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プロデューサーの亀山さんと、個室居酒屋でご飯を食べていた。
「パジャマと枕、売れ行きいいみたいだね」と亀山さん。
「おかげさまで」
「あつしくんがXで俺も使ってるから、一緒の格好して寝ようって呟いたのが効いてるよ」
「だといいんですけどね。まじで使ってますし」
「君は本当に真面目なとこは真面目だねぇ、いつも使ってるバッグもグッズのやつでしょ」
「はい、ファンのみんなと同じものを使いたいので。言っちゃってますからね、俺も普段からグッズ使ってるから、みんなも安心して買ってくれって。で、不真面目なとこは何処ですか?」と私は尋ねた。
「タバコ、あと女性関係、マッチングアプリとかまでやってるんでしょ?」
「電子タバコです。まぁそこらへんは、まぁ、ねぇ」
「女性関係も気をつけなね、いま調子いいんだから」
「その辺は気をつけられないかもしれないです」と私は笑った。
そうそう、と亀山さんは何かを思い出したようだった。
「Sさんが、君の連絡先を知りたいみたいでさぁ」と亀山さんが切り出した。
Sさんというのは、有名な女性シンガーソングライターだ。
「いいですよ。いつかSさんのNって曲、歌わせてもらいたいですし」
「たぶん深い仲になっちゃうんだろうなぁ」と亀山さんはニヤニヤした。
「そうなると、なんかまずいんですか?」
「そういうわけじゃないけど、やっぱその気あるんじゃない」
「だいたいの女性にその気ありますよ、俺は」
「もう、節操ないねぇ。お父さんは心配だよ」
「今のところ、親孝行できてるじゃないですか、お父さん」
「それはそうだね」と亀山さんは笑った。
「それでサードアルバムだけど、MのLって曲はどう?」と亀山さんは急に仕事の話を始めた。
Mというのは、いま一番人気があるバンドだ。
「Mさんの楽曲だと、断然Dですね」
「ああ、あの曲も良いね、でもLも一回試してみようよ」
「カラオケいきますか? キー設定も色々ためせますし」
「そうだね、キー探そう。それで、今もやってるあのスマホの、カラオケのアプリで、二曲とも投稿してみたら?」
「最近の音楽も投稿しちゃっていいんですか? サードが出るまでファンに予感させないほうがいいかなぁと思って、昭和とか平成の歌をアップしてました」
「ああ、そうかぁ、それもそうだねぇ」と亀山さんはどうしてもLという曲を歌わせたいようだった。
「L好きなんですか?」と訊いてみた。
「いや、あつしくんの声に合うと思って」とは言ったが、個人的に好きなのだろうと思われた。
「じゃあ、カラオケで手を抜いて歌いますね。Lのほうは」と言うと、「それはプロとしてどうなの?」と返されたので、「L好きなんでしょ? 個人的に」と問い詰めてみた。
亀山さんはニコニコしていた。
「パジャマと枕、売れ行きいいみたいだね」と亀山さん。
「おかげさまで」
「あつしくんがXで俺も使ってるから、一緒の格好して寝ようって呟いたのが効いてるよ」
「だといいんですけどね。まじで使ってますし」
「君は本当に真面目なとこは真面目だねぇ、いつも使ってるバッグもグッズのやつでしょ」
「はい、ファンのみんなと同じものを使いたいので。言っちゃってますからね、俺も普段からグッズ使ってるから、みんなも安心して買ってくれって。で、不真面目なとこは何処ですか?」と私は尋ねた。
「タバコ、あと女性関係、マッチングアプリとかまでやってるんでしょ?」
「電子タバコです。まぁそこらへんは、まぁ、ねぇ」
「女性関係も気をつけなね、いま調子いいんだから」
「その辺は気をつけられないかもしれないです」と私は笑った。
そうそう、と亀山さんは何かを思い出したようだった。
「Sさんが、君の連絡先を知りたいみたいでさぁ」と亀山さんが切り出した。
Sさんというのは、有名な女性シンガーソングライターだ。
「いいですよ。いつかSさんのNって曲、歌わせてもらいたいですし」
「たぶん深い仲になっちゃうんだろうなぁ」と亀山さんはニヤニヤした。
「そうなると、なんかまずいんですか?」
「そういうわけじゃないけど、やっぱその気あるんじゃない」
「だいたいの女性にその気ありますよ、俺は」
「もう、節操ないねぇ。お父さんは心配だよ」
「今のところ、親孝行できてるじゃないですか、お父さん」
「それはそうだね」と亀山さんは笑った。
「それでサードアルバムだけど、MのLって曲はどう?」と亀山さんは急に仕事の話を始めた。
Mというのは、いま一番人気があるバンドだ。
「Mさんの楽曲だと、断然Dですね」
「ああ、あの曲も良いね、でもLも一回試してみようよ」
「カラオケいきますか? キー設定も色々ためせますし」
「そうだね、キー探そう。それで、今もやってるあのスマホの、カラオケのアプリで、二曲とも投稿してみたら?」
「最近の音楽も投稿しちゃっていいんですか? サードが出るまでファンに予感させないほうがいいかなぁと思って、昭和とか平成の歌をアップしてました」
「ああ、そうかぁ、それもそうだねぇ」と亀山さんはどうしてもLという曲を歌わせたいようだった。
「L好きなんですか?」と訊いてみた。
「いや、あつしくんの声に合うと思って」とは言ったが、個人的に好きなのだろうと思われた。
「じゃあ、カラオケで手を抜いて歌いますね。Lのほうは」と言うと、「それはプロとしてどうなの?」と返されたので、「L好きなんでしょ? 個人的に」と問い詰めてみた。
亀山さんはニコニコしていた。
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