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1章・箱庭
【設定・人物紹介・作者の一言】
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『クロード・F・アルタイル』
イリアス王国、王国軍魔剣士団団長。
家名はクロード。
紅蓮のように紅く長い髪に同色の瞳が強さを象徴する。クールで威厳があり、部下からの信頼も厚い。ただ、ベガを拾って以来時々親バカっぷりが目立つ。
よく医務室でコーヒーを飲んでくつろいでいる。
ベガに直接処分を下した後、実はルナに泣きついていた。
『ルナ』
家名は不明。
医務室に常務している医者で、魔導師や魔剣士の治療を専門にしている。兵士達からすると保健室の先生的な存在。
アルタイルとは昔馴染みで仲が良く、アルタイルが唯一全てを本音で語り合える友人。
ルナが入れてくれるコーヒーはとても美味しいらしい。
『ナツメ・スエナガ』
家名はスエナガ。
髪が伸びるのが早いので、染めて切っても金髪プリン頭になってしまう。
ピアスを沢山開けており、見るからにチャラい。こんなでも大隊長で、かつて一日で70万の死者を出したラグウン自治区の激戦でアルタイルと戦った10人のうちの1人である。
当時はまだ若く、神童と言われるのが嫌でチャラくなった。
好物はクッキー。持ち歩くほど好きらしい。
『クロード・F・ベガ』
元の家名は不明。
戦いに一般兵として志願し参加するが、毒の魔法をもろに受け、剣を腹に刺されて瀕死で倒れていた所をアルタイルに拾われ、家名である「クロード」を貰った。目が見えていないのにも関わらずまるで見えているかのように生活し、他人より優れた感覚を活かした闘いのセンスも凄い。よくナツメからクッキーを奪い取っている。
形式的にはアルタイルの養子になるため、医務室にいることが多い。
『ローラ・ラスティウラ・イリアス』
イリアス王国の現女王。
虹色の瞳に天使のような佇まいから、不思議な雰囲気を纏っている。
直属の隠密部隊を従えていたり、幼少期から寡黙で謎が多い。
『セレイド・ルイ』
家名はルイ。
見た目も中身もおっさんで、最近次女が産まれた。ベガを見ると亡くなった長女を思い出し、親心をくすぐられるらしい。
亭主関白とは程遠く、よく怪我をしてきて奥さんに怒られている。
魔剣士になってからは髭を剃るのが面倒臭くなってきて剃り残しが目立ち始めた。
『ヘイプス・ノアール』
家名はノアール。
王国軍元帥であり、魔導師団、魔剣士団、特殊隠密部隊の三部隊を統括する軍のトップである。身体が大きく目つきも鋭いため、子供に近づいて泣かれた経験があり、それ以来あまり子供の前には出ないようにしている。
昔はかなりの剣豪で、魔法の腕も凄かったらしい。今でも時々トレーニングをしている。
『カレン』
家名は不明。
フォーマルハウト掃討作戦でベガと同じセレイドの部隊に配属された。
身体強化魔法が得意で、全身から指先に至るまで、かなり精密で細かい強化を施すことができる。フォーマルハウト作戦の時に吸ったガスが不幸にも体に合わず全身を蝕んでおり、現在昏睡状態にある。
謹慎中のベガが時々カレンの病室に花を置いていく。
『ラーナ・シリウス』
家名はシリウス。
ローラ女王直属の特殊隠密部隊の1人で、かつてラグウン自治区でアルタイル、ナツメと共に戦った10人のうちの1人である。見た目はかなり若いが、十数年前から姿が変わっておらず、両瞳に幾何学模様の刻印のようなものがあり、謎だらけの人物。
普段はメイドとしての職務を全うしている。女王の命で、主に元帥の傍付きとして働いている。クールで表情ひとつ変えずに作ったような顔で過ごしいる。最近はベガと仲良くしている。
『ライド・ネクロ』
出てきて早々に死んでったおじさん。
ぐちゃぐちゃに瞬殺されてるので弱そうに思うが、実際は前線に長く勤務している経験豊富な大隊長でかなりの腕がある。
でもあれは相手が悪かった。正直作者も同情するところがある。
『フレン・ポルックス』
家名はポルックス。
王国軍魔導師団団長で、剣には全く興味が無く、国民からは賢者と呼ばれている程魔法に長けている。軍のお兄ちゃん的存在で、見た目はかなり若いが実際は40歳手前である。また、アルタイル、ナツメ、ラーナに続き、かつてラグウン自治区の激戦で戦った10人のうちの1人である。
昔から自分の体で魔法実験を繰り返してきたため、全身には刻印や魔法陣の跡が残っている。
_____________
作者のひとこと
ファンタジー作品っていうと今は異世界系の物語とかがすごく流行ってて、自分的にも異世界系の話ってすごく好きなので、最初は異世界系を書こうとしてました。
でも異世界系の話って、転生とか転移する所から始まって、主人公が最初からめちゃくちゃ強い!とか、裏切られてやり返す!とか、貴族令嬢になって一悶着!とか、そういう定石みたいなのがあって、その定石が読んでて面白いんですけど、書くってなると難しくて笑。
あとは、なんかただ流行りに乗るだけってのもなぁ……と思って、厨二感のある長編の戦闘系を書いてみたいなと前々から思ってたのでそっちを書くことにしました。
少年誌によくある感じの主人公が葛藤して強くなっていくガチガチの熱い物語ってよりかは、ある程度落ち着いた感じの厨二感が欲しかったんですよね。
12話で新キャラがめちゃくちゃ出てきたと思うんですけど、ここからようやく章の本題に入るぞ!って所です。急にキャラ増やしすぎたのでこうして改めて人物紹介の時間を取りました笑。
特に魔導師団団長のフレンとか、ラーナとかは今後活躍の場を作りたいと思ってるので、期待して待っててください!
本題まで12話も費やしたのは、裏設定とか伏線とかを張るためです笑。アルタイルの家名と名前が逆になってるのとか、作中で本当に一瞬だけチラッと出てきたラグウン自治区の激戦の話とか、ベガのこととか、そういう伏線とかも全部この章の重要なキーになってます。
これでまだ「1章・箱庭」の本題に入ったばかり笑。
先はまだまだ長いですが、先へ行くにつれて面白くなってくると思うのでどうかお付き合い下さい!!
お気に入りとか感想書いたりとかしてくれると励みになるので是非よろしくお願いします!
イリアス王国、王国軍魔剣士団団長。
家名はクロード。
紅蓮のように紅く長い髪に同色の瞳が強さを象徴する。クールで威厳があり、部下からの信頼も厚い。ただ、ベガを拾って以来時々親バカっぷりが目立つ。
よく医務室でコーヒーを飲んでくつろいでいる。
ベガに直接処分を下した後、実はルナに泣きついていた。
『ルナ』
家名は不明。
医務室に常務している医者で、魔導師や魔剣士の治療を専門にしている。兵士達からすると保健室の先生的な存在。
アルタイルとは昔馴染みで仲が良く、アルタイルが唯一全てを本音で語り合える友人。
ルナが入れてくれるコーヒーはとても美味しいらしい。
『ナツメ・スエナガ』
家名はスエナガ。
髪が伸びるのが早いので、染めて切っても金髪プリン頭になってしまう。
ピアスを沢山開けており、見るからにチャラい。こんなでも大隊長で、かつて一日で70万の死者を出したラグウン自治区の激戦でアルタイルと戦った10人のうちの1人である。
当時はまだ若く、神童と言われるのが嫌でチャラくなった。
好物はクッキー。持ち歩くほど好きらしい。
『クロード・F・ベガ』
元の家名は不明。
戦いに一般兵として志願し参加するが、毒の魔法をもろに受け、剣を腹に刺されて瀕死で倒れていた所をアルタイルに拾われ、家名である「クロード」を貰った。目が見えていないのにも関わらずまるで見えているかのように生活し、他人より優れた感覚を活かした闘いのセンスも凄い。よくナツメからクッキーを奪い取っている。
形式的にはアルタイルの養子になるため、医務室にいることが多い。
『ローラ・ラスティウラ・イリアス』
イリアス王国の現女王。
虹色の瞳に天使のような佇まいから、不思議な雰囲気を纏っている。
直属の隠密部隊を従えていたり、幼少期から寡黙で謎が多い。
『セレイド・ルイ』
家名はルイ。
見た目も中身もおっさんで、最近次女が産まれた。ベガを見ると亡くなった長女を思い出し、親心をくすぐられるらしい。
亭主関白とは程遠く、よく怪我をしてきて奥さんに怒られている。
魔剣士になってからは髭を剃るのが面倒臭くなってきて剃り残しが目立ち始めた。
『ヘイプス・ノアール』
家名はノアール。
王国軍元帥であり、魔導師団、魔剣士団、特殊隠密部隊の三部隊を統括する軍のトップである。身体が大きく目つきも鋭いため、子供に近づいて泣かれた経験があり、それ以来あまり子供の前には出ないようにしている。
昔はかなりの剣豪で、魔法の腕も凄かったらしい。今でも時々トレーニングをしている。
『カレン』
家名は不明。
フォーマルハウト掃討作戦でベガと同じセレイドの部隊に配属された。
身体強化魔法が得意で、全身から指先に至るまで、かなり精密で細かい強化を施すことができる。フォーマルハウト作戦の時に吸ったガスが不幸にも体に合わず全身を蝕んでおり、現在昏睡状態にある。
謹慎中のベガが時々カレンの病室に花を置いていく。
『ラーナ・シリウス』
家名はシリウス。
ローラ女王直属の特殊隠密部隊の1人で、かつてラグウン自治区でアルタイル、ナツメと共に戦った10人のうちの1人である。見た目はかなり若いが、十数年前から姿が変わっておらず、両瞳に幾何学模様の刻印のようなものがあり、謎だらけの人物。
普段はメイドとしての職務を全うしている。女王の命で、主に元帥の傍付きとして働いている。クールで表情ひとつ変えずに作ったような顔で過ごしいる。最近はベガと仲良くしている。
『ライド・ネクロ』
出てきて早々に死んでったおじさん。
ぐちゃぐちゃに瞬殺されてるので弱そうに思うが、実際は前線に長く勤務している経験豊富な大隊長でかなりの腕がある。
でもあれは相手が悪かった。正直作者も同情するところがある。
『フレン・ポルックス』
家名はポルックス。
王国軍魔導師団団長で、剣には全く興味が無く、国民からは賢者と呼ばれている程魔法に長けている。軍のお兄ちゃん的存在で、見た目はかなり若いが実際は40歳手前である。また、アルタイル、ナツメ、ラーナに続き、かつてラグウン自治区の激戦で戦った10人のうちの1人である。
昔から自分の体で魔法実験を繰り返してきたため、全身には刻印や魔法陣の跡が残っている。
_____________
作者のひとこと
ファンタジー作品っていうと今は異世界系の物語とかがすごく流行ってて、自分的にも異世界系の話ってすごく好きなので、最初は異世界系を書こうとしてました。
でも異世界系の話って、転生とか転移する所から始まって、主人公が最初からめちゃくちゃ強い!とか、裏切られてやり返す!とか、貴族令嬢になって一悶着!とか、そういう定石みたいなのがあって、その定石が読んでて面白いんですけど、書くってなると難しくて笑。
あとは、なんかただ流行りに乗るだけってのもなぁ……と思って、厨二感のある長編の戦闘系を書いてみたいなと前々から思ってたのでそっちを書くことにしました。
少年誌によくある感じの主人公が葛藤して強くなっていくガチガチの熱い物語ってよりかは、ある程度落ち着いた感じの厨二感が欲しかったんですよね。
12話で新キャラがめちゃくちゃ出てきたと思うんですけど、ここからようやく章の本題に入るぞ!って所です。急にキャラ増やしすぎたのでこうして改めて人物紹介の時間を取りました笑。
特に魔導師団団長のフレンとか、ラーナとかは今後活躍の場を作りたいと思ってるので、期待して待っててください!
本題まで12話も費やしたのは、裏設定とか伏線とかを張るためです笑。アルタイルの家名と名前が逆になってるのとか、作中で本当に一瞬だけチラッと出てきたラグウン自治区の激戦の話とか、ベガのこととか、そういう伏線とかも全部この章の重要なキーになってます。
これでまだ「1章・箱庭」の本題に入ったばかり笑。
先はまだまだ長いですが、先へ行くにつれて面白くなってくると思うのでどうかお付き合い下さい!!
お気に入りとか感想書いたりとかしてくれると励みになるので是非よろしくお願いします!
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