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14話「僕の美しい顔がぁぁぁああ!!」王太子視点
しおりを挟む――王太子視点――
「くそっ……! 痒くて痒くてたまらん! それに頬が痛い……!」
頬の痛みはエルフリーナに殴られたからだ、あの暴力女め! 高貴な僕に手を上げるとは!
見つけたらムチで打ち据えてやる!
頬の腫れ具合が気になり壁に取り付けてある鏡を見る。
左頬が赤く腫れていた、いやそれよりもなんだこのクレーターは!
僕の美しい顔に直径一センチ程度のクレーターが複数出来ていた。
ペタペタと顔に触れると、顔のあちこちが凹んでいるのが分かる。
「うぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」
鏡に映るブサイクな男が僕だと言うのか!? あり得ない!! なぜこんなことに!!
苛ついて壁を蹴ろうと足を前に出すと、甲冑の兵士に当たった!
「ぐあっ!」
なんでこんなところで甲冑をきた兵士が寝てるんだよ! 足を思い切りぶつけたじゃないか!
こいつらはこの塔の見張りだろ? なに呑気に寝てるんだよ!
「おい起きろ!」
剣の鞘で甲冑を叩くと、兵士が目を覚ました。
「ふごぉおおおおおお!!」
「ぐぁあああアアあああ!!」
覚醒めた兵士が急に奇声を上げる。
ガチャガチャと音を立て甲冑を抜こうとしている。焦っているのかうまくいかないようだ。
「おいお前たち! エルフリーナはどこに言った!?」
自身の陰部に手を当てるとペニスは消失したままだった。悪い夢ではなかったようだ。
王太子の僕をこんな体にしやがって! これではもうハンナと性行為できないじゃないか!性行為の出来ない人生なんて地獄だ!
エルフリーナの奴絶対に許せん! 見つけ出したらムチで打った上に棒で叩いてやる!!
ペニスを復元ささせ、二度とこんなことをしないように調教しないと!
エルフリーナは幼い頃からの婚約者だったので、甘やかしてしまったようだ!
これからはどんどん体罰を与え、厳しく躾けなければ!
「おい! エルフリーナはどこに行ったと聞いている!」
ガチャガチャと音を立て甲冑を脱ぎ捨てようとしている兵士に再度問いかける。
「王太子の僕が訪ねているんだ! さっさと答えろ! 首にされたいのか!?」
「うるせぇ! 今それどころじゃねぇんだよ!」
「どけっ! アホ王子!!」
兵士の肩を手を置くと拳が飛んできた。僕は壁に頭から突っ込んだ!
くそっ! 誰がアホだ! 兵士の分際で高貴な僕に手を上げるとは! こいつら首じゃなくて処刑だ! この世でもっとも苦しいと言われる車引きの刑にしてやる!!
甲冑を脱ぎ捨てた兵士がパンツとズボンを抜ぎ捨て、陰部をボリボリとかき始めた。
「「かゆいいいぃぃぃいいい!!」」
一心不乱に真っ赤に腫れ出来物が出来た陰部をかきむしる兵士が羨ましく思えた。
アイツらのペニスはあるのかよ! 僕のはエルフリーナに消されたというのに!
俺だって全身が漆に被れたように真っ赤に腫れ、痒くて痒くてたまらないのに!!
クソぉぉお! 頬は痛いし、体は痒いし、男根はなくなるし、散々だ!!
「天誅っっ!!」
「「………………ッッ!!」」
二人の兵士のペニスを足で思い切り踏んづけると、兵士は声にならない声を上げ悶絶した。
無様な兵士を尻目に僕は部屋を出た。
エルフリーナを絶対に見つけ出し泣かせてやる! 覚悟しておけ!
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