ぶように言った。
「慰めの言葉としては有難いけど! そんなの、ただの言い訳でしかないんだよ!!」
だが、陽翔は静かに首を横に振ってからゆっくりと話し始めた。
「雪弥は自分のお父さんの話を、お父さんと同じくらい心から尊敬している颯斗先輩にしたいなぁって、前々から思っていたんだ。
そしてついに、去年の十一月十六日の部活が終わって部室で着替えている時に。家族の話をしたら、颯斗先輩ともっと仲良くなれるかもしれない。
雪弥はそんな期待に胸を膨らませながら、自分のお父さんの話を颯斗先輩にした」
陽翔が包み込むような温かい声で話した言葉一つ一つが、雪弥の心にスーッと染み込んでいく。
そして、癒し始める。つい先程、自分に嘘を吐いた事によって出来た「心の擦り傷」から。颯斗と喧嘩した日や、自分が颯斗を傷つけたという衝撃の事実を知った日に刻まれた「心の致命傷」まで。
雪弥は陽翔の言葉は特効薬のようだと密かに感動する。
「そうだよね?」
陽翔にそう訊かれたが雪弥はもう何も言えなかった。
鼻の奥がツンと痛む。一瞬でも気を抜けば目から涙が零れ落ちてしまう。雪弥は唇を強く噛んで堪えた。
そうだ……。そうだよ……。俺はただ、颯斗先輩と楽しく喋りたかっただけだった。先輩ともっと仲良くなりたかっただけだったんだ。
だけど……テレパシストなのかお前。颯斗先輩にお父さんの話をしたいと思っていた事も。颯斗先輩と仲良くなれるかもって期待しながら話した事も。そもそも、お父さんが死んだ事すらお前に打ち明けてないのに、何で分かるんだ? 本当すげぇよ。
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