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13章 前哨戦
209話 護衛の彼女
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「やっと戻って来た……!」
デパートに戻って来たレンゼはその中に入り、辺りを見回しながら歩いて行く
「口ピアスは分からないけど棒の奴は十中八九目が見えない。だから店番や警備じゃなくてもっと別の場所に潜んでる筈だ……」
店内案内板を見詰め、盲目の人物が居そうな場所を探し始めた
「今思えばこれって奴が居る前提の話だよな……あ、でも今日何かしようとしてたのなら全員ここに居る……か。うん。きっとそうだ。そうしよう」
その場で頷くと再び探し始めた
「何……? これ……」
ジョンの部下である彼女はとある少年の護衛を任されたのだ。しかしそこには少年の姿は疎か、人の姿も見当たらない
「たしか特徴が……凄く小さい女の子みたいな少年……」
散乱した部屋の中を銃を構えて中に入る
「……誰もいない。もしかして……交戦中!?」
部屋の端に空いた大穴から階下に飛び降りると思わず顔を顰めて鼻を摘んだ
「なんなの……?」
彼女の目の前には引き裂かれた人と思われる肉片が辺りに血と共に散らばっており、幾つかには毛が数本付いていた
「初任務がこれって……もしかして大佐……人使いの荒い人!?」
鼻を劈く臭いを我慢しながら血の道をゆっくり歩いて行く。引き裂かれた肉片の上を歩いているので滑りやすくなっているのは悪しからず。一歩一歩、出来るだけ肉片を避けながら歩いてはみるも辺り一面肉片だらけなので避けようもない事もある
「向かいの部屋に……」
玄関まで出ると向かいの部屋のドアが開いていて、そこまで血の道が通っていた
「あそこに居るって訳ね……!」
その部屋を出ると向かいの部屋に走って入って行った
「動くな!」
銃口を向けると女性が涙を目尻に溜めて少女を庇う様に抱き締めていた
「……あれ?」
血の痕跡を目で辿っていくと幾つか隣の部屋で壁を壊して突き進んでいる筋骨隆々な男に女性が歩いて行くのが見えた
「ッ! 待ちなさい!」
銃を女性の近くの壁を撃って威嚇すると女性は振り返り、彼女を見ると歩いて近付いた
「貴女は?」
「私はローラ・エドモンド。今すぐあの男を止めなさい!」
「……ハァ……いい加減にしてよ……大丈夫。居心地の良い所見付けたらすぐそこの奴ら殺して寝るから」
面倒臭そうに答える女性に彼女、ローラは怒鳴った
「巫山戯ないで! あの男を止めないと撃つわよ!」
「お好きに……私とあの人は時が来るまで寝る……それだけじゃない」
「つまり……止めないって言うのね?」
「えぇ」
部屋の中に銃声が響いた
それは女性の頬を掠めて少し遠くに居る男の脳天をブチ抜き、男の動きが止まった
「一緒に来てもらうわよ……」
「眠れる?」
「ええ。一生ね」
「なら良いわ。でもあの人がなんて言うかは話は別」
動きを止めた男は振り返ってローラを見詰めた
「ッ!? 嘘! なんで!?」
それと同時にローラは突然、片膝を着いた
「グッ……! お、重い……!」
男を見詰めたまま、歯を食い縛る
「あぁ~あ……あの人は許さないって」
「なんッ……なのよ! これはッ!」
腕をなんとか動かし、銃を拾うと男の脳天を狙って撃った
「……いでぇ……」
男は銃弾を素手で弾き、銃弾の軌道を逸らすとまたもやローラに向かってゆっくりと歩き始めた
「なんッなのよッ……! あんた達……!」
「教えても良いけど……あっ、どうせ聞いた奴殺すし大丈夫か」
ローラの顔から血の気が引いていき、女性を睨み付けた
「人造人間……」
「ホム……ン……クルス?」
「……とある国の王が病気に伏せてしまい、体力が衰え、子を成せない体となりました。彼は後継者を産み出す為に錬金術師達に命令しました。その内の一人が人の姿をした何かの製造に成功しましたが……その人の姿をした何かはフラスコの中でしか生活出来ませんでした。その何か。これが人造人間です」
そこまで言い終わると女性を巨大な影が覆った
「それじゃあ……」
女性が手を横に振ると同時に男は女性とローラに腕を振り下ろして潰した
「ひっ!」
「そう言えば貴女達も居たのね」
肉塊の近くに転がった銃を取り、女性に向ける
ダンッ!
銃声が轟き、女性の首に風穴が空いた
「ママァァああ!」
少女が風穴の空いた女性に泣き付き、女性は再び銃を構える。その肩には薄い煙が上がっていた
「可能性があるとすればここに紛れて……とか?」
店内案内板の二階、そこの迷子センター。レンゼはそこを見詰めていた
[作者のコメント]
今作、執筆完了致しました
色々と言いたいことはありますがそれは最期で
作者は高校受験生なので勉強も同時進行しなければなりません
と、いうわけで最期の方は速足になってる感じがありますが何卒ご容赦下さい
物語を忘れて途中で投げ出したくなかったのです。ごめんなさい
一応、予約公開にしていますが更新されなかったらごめんなさい
また、別作品も書くつもりですが勉強の息抜き程度なので更に短くなるか、更新速度が遅くなるかのどちらかと思います。その時はその時で連絡するので興味があれば……
では、皆様も夏バテにはお気をつけ下さい
それでは、また会えると良いですね
デパートに戻って来たレンゼはその中に入り、辺りを見回しながら歩いて行く
「口ピアスは分からないけど棒の奴は十中八九目が見えない。だから店番や警備じゃなくてもっと別の場所に潜んでる筈だ……」
店内案内板を見詰め、盲目の人物が居そうな場所を探し始めた
「今思えばこれって奴が居る前提の話だよな……あ、でも今日何かしようとしてたのなら全員ここに居る……か。うん。きっとそうだ。そうしよう」
その場で頷くと再び探し始めた
「何……? これ……」
ジョンの部下である彼女はとある少年の護衛を任されたのだ。しかしそこには少年の姿は疎か、人の姿も見当たらない
「たしか特徴が……凄く小さい女の子みたいな少年……」
散乱した部屋の中を銃を構えて中に入る
「……誰もいない。もしかして……交戦中!?」
部屋の端に空いた大穴から階下に飛び降りると思わず顔を顰めて鼻を摘んだ
「なんなの……?」
彼女の目の前には引き裂かれた人と思われる肉片が辺りに血と共に散らばっており、幾つかには毛が数本付いていた
「初任務がこれって……もしかして大佐……人使いの荒い人!?」
鼻を劈く臭いを我慢しながら血の道をゆっくり歩いて行く。引き裂かれた肉片の上を歩いているので滑りやすくなっているのは悪しからず。一歩一歩、出来るだけ肉片を避けながら歩いてはみるも辺り一面肉片だらけなので避けようもない事もある
「向かいの部屋に……」
玄関まで出ると向かいの部屋のドアが開いていて、そこまで血の道が通っていた
「あそこに居るって訳ね……!」
その部屋を出ると向かいの部屋に走って入って行った
「動くな!」
銃口を向けると女性が涙を目尻に溜めて少女を庇う様に抱き締めていた
「……あれ?」
血の痕跡を目で辿っていくと幾つか隣の部屋で壁を壊して突き進んでいる筋骨隆々な男に女性が歩いて行くのが見えた
「ッ! 待ちなさい!」
銃を女性の近くの壁を撃って威嚇すると女性は振り返り、彼女を見ると歩いて近付いた
「貴女は?」
「私はローラ・エドモンド。今すぐあの男を止めなさい!」
「……ハァ……いい加減にしてよ……大丈夫。居心地の良い所見付けたらすぐそこの奴ら殺して寝るから」
面倒臭そうに答える女性に彼女、ローラは怒鳴った
「巫山戯ないで! あの男を止めないと撃つわよ!」
「お好きに……私とあの人は時が来るまで寝る……それだけじゃない」
「つまり……止めないって言うのね?」
「えぇ」
部屋の中に銃声が響いた
それは女性の頬を掠めて少し遠くに居る男の脳天をブチ抜き、男の動きが止まった
「一緒に来てもらうわよ……」
「眠れる?」
「ええ。一生ね」
「なら良いわ。でもあの人がなんて言うかは話は別」
動きを止めた男は振り返ってローラを見詰めた
「ッ!? 嘘! なんで!?」
それと同時にローラは突然、片膝を着いた
「グッ……! お、重い……!」
男を見詰めたまま、歯を食い縛る
「あぁ~あ……あの人は許さないって」
「なんッ……なのよ! これはッ!」
腕をなんとか動かし、銃を拾うと男の脳天を狙って撃った
「……いでぇ……」
男は銃弾を素手で弾き、銃弾の軌道を逸らすとまたもやローラに向かってゆっくりと歩き始めた
「なんッなのよッ……! あんた達……!」
「教えても良いけど……あっ、どうせ聞いた奴殺すし大丈夫か」
ローラの顔から血の気が引いていき、女性を睨み付けた
「人造人間……」
「ホム……ン……クルス?」
「……とある国の王が病気に伏せてしまい、体力が衰え、子を成せない体となりました。彼は後継者を産み出す為に錬金術師達に命令しました。その内の一人が人の姿をした何かの製造に成功しましたが……その人の姿をした何かはフラスコの中でしか生活出来ませんでした。その何か。これが人造人間です」
そこまで言い終わると女性を巨大な影が覆った
「それじゃあ……」
女性が手を横に振ると同時に男は女性とローラに腕を振り下ろして潰した
「ひっ!」
「そう言えば貴女達も居たのね」
肉塊の近くに転がった銃を取り、女性に向ける
ダンッ!
銃声が轟き、女性の首に風穴が空いた
「ママァァああ!」
少女が風穴の空いた女性に泣き付き、女性は再び銃を構える。その肩には薄い煙が上がっていた
「可能性があるとすればここに紛れて……とか?」
店内案内板の二階、そこの迷子センター。レンゼはそこを見詰めていた
[作者のコメント]
今作、執筆完了致しました
色々と言いたいことはありますがそれは最期で
作者は高校受験生なので勉強も同時進行しなければなりません
と、いうわけで最期の方は速足になってる感じがありますが何卒ご容赦下さい
物語を忘れて途中で投げ出したくなかったのです。ごめんなさい
一応、予約公開にしていますが更新されなかったらごめんなさい
また、別作品も書くつもりですが勉強の息抜き程度なので更に短くなるか、更新速度が遅くなるかのどちらかと思います。その時はその時で連絡するので興味があれば……
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