色々とごちゃ混ぜになったVRMMO

たこやき

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PVP

PVP④

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 同じ風魔法を使った戦法でも、術者によって様々である。
 グラスは剣速の上昇と射程の延長、ニーケーは振り回すことによって範囲攻撃とし、ワトソンは魔法攻撃の他に防御にも使用していた。
 それに、風魔法に他の魔法を組み合わせたりもしていた。
 グラスは光、ニーケーは水?、ワトソンは火と三者三様だ。
 俺もオリジナルを考えておこう。案はすでに幾つか挙がっている。 
 
 第五試合はPVP大会には珍しい弓使いカーストと槍使いガリュウだ。
 ”双方、準備はよろしいですね?開始!”
「参る!砂塵双撃!」
 なんか、技名つけるのはやってんのかな?考えておこう。
 ガリュウは、なんと槍の二刀流であった。
 それに、槍に砂をまとっている。土魔法のアレンジであろう。
 カーストは素早く避ける。そして、風魔法で高く、高く跳躍。上空から矢を放つ。
「回転降矢!」  
 次々と矢を打つ。手元が見えない。恐ろしい早業である。矢はいずれも高速回転している。
 ガリュウはバックステップで回避。向かってくるのは叩き落としている。
 ヒュウウウゥゥゥ
 カーストが滑空しつつ降りてくる。ガリュウは着地地点を狙い・・・
「雷天双撃!」
 槍がバチバチと音を立ててカーストに向かう。槍からでている雷にすら当たれば致命傷は免れないであろう。
「お命頂戴!」
「甘い。流れ矢」
 矢を放つが、あらぬ方向へ飛んでいく。
「血迷ったか!」
 だが、矢は中空で踵を返すとガリュウの後頭部へ向かっていく。
 ガリュウは当然気付かない。
 ガッ
 後頭部に見事にヒットする。
 ガリュウは一瞬ふらつくが構わずにカーストへ槍をむける。勝利は目の前だ、とでも言うように。
「甘いんだよ、テメエはな!」
 矢を五本同時につがえる。そして・・・
「終わりだ。五色軌跡!」
 矢は一本ずつが火、水、風、光、闇をまとっている。
 その矢はふらつきながら向かってくるガリュウの頭から胸にかけて次々と突き刺さる。
 ”第五試合、勝者:カースト”
 鮮やかに着地。

 第六試合はなんと、錐を持ったカザミネと太刀を持った女性プレイヤー、スカールの戦いだ。
 久しぶりに見るな。
 ”双方、準備はよろしいですね?開始!”
 一瞬であった。
 カザミネはなんと、開始数秒で・・・気配を消した。
 一般プレイヤーにはあたかもカザミネが姿を消したかのように写っていることであろう。
 実際、カゼミネの姿を捕らえているのは俺と数名の盗賊だけだろう。
 そしてカザミネは次の瞬間スカールの背後に立ち、錐を心臓に突き刺す。
 ”第六試合、勝者:カザミネ”
 カザミネが白い歯を見せて笑う。
 なんか性格と戦い方が合ってない・・・
「なあ、今何が起こったんだ?」
 グラスが尋ねてくる。
「あれは、気配を消したんだよ。グラスぐらいの集中力があれば、ある程度できるんじゃないかな?」
 そういって、俺は三秒ほどで気配を消す。
「すごいな・・・透明かと見粉うほどだよ・・・どうやってるんだい?」
「ああ、これはな・・・」 
 基本的なことだけ教えておく。
 グラスはある程度隠密を使えるようになった。普通に歩いていれば、ただの風景と一緒にされるぐらいのレベルである。

 いつの間にか第八回戦が終わっていた。
  
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