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十六話「兄様と僕が馬車の中でいちゃいちゃしている話⑤」***
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「ふぇっ? おしおき?」
またおしおき? 僕今度は何をしたの?
僕が首をかしげると兄様が困ったように眉根を寄せた。
「どうしてって顔をしてるね」
「うん」
だって本当に分からないもん。
兄様は小さく息を吐いた。
「なら教えてあげよう、カフェテリアでディック・ランペといちゃついていたからだよ」
兄様は顔は笑っているけど、目が笑っていなかった。目から氷の竜を出せそうなほど鋭い目つきをしてる。
「いちゃついてないよ、ご飯を食べていただけだよ」
「そう? 私にはいちゃいちゃしているように見えたな、二人きりでカフェテリアに来て、一緒のテーブルについて、ディックに「はいあーん」なんかされて」
「だってディックが卵焼きをくれるっていうから。ディックと二人きりだったのもアロイスとベアナードが休みだったからだし」
いつもは、クラスメイトのディックとアロイスとベアナードと僕の四人でカフェテリアでご飯を食べている。
「アロイスとベアナードがなんで休んでいるか、知ってるかい?」
「ううん」
僕はふるふると首を横に振る。
「二人は昨日、ディック・ランペからもらったりんごジュースを飲んで腹痛を起こしたそうだ」
「えっ?」
「そして今日、カフェテリアでエミリーと二人きりになったディックは、エミリーに卵焼きを食べさせようとした。この意味がわかるかな?」
「ディックは僕のお腹も壊そうとしたの?」
ディックがなんでそんなことを?
「それならまだ可愛いんだけどね」
兄様の空色の瞳が絶対零度の輝きを放つ。
「エミリーに食べさせようとした卵焼きに、惚れ薬が入っていたのか、はたまた媚薬が入っていたのか……いまシュトラウス公爵家の魔道士に調べさせているところだ。ディック・ランペの私物や身体も含めて調査中だよ……彼の命が明日まであるといいけどね」
最後の方は小さくてよく聞き取れなかった。
「ディックはなんでそんなことをしたの?」
「分からない? エミリーは罪作りだね」
兄様が冷たく笑い、僕のおちんちんを爪の先で弾いた。
「あっ……!」
そそり立ったおちんちんは、そんな刺激にも敏感に反応する。
イキたい、兄様の手でイかせてほしい……!
「ディックはエミリーとエッチなことがしたいんだよ、薬を使って無理やりにでもね」
「そんな……」
「お昼休みぐらいは友達と過ごしてもいいかと許容してきたけど、こんなことがあるんじゃこれ以上は放置できないな。これからは兄様と一緒に食事をすること。私の膝の上にエミリーを乗せ、私がエミリーの小さくて可愛い口に食べ物を運んで上げるよ」
そんなことになったら大変だ! 兄様は学園の人気者だから、学園中のみんなに嫉妬されちゃう!
学園内で兄様と手を繋いで歩いてるだけでも、ひそひそと噂されてるのに……!
「それはそれとして、今日は隙きだらけのエミリーにおしおきをするよ」
兄様が指の先で僕のおちんちんをつーっとなぞる。
「ン……!」
背筋がゾクリと震える。
「兄様ぁ……」
兄様のシャツをぎゅっと掴む。
「そんなに瞳をうるうるさせ、甘えた声で私を呼んでもだめだよ」
兄様が口の端を上げる。妖艶なほほ笑みに僕の心臓がバクバクと音を立てる。
「馬車の中でセックスしよう、家についたら繋がったまま部屋まで行こう。みんなに私たちの仲を見せつけるんだ」
兄様と馬車の中でセックス! しかも家に着いてもやめないの?!
兄様と繋がったまま部屋に移動するってどういうこと??
そんな光景を目にしたら、父様も母様もメイド長も家令も腰を抜かす……ううん、失神しちゃうよ!
「やだぁ、兄様ぁ……!」
僕の瞳からポロポロと涙がこぼれた。
「ふふっ、許してほしい」
兄様の指が僕の涙を拭う。
「ごめんなさい兄様、許して……!」
うるうるとした瞳で兄様を見つめる。
「そうだね、エミリーが『僕の中に兄様のおっきな男根を入れて、僕をイカせて♡』って可愛くおねだりしたら許してあげてもいいよ」
兄様がいたずらっぽく笑う。
「ふえっ?! 僕、そんなこと言えない……よぉ」
「じゃぁ、家に着いてからも繋がったままでいよう。みんなに見せびらかすようにセックスしよう」
「やだぁ」
兄様は意地悪ばっかり言う。
「ならちゃんと言って」
「うん……」
僕は意を決して言葉を発する。
「に、兄様ぁ、ぼ……僕の中に、兄様のお、おっきな…男根を、い……入れて……」
しどろもどろになりながら言葉を紡ぐ。
「『僕をイカせて♡』だろ」
「う、うん、ぼ、僕を……い、その……イカせて……!」
最後はやけくそで叫んだ。
「よくできました」
兄様が楽しげに目を細め、僕の頭をなでた。
「僕を許してくれるの?」
「いいよ、みんなの前で性行為するのはやめよう」
僕はホッと息をつく。
「馬車の中でセックスするだけで許して上げるよ」
「えっ?」
兄様が僕のズボンとパンツに手をかけ脱がしていく。
「兄様、許してくれるって……」
「ああ、みんなの前でセックスするのはね。中に入れてイカせてほしいって、おねだりしたのはエミリーだろ?」
「それは……」
言ったけど、こんなのずるいよ兄様!
兄様が自身のベルトを外しファスナーを下げる、パンツの中からペニスを取り出した。
兄様の逸物は、天を突くほどそそり立ち血管がびきびきと浮き出ていた。
僕はひゅっと息をのむ。今から僕の中に兄様のペニスが……!
兄様に毎日溶かされ、兄様の逸物を咥えているアナルがうずく。兄様のおっきなウィンナーをしゃぶりたい! 最奥をノックされたい!
兄様が僕を向かい合わせに膝の上に乗せ、僕のアナルを溶かす。
僕のお尻の穴は兄様の指をかんたんに飲み込んでしまう。
「あっ、あっ、やぁ……だめっ、兄様ぁ……!」
兄様の指が僕の感じるところに触れる。
「ひゃん……!」
僕は背を反らし快楽を逃がそうとする。
「嫌がっている割には気持ち良さそうじゃないか、馬車の中でお尻の穴をいじられて気持ちよくなっちゃうなんて、エミリーは淫乱だね」
兄様に言葉で攻められ、耳が熱くなる。
「やっ、だって、兄様が……ひぁっ」
兄様が指を一気に引き抜いた。
兄様の指が抜けていった焦燥感にアナルがひくひくとうずく、でもそれ以上に指以上の刺激が入って来ることを期待している。
だって兄様のペニス、先走り液で濡れて今にも達してしまいそうなほどそそり立っているんだもん……ほしくなっちゃうよ。
だけどいつまで待っても兄様の男根は僕の中に入って来ない。
「兄様ぁ……」
甘えた声を出し、兄様を見る。
またおしおき? 僕今度は何をしたの?
僕が首をかしげると兄様が困ったように眉根を寄せた。
「どうしてって顔をしてるね」
「うん」
だって本当に分からないもん。
兄様は小さく息を吐いた。
「なら教えてあげよう、カフェテリアでディック・ランペといちゃついていたからだよ」
兄様は顔は笑っているけど、目が笑っていなかった。目から氷の竜を出せそうなほど鋭い目つきをしてる。
「いちゃついてないよ、ご飯を食べていただけだよ」
「そう? 私にはいちゃいちゃしているように見えたな、二人きりでカフェテリアに来て、一緒のテーブルについて、ディックに「はいあーん」なんかされて」
「だってディックが卵焼きをくれるっていうから。ディックと二人きりだったのもアロイスとベアナードが休みだったからだし」
いつもは、クラスメイトのディックとアロイスとベアナードと僕の四人でカフェテリアでご飯を食べている。
「アロイスとベアナードがなんで休んでいるか、知ってるかい?」
「ううん」
僕はふるふると首を横に振る。
「二人は昨日、ディック・ランペからもらったりんごジュースを飲んで腹痛を起こしたそうだ」
「えっ?」
「そして今日、カフェテリアでエミリーと二人きりになったディックは、エミリーに卵焼きを食べさせようとした。この意味がわかるかな?」
「ディックは僕のお腹も壊そうとしたの?」
ディックがなんでそんなことを?
「それならまだ可愛いんだけどね」
兄様の空色の瞳が絶対零度の輝きを放つ。
「エミリーに食べさせようとした卵焼きに、惚れ薬が入っていたのか、はたまた媚薬が入っていたのか……いまシュトラウス公爵家の魔道士に調べさせているところだ。ディック・ランペの私物や身体も含めて調査中だよ……彼の命が明日まであるといいけどね」
最後の方は小さくてよく聞き取れなかった。
「ディックはなんでそんなことをしたの?」
「分からない? エミリーは罪作りだね」
兄様が冷たく笑い、僕のおちんちんを爪の先で弾いた。
「あっ……!」
そそり立ったおちんちんは、そんな刺激にも敏感に反応する。
イキたい、兄様の手でイかせてほしい……!
「ディックはエミリーとエッチなことがしたいんだよ、薬を使って無理やりにでもね」
「そんな……」
「お昼休みぐらいは友達と過ごしてもいいかと許容してきたけど、こんなことがあるんじゃこれ以上は放置できないな。これからは兄様と一緒に食事をすること。私の膝の上にエミリーを乗せ、私がエミリーの小さくて可愛い口に食べ物を運んで上げるよ」
そんなことになったら大変だ! 兄様は学園の人気者だから、学園中のみんなに嫉妬されちゃう!
学園内で兄様と手を繋いで歩いてるだけでも、ひそひそと噂されてるのに……!
「それはそれとして、今日は隙きだらけのエミリーにおしおきをするよ」
兄様が指の先で僕のおちんちんをつーっとなぞる。
「ン……!」
背筋がゾクリと震える。
「兄様ぁ……」
兄様のシャツをぎゅっと掴む。
「そんなに瞳をうるうるさせ、甘えた声で私を呼んでもだめだよ」
兄様が口の端を上げる。妖艶なほほ笑みに僕の心臓がバクバクと音を立てる。
「馬車の中でセックスしよう、家についたら繋がったまま部屋まで行こう。みんなに私たちの仲を見せつけるんだ」
兄様と馬車の中でセックス! しかも家に着いてもやめないの?!
兄様と繋がったまま部屋に移動するってどういうこと??
そんな光景を目にしたら、父様も母様もメイド長も家令も腰を抜かす……ううん、失神しちゃうよ!
「やだぁ、兄様ぁ……!」
僕の瞳からポロポロと涙がこぼれた。
「ふふっ、許してほしい」
兄様の指が僕の涙を拭う。
「ごめんなさい兄様、許して……!」
うるうるとした瞳で兄様を見つめる。
「そうだね、エミリーが『僕の中に兄様のおっきな男根を入れて、僕をイカせて♡』って可愛くおねだりしたら許してあげてもいいよ」
兄様がいたずらっぽく笑う。
「ふえっ?! 僕、そんなこと言えない……よぉ」
「じゃぁ、家に着いてからも繋がったままでいよう。みんなに見せびらかすようにセックスしよう」
「やだぁ」
兄様は意地悪ばっかり言う。
「ならちゃんと言って」
「うん……」
僕は意を決して言葉を発する。
「に、兄様ぁ、ぼ……僕の中に、兄様のお、おっきな…男根を、い……入れて……」
しどろもどろになりながら言葉を紡ぐ。
「『僕をイカせて♡』だろ」
「う、うん、ぼ、僕を……い、その……イカせて……!」
最後はやけくそで叫んだ。
「よくできました」
兄様が楽しげに目を細め、僕の頭をなでた。
「僕を許してくれるの?」
「いいよ、みんなの前で性行為するのはやめよう」
僕はホッと息をつく。
「馬車の中でセックスするだけで許して上げるよ」
「えっ?」
兄様が僕のズボンとパンツに手をかけ脱がしていく。
「兄様、許してくれるって……」
「ああ、みんなの前でセックスするのはね。中に入れてイカせてほしいって、おねだりしたのはエミリーだろ?」
「それは……」
言ったけど、こんなのずるいよ兄様!
兄様が自身のベルトを外しファスナーを下げる、パンツの中からペニスを取り出した。
兄様の逸物は、天を突くほどそそり立ち血管がびきびきと浮き出ていた。
僕はひゅっと息をのむ。今から僕の中に兄様のペニスが……!
兄様に毎日溶かされ、兄様の逸物を咥えているアナルがうずく。兄様のおっきなウィンナーをしゃぶりたい! 最奥をノックされたい!
兄様が僕を向かい合わせに膝の上に乗せ、僕のアナルを溶かす。
僕のお尻の穴は兄様の指をかんたんに飲み込んでしまう。
「あっ、あっ、やぁ……だめっ、兄様ぁ……!」
兄様の指が僕の感じるところに触れる。
「ひゃん……!」
僕は背を反らし快楽を逃がそうとする。
「嫌がっている割には気持ち良さそうじゃないか、馬車の中でお尻の穴をいじられて気持ちよくなっちゃうなんて、エミリーは淫乱だね」
兄様に言葉で攻められ、耳が熱くなる。
「やっ、だって、兄様が……ひぁっ」
兄様が指を一気に引き抜いた。
兄様の指が抜けていった焦燥感にアナルがひくひくとうずく、でもそれ以上に指以上の刺激が入って来ることを期待している。
だって兄様のペニス、先走り液で濡れて今にも達してしまいそうなほどそそり立っているんだもん……ほしくなっちゃうよ。
だけどいつまで待っても兄様の男根は僕の中に入って来ない。
「兄様ぁ……」
甘えた声を出し、兄様を見る。
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