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14章 終わりの序章
sidestoryⅣメイト~悲しき再会~1
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暫く進むとレインが黒い手に持っていかれた場に辿り着いた
「なんだ…あれは?」
メイトの目の前には黒い手がうじゃうじゃ生えている、顔や体の識別が出来ない人型の何かが木の根にくっついていて、それにレインの体が持っていかれていた
そして手が人型にレインの半身を手渡すと少しピクリと反応した
「ああ!これは!やっと!やっと見つけた!」
その人型は女性の…それも聞いた事のある声だった
(あの声…でもそんな筈はない、あの人は俺の目の前で…)
メイトは自分の辿り着いた答えが間違っていると首を振るがそれはすぐに目の前で起きる事に否定される
人型の顔の辺りの黒い手が、体の下の方へ移動して顔が見えてくる
「レインくん、体は変わっても私は分かる…独りぼっちだったあの時の私に唯一優しく接してくれた。強くて…そして優しい男の子…」
(ミル…さん)
メイトは黒い手がレインの半身しか見せていない事を思い出し辺りを見渡した
(あった)
メイトの遥か下にレインのもう半身を持つ手が見えた
(あそこまで…行くのか…)
メイトは大きく息を吸い込んだ
(一か八か…助ける…か)
メイトは木の根から飛び降りて、レインの左半身を手を引き裂いて奪うとミルはメイトに反応した
それと同時に切り裂いた手を掴んで落ちるのをなんとか防いだ
「あ、危ねぇ…」
メイトはレインの半身を視界に入れると顔が無い事が分かった
「…何を…するの…何を!何をぉぉぉおぉおぉおぉおおぉぉぉおおぉぉおぉぉぉぉおぉぉぉぉおぉぉおぉおぉぉ!!」
ミルが叫んでそれに驚いたメイトが上を見上げた
「っ!?」
そこにはミルを中心に時計の様な円形の板にミル以外の9人の女性が間隔を開けて並べられ、虚ろに、しかし確実に怒りの隠った表情にメイトは気圧された
「お前はおまおまおまおまおまおまお前はゆ、ゆゆゆゆゆゆ許さない…ゆるゆるゆるゆるゆるゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆ許さないぃぃぃぃぃぃぃぃ!」
ミルの声に反応するかの様に無数の黒い手がメイトを掴まえに来る
(しまった!くそっ!やっぱりこんな奴に命なんて…)
メイトが下唇を噛んで俯くと気が付いた
(待てよ…ミルさんは許さない…だって?ああ、それで良いよ)
メイトは無意識に口角を上げるとレインのもう半身を探し始めた
(あった!)
それはすぐに見つかり、それがあった場所は…ミルの片腕の中だった
(あれじゃあどうやっても…でも…それでも、やってみるしかない、奴は自分が死ぬ覚悟で俺を助けたんだ!俺がここで諦めたらなんの為にここまで来たんだ!やるんだ!やるんだ俺!)
メイトは疲れて震える腕に鞭を打ち、レインの左半身を肩に乗せると両手を使って引き裂いた手を伝って登っていった
「なあ、知ってるか?」
メイトは突然呟き始めた
「死んだ者は生き返らない、例えどんな魔法でもそれを成す事は不可能だ
だから…!だから俺はお前を殺す!例えどんな姿でも俺は殺る!例えそれがミルさんの意思に背く事だとしても!俺は勝ってこいつを元に戻してやる!
うおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
メイトが叫ぶとミルの姿をした者は気圧されて数秒だけ動きを止めた
その間にメイトは獣化して狼の姿になると、爪を引っ掻け、レインの左半身をくわえてミルに向かって走っていった
「来るな!来るなぁ!」
ミルが黒い手を操ってメイトを掴まえさせるがメイトはそれを引き千切りながら登っていく
「止めろ!止めろぉ!止めろぉぉぉおぉおぉおぉおおぉぉぉおおぉぉおぉぉぉぉおぉぉぉぉおぉぉおぉおぉぉ!」
その叫びを無視してメイトは走っていく
そしてミルの前まで来るとレインの半身同士の傷口からどす黒いオーラが発生してそれが触手の様な形に変化して触手がレインの半身同士をくっ付けた
「ごはっ!」
レインが血を吐くとミルの顔に掛かり、レインの身体を一瞬手放した
それを逃さずにメイトはレインを取り返してミルの顔を蹴って木の根に跳び移ると走って逃げていった
「うわぁぁぁぁぁぁあぁあぁぁぁあぁぁぁぁぁああぁあぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁあぁぁぁあぁぁあぁぁぁあぁあぁぁぁあぁぁぁあぁぁぁぁぁぁあぁぁぁあぁぁあぁあああぁぁあぁぁぁぁあぁぁああぁぁあぁぁぁああぁあぁあぁぁぁ!」
後ろから悲鳴が聞こえたが、それを無視して走っていった
(はったり効いて良かった~)
メイトはミルが見えなくなると獣化を解いて人の姿に戻った
「その、ありがとう」
レインはペコリと頭を下げるとミルのいた方向へ走っていった
「…疲れた…少し休憩しよ…」
メイトはその場に倒れ込んで寝息を立て始めた
「なんだ…あれは?」
メイトの目の前には黒い手がうじゃうじゃ生えている、顔や体の識別が出来ない人型の何かが木の根にくっついていて、それにレインの体が持っていかれていた
そして手が人型にレインの半身を手渡すと少しピクリと反応した
「ああ!これは!やっと!やっと見つけた!」
その人型は女性の…それも聞いた事のある声だった
(あの声…でもそんな筈はない、あの人は俺の目の前で…)
メイトは自分の辿り着いた答えが間違っていると首を振るがそれはすぐに目の前で起きる事に否定される
人型の顔の辺りの黒い手が、体の下の方へ移動して顔が見えてくる
「レインくん、体は変わっても私は分かる…独りぼっちだったあの時の私に唯一優しく接してくれた。強くて…そして優しい男の子…」
(ミル…さん)
メイトは黒い手がレインの半身しか見せていない事を思い出し辺りを見渡した
(あった)
メイトの遥か下にレインのもう半身を持つ手が見えた
(あそこまで…行くのか…)
メイトは大きく息を吸い込んだ
(一か八か…助ける…か)
メイトは木の根から飛び降りて、レインの左半身を手を引き裂いて奪うとミルはメイトに反応した
それと同時に切り裂いた手を掴んで落ちるのをなんとか防いだ
「あ、危ねぇ…」
メイトはレインの半身を視界に入れると顔が無い事が分かった
「…何を…するの…何を!何をぉぉぉおぉおぉおぉおおぉぉぉおおぉぉおぉぉぉぉおぉぉぉぉおぉぉおぉおぉぉ!!」
ミルが叫んでそれに驚いたメイトが上を見上げた
「っ!?」
そこにはミルを中心に時計の様な円形の板にミル以外の9人の女性が間隔を開けて並べられ、虚ろに、しかし確実に怒りの隠った表情にメイトは気圧された
「お前はおまおまおまおまおまおまお前はゆ、ゆゆゆゆゆゆ許さない…ゆるゆるゆるゆるゆるゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆ許さないぃぃぃぃぃぃぃぃ!」
ミルの声に反応するかの様に無数の黒い手がメイトを掴まえに来る
(しまった!くそっ!やっぱりこんな奴に命なんて…)
メイトが下唇を噛んで俯くと気が付いた
(待てよ…ミルさんは許さない…だって?ああ、それで良いよ)
メイトは無意識に口角を上げるとレインのもう半身を探し始めた
(あった!)
それはすぐに見つかり、それがあった場所は…ミルの片腕の中だった
(あれじゃあどうやっても…でも…それでも、やってみるしかない、奴は自分が死ぬ覚悟で俺を助けたんだ!俺がここで諦めたらなんの為にここまで来たんだ!やるんだ!やるんだ俺!)
メイトは疲れて震える腕に鞭を打ち、レインの左半身を肩に乗せると両手を使って引き裂いた手を伝って登っていった
「なあ、知ってるか?」
メイトは突然呟き始めた
「死んだ者は生き返らない、例えどんな魔法でもそれを成す事は不可能だ
だから…!だから俺はお前を殺す!例えどんな姿でも俺は殺る!例えそれがミルさんの意思に背く事だとしても!俺は勝ってこいつを元に戻してやる!
うおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
メイトが叫ぶとミルの姿をした者は気圧されて数秒だけ動きを止めた
その間にメイトは獣化して狼の姿になると、爪を引っ掻け、レインの左半身をくわえてミルに向かって走っていった
「来るな!来るなぁ!」
ミルが黒い手を操ってメイトを掴まえさせるがメイトはそれを引き千切りながら登っていく
「止めろ!止めろぉ!止めろぉぉぉおぉおぉおぉおおぉぉぉおおぉぉおぉぉぉぉおぉぉぉぉおぉぉおぉおぉぉ!」
その叫びを無視してメイトは走っていく
そしてミルの前まで来るとレインの半身同士の傷口からどす黒いオーラが発生してそれが触手の様な形に変化して触手がレインの半身同士をくっ付けた
「ごはっ!」
レインが血を吐くとミルの顔に掛かり、レインの身体を一瞬手放した
それを逃さずにメイトはレインを取り返してミルの顔を蹴って木の根に跳び移ると走って逃げていった
「うわぁぁぁぁぁぁあぁあぁぁぁあぁぁぁぁぁああぁあぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁあぁぁぁあぁぁあぁぁぁあぁあぁぁぁあぁぁぁあぁぁぁぁぁぁあぁぁぁあぁぁあぁあああぁぁあぁぁぁぁあぁぁああぁぁあぁぁぁああぁあぁあぁぁぁ!」
後ろから悲鳴が聞こえたが、それを無視して走っていった
(はったり効いて良かった~)
メイトはミルが見えなくなると獣化を解いて人の姿に戻った
「その、ありがとう」
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