11 / 29
11
しおりを挟む
前回よりも、心地良いセックスとなった。
終えた後、「他の誰かとした?」と私が訊いた。
「した。と言いたいけど、してない」とあなたは私の目を覗き込んだ。
どうして、した、と言いたいのかは問わずにおいた。
「俺を想ってオナニーしてくれた?」
「それはめっちゃした。音楽聴きながらした。今度のライブ興奮しちゃうかも」
「それは嬉しいねぇ」
「ねぇ、私のこと想いながら、ひとりでした?」とあなたは言った後、ドキドキしているような顔をした。
「オナニーはいつもセクシー女優さんにお世話になってます」と私はおどけた。
「も~う。私のDVD持ってくるから見て!それでして!でなきゃ私、セクシー女優になってやるから」
「それもいいね。きっと人気でるよ」
「ほんとになったら、ショックじゃない?」
「全然」
「ほんとに?」
「仕事のど真ん中じゃない? 性産業って。食欲があるから、食べ物関連、睡眠欲があるから、住むところを確保する不動産関連や寝具関連、そういうのって仕事のど真ん中でしょ? じゃあ性欲は?」
「確かに。性関連の仕事ってど真ん中だね」
「だから、グラビアでもAVでも風俗でも、やりたかったら胸張ってやればいいんだよ」
「今度の撮影、いつもよりエロくなるかも~」
「いいじゃん、DVD発売イベント行けたらいいな」
「行けたらじゃなくて、来るの!」
「レコーディングと被りませんよーに」
「私も祈る」と言って、あなたは手を合わせた。
「ねぇ」と言って、神妙な間があった。「あつしさんのこと、本気で好きになっちゃうかも。迷惑?」とあなたは続けた。
「全然」と努めて朗らかに言った。
「もう!本気にしてないんだから」とあなたは気色を緩めた。
私はそれを救いにし、「応えられるかは分からないけど、好きになられる分には気持ちが良いよね」とクズ発言をした。
「もう悪い男」
「もう良い男のこと好きになれないかもね」
「そうなったら、責任とってよね」
「責任は自分にしかないよ。誰もがね」
「も~う。なんでDM送っちゃったんだろう」
「後悔?」
「半々」
「それは良い塩梅だ」と言うと、ぽってりとしたお腹を叩かれた。
終えた後、「他の誰かとした?」と私が訊いた。
「した。と言いたいけど、してない」とあなたは私の目を覗き込んだ。
どうして、した、と言いたいのかは問わずにおいた。
「俺を想ってオナニーしてくれた?」
「それはめっちゃした。音楽聴きながらした。今度のライブ興奮しちゃうかも」
「それは嬉しいねぇ」
「ねぇ、私のこと想いながら、ひとりでした?」とあなたは言った後、ドキドキしているような顔をした。
「オナニーはいつもセクシー女優さんにお世話になってます」と私はおどけた。
「も~う。私のDVD持ってくるから見て!それでして!でなきゃ私、セクシー女優になってやるから」
「それもいいね。きっと人気でるよ」
「ほんとになったら、ショックじゃない?」
「全然」
「ほんとに?」
「仕事のど真ん中じゃない? 性産業って。食欲があるから、食べ物関連、睡眠欲があるから、住むところを確保する不動産関連や寝具関連、そういうのって仕事のど真ん中でしょ? じゃあ性欲は?」
「確かに。性関連の仕事ってど真ん中だね」
「だから、グラビアでもAVでも風俗でも、やりたかったら胸張ってやればいいんだよ」
「今度の撮影、いつもよりエロくなるかも~」
「いいじゃん、DVD発売イベント行けたらいいな」
「行けたらじゃなくて、来るの!」
「レコーディングと被りませんよーに」
「私も祈る」と言って、あなたは手を合わせた。
「ねぇ」と言って、神妙な間があった。「あつしさんのこと、本気で好きになっちゃうかも。迷惑?」とあなたは続けた。
「全然」と努めて朗らかに言った。
「もう!本気にしてないんだから」とあなたは気色を緩めた。
私はそれを救いにし、「応えられるかは分からないけど、好きになられる分には気持ちが良いよね」とクズ発言をした。
「もう悪い男」
「もう良い男のこと好きになれないかもね」
「そうなったら、責任とってよね」
「責任は自分にしかないよ。誰もがね」
「も~う。なんでDM送っちゃったんだろう」
「後悔?」
「半々」
「それは良い塩梅だ」と言うと、ぽってりとしたお腹を叩かれた。
0
あなたにおすすめの小説
17歳男子高生と32歳主婦の境界線
MisakiNonagase
恋愛
32歳主婦のカレンはインスタグラムで20歳大学生の晴人と知り合う。親密な関係となった3度目のデートのときに、晴人が実は17歳の高校2年生だと知る。
カレンと晴人はその後、どうなる?
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様を書いたストーリーです。
熟女愛好家ユウスケの青春(熟女漁り)
MisakiNonagase
恋愛
高校まで勉強一筋で大学デビューをしたユウスケは家庭教師の教え子の母親と不倫交際するが、彼にとって彼女とが初の男女交際。そこでユウスケは自分が熟女好きだと自覚する。それからユウスケは戦略と実戦を重ねて、清潔感と聞き上手を武器にたくさんの熟女と付き合うことになるストーリーです。
会社員の青年と清掃員の老婆の超越した愛
MisakiNonagase
恋愛
二十六歳のレンが働くオフィスビルには、清掃員として七十歳のカズコも従事している。カズコは愛嬌のある笑顔と真面目な仕事ぶりで誰からも好かれていた。ある日の仕事帰りにレンがよく行く立ち飲み屋に入ると、カズコもいた。清掃員の青い作業服姿しか見たことのなかったレンは、ごく普通の装いだったがカズコの姿が輝いて見えた。それから少しづつ話すようになり、二人は年の差を越えて恋を育んでいくストーリーです。不倫は情事かもしれないが、この二人には情状という言葉がふさわしい。
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる