ゴッドクエスト

紅蓮の焔

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6章 石化の治療法と石像の在処

71話依頼達成まで4

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[著者のコメント]
LINEで友達から聞いたんですけど今日から期末テストだったみたいで…
テスト勉強のため、午前0時と正午に予約更新にしますが更新されなかったらごめんなさい





ルクス達はデッドスライムを売った事で周りから注目を集めていた
「おい、あの親子がデッドスライムを倒したらしいぞ」
「デッドスライムって何なんだ?」
「赤いスライムの事だ」
「へぇ~、そんな奴がいたんだな」
「そんなに凄いのか?」
ルクス達の周りの大人達はデッドスライムを知っている者と知らない者で評価が物凄く変わっていた
「な、何だか恥ずかしいです~」
「だ、だな」
「早く依頼クエスト受けましょ!」
3人は慌てて近くにあった依頼書を取り受付の女性へ渡した
「お、お願いします」
「はいはい、ってこれ受けるの?」
「はいです?」
ルクスは身を乗りだし依頼を確認した。
それにはこう書かれていた

キマイラの討伐 rankB 場所ドグリアス前洞穴

「…どうするです?」
「さぁ?貴方~どうするの~?」
「え?俺?う~ん…止めとこう」
ダルクがそう言うと受付の女性は「それが良いよ」と言い依頼書を元の所にまた貼った
「よしっ!これから他の人達の手伝いに行こう!」
「うん!」
「はいです!」
ルクス達はまずミル達を手伝う為にトリエンテ深森へ歩みを進めた

2班
ミルとタイタンは未だに会えずに森の中をさ迷っていた
「もう!ミル~!どこ~!」

タイタンが叫んでいる上空に白衣を着た男が飛行機の上に立ち双眼鏡で観察して耳に手を当て喋りだした
「なぁ、これ以上迷わせてたらもう片方が死んじまうかも知れねぇぞ?」
「ザザッ…ならもうそろそろ会わせてやれ、我々の目的の為にあいつらに死なれては困る」
「了解」
男は飛行機の操縦席に座りカチャカチャと機械を動かしていると

ギュイィィィィィィィン!

と鳴った後、機械が静かになった
「これで良いか…暇だしこいつ出して楽しませてもらうか」
男はまた機械をカチャカチャ弄ると飛行機の横に巨大で何かを被ったゴブリンとその武器になりそうな巨大な斧が現れた
ゴブリンの具体的な大きさは人間の2倍程の大きさの森の木がくるぶしの所までしかなくで、視認出来る範囲で悠に200mを越える身長で、斧はそのゴブリンの身長と同じ位大きくゴブリンはその斧を両手で持ち柄の部分を肩に乗せると大きく吼えた
「グオォォォォォォオオォォォォ!」
その声に周辺の町、村、依頼を受け近くに来ていた冒険者達が耳を塞いだ
(な、何!?)
ミルは突然近くに大きな足が出てきて驚いて呆然としているとそれが大きく吼えたので耳を塞いだが声が大きく大音量で耳に届いた
その時、物凄い地震が起こった
「…」
タイタンは真後ろに足がいきなり出てきてその衝撃で前に倒れて上体を起こし後ろを見ると大きな足が目の前にあったので大きく口を空け上を見上げたがその足の持ち主の顔は見えなく、呆然としているとそれが大きく吼えたので慌てて耳を塞ぐがミルと同じく大音量で耳に届いた
「う、五月蝿~い!」
タイタンが叫ぶと近くで人影が動いた
「ん~?ミル~?」
タイタンはミルを見ると思いきりミルに駆け出し、ミルの溝尾に頭突きを喰らわした
「…っ!」
(ぐふっ!)
「もう!僕を置いてどこかに行っちゃうなんて何してるの!全くもう!」
タイタンはミルの腹に頭を擦り付けて涙を目に溜めていた
「…!」
(貴女が先にどこかに行ったんでしょうが!)
ミルは未だに氷が溶けておらず話せなかった
「あれ?ミル、その口どうしたの?」
ミルは一瞬考えて腰に携帯しているポーチに手を伸ばしその中から羽を取り出した
「あっ!ミルも倒したんだ!」
タイタンも腰に携帯しているポーチに手を伸ばしその中から羽を取り出しミルに見せた
ミルはその羽を見るとタイタンの頭を撫で、足の先を見据えた
足は雲を悠に突っ切っており上半身がうっすらとしか見えないが何とか見えるレベルだった
(あれは…ゴブリン…かな?)
ミルは目を凝らして良く見るがやはりそれはゴブリンにしか見えない
(やっぱりあれはゴブリンだ)
タイタンはミルがいきなり上を見上げ目を凝らしていたのでミルに呼び掛けたがミルの耳には届いていない様だった

1班
メル達はドラゴンの鱗を取りギルドへ戻ろうとした…が最後のドラゴンから鱗を取った途端に大きな地震と大音量の咆哮が聞こえた
「グオォォォォォォオオォォォォ!」
メルは驚いて鱗を手放し目を瞑り耳を塞いだがそれでも普通に聞こえてきた
「な、何なんだ?この音!」
ハルも頭に付いている獣耳を塞ぐが、それでも聞こえてくる
「と、止まった?」
「多分な」
メルとハルは辺りをキョロキョロ見渡しその声の主を探し始めた
「っ!?み、見つけたっぽいぞ」
「どこどこ!っ!?な、何あれ」
ハルが指を指した方向には森の上に巨大なゴブリンが斧の柄を肩に乗せて、立っている姿が映っている
「あそこって確かミル達が行った所じゃないか?」
「え!?それだったら早く行きましょ!」
ハルはメルを背負い慌ててトリエンテ深森へ向かった
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