色々とごちゃ混ぜになったVRMMO

たこやき

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始まり?の町

3 魔法

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「やっとついた・・・」
「ハヤテ、お前運悪すぎだろ・・・」
「ああ、すまなかった。」
「じゃ、じゃあな」
 彼は今まで本当によくやってくれた。川に流されそうな俺を必死で助けてくれ、雨で寒さに震えていた俺を引きずって歩いてくれ、池にドボンしたら引き上げてくれた。
 そのとき、ピコーンとどこからか音がした。
”最後のプレイヤーが町に入りましたので、これより魔法、モンスター、町の各施設を開放いたします”
 俺たちが最後だったのか・・・なんか気恥ずかしい。しかも、モンスターがいない中で死にそうになってたのか。
 そんなことを考えていると、再びピコーンと音がした。どうやら称号が手に入ったようだ
どれどれ・・・
 
 称号:最終者(町への到達イベントで、最後だったものへ送られる名誉?の称号)

 何じゃこれ。
 どうやらカゲフミも同じようだ。絶望した横顔がそれを淡々と物語っている。


 魔法が使えるようになったので、早速森で試してみることにする。
 しばらく歩くと、緑色のスライムがプルン、プルンと歩い?ていた。
 よし、あれにしよう。
 「火魔法、発動!」
 俺はスライムに意識を集中させ、小声で呟いた。だが、発動しない。
 バグか?と思い、やり直してみるが一向に発動しない。
 ・・・うーんどうなってるんだ?
 俺がそんなことを考えている間にも、スライムはプルン、プルンとしている。

 そういえば、このゲームでは最初にスキルが手に入らなかったな。
 クエストをこなしたり、誰かに教わるのかと思っていたがもしや・・・
 俺はもう一度火魔法を発動させる。
 ただし今度は直径1メートルほどの火の玉が、スライムに向かっていくのをイメージした。
 すると想像したとおり、火の玉がスライムに向かっていき、スライムをジュウッと焦がした。やっぱりな!必要なのはイメージだったのだ。
 スライムがプギュウッとなき、飛びかかってくる。まだ生きていたのか。
 だが、俺は今度は小さな風の竜巻がスライムに向かっていくのをイメージし、風魔法を発動させる。
「よし」
 スライムは、生命線である魔核を貫かれ、プギュウウーと断末魔の叫びをもらして散っていった。
  
 前者がファイアボール、後者がウィンドニードルってとこか。
 すると、スキルに”ファイアボール"と”ウィンドニードル”が追加される。
 アイテムは、<スライムの粘液>、<魔核(極小)>が、火魔法と風魔法がLV2になっている。
 なるほど、魔法については分かってきた。


 結局そのままスライムを十五体、ゴブリンを六体倒し、LVもかなり上がってきた。
 日も傾き始めてきたので、そろそろ帰るか。
 ふと、バキバキバキと森の奥から物音がする。
 目を凝らすと、多数のゴブリンと一回りでかいゴブリンがこちらに向かってきているのが見えた。
「グオオオオオオオオ」「グギャアアアアアアアア」

 だが、こんなことで驚く俺ではない。落ち着いてボスゴブリンの足を狙い、風を発射する。
 風の竜巻が、グオオとボスリンの足に向かい・・・そのままかき消された。
「え?強くね?」
 ・・・・・こんなとき、どうするのか。
 答えは簡単、こっちの足を使うのだ。

「逃ィげるんだよォースモー●ィィィ!」
 

 
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