ゴッドクエスト

紅蓮の焔

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12章 決戦!魔王との戦闘!

173話決着?

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カオスの大幅な能力向上にサツキとアモは身構えた
「お前らも死ね」
カオスはまずサツキに襲い掛かり、サツキはなんとかカオスが頭を掴もうとしている所をしゃがんで回避したが、そのままカオスの足が鳩尾へ直撃し吹っ飛びはしなかったが、その場に屈み込んで腹を押さえて吐きそうになるのを我慢した
「うっ…!」
弱者ザコの分際でこの私に楯突くな」
カオスがサツキの頭を踏み潰そうと足を上げるとアモが大声を上げた
「死ねや!このくそ野郎!」
アモがカオスの後ろから腕を掴んでそのまま素早く反対曲げてはいけない方向へ走った

ボキッ

「よっし!」
アモはその後すぐに体当たりしようとするとカオスの口角が唐突に上がった気がして、それと同時にアモの背中に悪寒が走った
「な、なんで笑ってんだよ!」
アモは体当たりしている途中で、次の1歩までの時間がとても長く感じていた
(くそっ!何、笑ってんだよあのくそ野郎!)
アモは額に汗を掻きながらも次の1歩でカオスから離れようと重心を後ろへ下げていく

「死ね…」

カオスの口が動いたと同時にアモは地面へ足を着けた
(早く!早く…!)
アモはカオスが発する謎の恐怖に早く離れたいと思う一方だった
「死ね…!」
今度はしっかりと耳に届き、それと同時にカオスが纏っているオーラがユラッと動いて炎の様に動き始めた
「チッ、なんだそれはぁ!」
アモは逃げる事を止めて地面を踏み締めるとカオスへ飛び掛かった
それと同時にカオスのオーラが一瞬具現化し、折れた腕にビシッとオーラがのりの様に張り付くと、そこ以外のオーラが元に戻り、オーラは腕を元の形へ戻した
「は?」
目の前で起きた事に理解が追い付かないアモは殴ろうとして握り締めていた拳を緩めてしまった
カオスはその声を聞いた途端に鼻で笑った

ボンッ

突然アモの両腕が爆発した
「い、いってぇぇぇぇ!」
アモはそのまま地面を転がりサツキの隣で仰向けに倒れた
カオスは折れていた腕を動かすと笑いだした
「まさかこう回復まで出来るなんて思わなかったよ。教えてくれて感謝するよ、じゃあ死んで」
そう言い足を上げると最後にニヤリと笑い、足を降り下ろした
「待てよ!」
突然カオスの隣から声がして足を止めて目を向けるとそこには足の裏があった
「はあ…」
カオスはそれを掴むとグシャッと潰した
「ぐぅっ!」
リュートは涙を堪えてレイン達を放り投げると爪で何度も引っ掻きカオスの腕を引き裂いた
「ザマァみろ!」
リュートが乾いた笑いを浮かべると同時にどす黒いオーラが具現化し、それが落ちた腕の傷口にくっつくとバチンッと音を立てて元に戻った
「な!」
リュートは立ち退こうとしたが片足を潰されていて上手く立つ事が出来ずに倒れてしまった
「まずはお前からだ」
カオスはクルリと標的をリュートに変更してリュートの前まで歩いてきて、腕を振り上げた
「はは…」
リュートが乾いた笑いを浮かべると同時にカオスの腕がリュートの首目掛けて降り下ろされた
「そう簡単に死ぬかよ!」
リュートがその腕へ思いきり拳を突き出すと右手が粉砕された
「ぐっ…」
リュートは悲鳴を抑えて息を荒げてカオスを見上げるとカオスは冷たい目でリュートを見下していた
「死ね」
カオスは再び腕を振り上げ、思いっきり降り下ろした

ブシュッ

「ぎ…!」
リュートの左足が太股から斬られ、悲鳴を上げそうな所を口を塞いでなんとか堪えた
「はあ…はあ…は、はは、ははは…」
(やべぇ…目が…霞んで…きた)
リュートは片手足から流れ出ている血を最後に視界に入れると気絶した
「やっとか」
カオスはリュートの頭を潰そうとすると腕を肩から根刮ぎ何かに斬られた
振り向くとそこには怒りに顔を歪ませたレインがホムラに魔力を通して自分の肩を斬っている姿が視界に映った
「許さない…!ミルお姉さんにリュートさんを…!よくも!」
レインはホムラに更に魔力を込めて火球をカオスの顔へ飛ばし、それと同時にメルが反対側へ回り込み、思いきり殴り掛かり、レインは火球の後ろからカオスへ斬り付けようとしていた
「無駄だ」
カオスがオーラをメラメラと滾らすと、一部分が球の形を成して火球へ向かっていきぶつかると同時に火球が掻き消えた
「くそっ!」
レインは斬り付けようとしている腕を下げようとするが間に合わずホムラの刀身を掴まれた
「行くよ!」
【分かった…!】
レインは重心を前に傾けて全体重を掛けてカオスを斬り付けた
「中々やるな…だが無駄だ…!」
カオスは親指を焼き斬られるとレインを殴ろうともう片方の拳を引いた
「お姉ちゃん!」
「分かってるわよ!」
メルがサンダーを纏わすと同時に後ろから背中を殴り、カオスはそれに一瞬だけ全身麻痺した
「きさ…ま…!」
そして最後にレインが空中で1回転し、頭から斬り付けようと降り下ろした
「まだ…!」
カオスがホムラを掴もうと再び手を伸ばし始めた
「いいや!もう終わりだ!」
突然その手を下から蹴り上げられホムラから手が離れた
下を見ると腹を押さえながら苦しそうにしているサツキが少し口角を上げてカオスを上目遣いで見ていた
「くっ…」


そして…


ジュッ…


「くっそぉぉおおぉぉぉぉぉおぉおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおぉぉおぉぉぉぉおおぉぉぉ!」
カオスは最後の抵抗に口を開けて、目の前まで迫っているホムラを口で受け止めようとした
レインはピクッと一瞬口角を上げたがカオスはその事に気付かずホムラを噛み砕こうとしていた
そして




ガチンッ!


「なっ!」
カオスが噛み付いたのは空気で、レインは一瞬ホムラを後ろへ引いて、再び降り下ろした
(勝った!)
レインはそのまま全体重を掛けてカオスの頭へ斬り付ける
「くそがぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁああぁぁぁあぁあぁぁぁぁぁあああぁぁぁぁぁあぁぁあぁぁあぁ!」





ザシュッ!

レインがカオスを真っ二つに叩き斬った
「殺った…のか?」
サツキが呟くと同時にレインはカオスの体の間を通ってメルへ回転しながら飛んでいった
「うわっ!」
メルはなんとか受け止めてレインを強く抱き締めた
「やったね!お兄ちゃん!」
2人が喜んでいる中、レインは不服そうな顔をした
そんなレインの頭にはある声が流れていた
【お前達を絶対に殺してやるからな…!】
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