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PVP
PVP③
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”グラス様とタロウ様は準備室へお越しください”
観客席に戻ると、周りのプレイヤーが拍手で迎えてくれた。
「あれはどうやったんだ?」
「どう見ても届いてなかったよな?」
「なんか出てたような・・・」
「あれは他のプレイヤーの技術だよ。あれ?ここらに座っていたプレイヤーは?」
「グラスのこと?そのプレイヤーなら今準備中だよ」
「ああ、そのプレイヤーの技術だ。といっても、簡単には出来ないんだろうがな」
そこまで言うと、
”双方、準備はよろしいですね?では、開始!”
レイピア使い、グラスが先に仕掛ける。
タロウは刀使いのようだ。
グラスは、最初から風魔法をレイピアにまとわせて高速突きを繰り出している。
タロウはその突きを全て捌ききっている。すごいな。
「なかなか速いな。威力も申し分なし」
「舐めないで頂けませんか!」
グラスのレイピアの刀身が光り始めた。風魔法と光魔法を重ねがけしているのか。
レイピアのスピードが更に上がり、レイピアから放たれる衝撃波も強化されているのだろう。タロウの表情が若干険しくなった。だが、その表情はまだ余裕を保っている。
「ほう、すごい集中力だな。だが、攻撃が単純すぎる。その隙を突かれると、このように・・・」
「くらえぇっ!八重垣」
タロウが、レイピアの切っ先を大きくはじき、切りかかる。
うん・・・漢だ。
グラスはその攻撃をもろに受け・・・崩れ去っていった。
”第二回戦、勝者:タロウ”
「いやー負けてしまったよ。すごいな、あの人」
グラスが観客席に戻ってきた。
「よく見切れるな」
「あれは師匠から教わった突きに魔法を織り交ぜたオリジナルなんだが・・・圧倒的に封じられたのは初めてだよ。それに、あの人は衝撃波まで避けていた。まったく、何者なんだろうか?」
あのプレイヤーは確かにすごい。レイピアを全て見切り、衝撃波までも避ける。それも初見でだ。最早化け物である。
「あと、試合であの技使わせてもらった。」
「ああ、あれのことか。気にしてないから大丈夫。それにしても、いきなりでよく出来たね。あれには相当な時間鍛錬したんだが」
確かに、あの風魔法を武器にまとわせる戦法はかなりの集中力を必要とするであろうことは明白だ。だが、コツさえ掴んでしまえば改良さえも簡単である。
風魔法を使った技を考えておこう。
次の試合はナイフ使いタスク(構えからして盗賊)と長剣と短剣を持った二刀流のプレイヤーソラの戦いだった。
結果的にナイフ使いが勝利した。長剣と短剣を持つ戦法は強力だった。だが、このゲームのかなり重い剣を二つも扱っていたため、早くにスタミナが切れてナイフの餌食となってしまった。
どんな戦法にも長所が存在すれば、短所も存在する。
無敵の戦法など存在しないのだ。
その次の第四回戦は、刀使いの武士プレイヤーニーケーとシードの杖使い、ワトソンであった。だが、杖使いの法の様子がいささか変だ。
「室長が出るなら私も・・・」「ごめんよ佐々木君・・・」とか訳の分からないことを呟いている。
”双方、準備はよろしいですね?開始!”
ニーケーが突っこみ、刀をふり下ろす。
「喰らえ、太刀風:疾風!」
ニーケーの日本刀が風の刃を伴ってワトソンに迫る。
ワトソンはそれを杖でいとも簡単に受け流す。どうやら、あちらも風魔法を使用しているようだ。
そして、杖で突く。
ニーケー慌てて刀で受け止める。
ワトソンはニヤッと嗤う。
「お返しいたします。暗闇狂霧!」
なんか・・・カオスだ。
ワトソンの杖の先から、黒い霧のようなものが放出される。闇魔法か。
「これは!」
「闇霧ですよ。その中にいると、怪我しますよ?」
「心配には及ばん。太刀風:旋風!」
ニーケーが刀を振り回す。風で霧を晴らそうとしているのか。
「その霧はただの霧じゃありませんよ」
「な、何だと!晴れない・・・」
「そして・・・炎熱爆風!」
ワトソンの杖から爆風がおこる。
「まだまだァ!太刀風:氷天!」
同じくニーケーも風をおこす。
二つの風がぶつかり、大爆発がおきた。熱い空気と冷たい空気が混ざった結果だ。
そして、霧が晴れた後に立っていたのは・・・
”第四回戦、勝者:ニーケー”
観客席に戻ると、周りのプレイヤーが拍手で迎えてくれた。
「あれはどうやったんだ?」
「どう見ても届いてなかったよな?」
「なんか出てたような・・・」
「あれは他のプレイヤーの技術だよ。あれ?ここらに座っていたプレイヤーは?」
「グラスのこと?そのプレイヤーなら今準備中だよ」
「ああ、そのプレイヤーの技術だ。といっても、簡単には出来ないんだろうがな」
そこまで言うと、
”双方、準備はよろしいですね?では、開始!”
レイピア使い、グラスが先に仕掛ける。
タロウは刀使いのようだ。
グラスは、最初から風魔法をレイピアにまとわせて高速突きを繰り出している。
タロウはその突きを全て捌ききっている。すごいな。
「なかなか速いな。威力も申し分なし」
「舐めないで頂けませんか!」
グラスのレイピアの刀身が光り始めた。風魔法と光魔法を重ねがけしているのか。
レイピアのスピードが更に上がり、レイピアから放たれる衝撃波も強化されているのだろう。タロウの表情が若干険しくなった。だが、その表情はまだ余裕を保っている。
「ほう、すごい集中力だな。だが、攻撃が単純すぎる。その隙を突かれると、このように・・・」
「くらえぇっ!八重垣」
タロウが、レイピアの切っ先を大きくはじき、切りかかる。
うん・・・漢だ。
グラスはその攻撃をもろに受け・・・崩れ去っていった。
”第二回戦、勝者:タロウ”
「いやー負けてしまったよ。すごいな、あの人」
グラスが観客席に戻ってきた。
「よく見切れるな」
「あれは師匠から教わった突きに魔法を織り交ぜたオリジナルなんだが・・・圧倒的に封じられたのは初めてだよ。それに、あの人は衝撃波まで避けていた。まったく、何者なんだろうか?」
あのプレイヤーは確かにすごい。レイピアを全て見切り、衝撃波までも避ける。それも初見でだ。最早化け物である。
「あと、試合であの技使わせてもらった。」
「ああ、あれのことか。気にしてないから大丈夫。それにしても、いきなりでよく出来たね。あれには相当な時間鍛錬したんだが」
確かに、あの風魔法を武器にまとわせる戦法はかなりの集中力を必要とするであろうことは明白だ。だが、コツさえ掴んでしまえば改良さえも簡単である。
風魔法を使った技を考えておこう。
次の試合はナイフ使いタスク(構えからして盗賊)と長剣と短剣を持った二刀流のプレイヤーソラの戦いだった。
結果的にナイフ使いが勝利した。長剣と短剣を持つ戦法は強力だった。だが、このゲームのかなり重い剣を二つも扱っていたため、早くにスタミナが切れてナイフの餌食となってしまった。
どんな戦法にも長所が存在すれば、短所も存在する。
無敵の戦法など存在しないのだ。
その次の第四回戦は、刀使いの武士プレイヤーニーケーとシードの杖使い、ワトソンであった。だが、杖使いの法の様子がいささか変だ。
「室長が出るなら私も・・・」「ごめんよ佐々木君・・・」とか訳の分からないことを呟いている。
”双方、準備はよろしいですね?開始!”
ニーケーが突っこみ、刀をふり下ろす。
「喰らえ、太刀風:疾風!」
ニーケーの日本刀が風の刃を伴ってワトソンに迫る。
ワトソンはそれを杖でいとも簡単に受け流す。どうやら、あちらも風魔法を使用しているようだ。
そして、杖で突く。
ニーケー慌てて刀で受け止める。
ワトソンはニヤッと嗤う。
「お返しいたします。暗闇狂霧!」
なんか・・・カオスだ。
ワトソンの杖の先から、黒い霧のようなものが放出される。闇魔法か。
「これは!」
「闇霧ですよ。その中にいると、怪我しますよ?」
「心配には及ばん。太刀風:旋風!」
ニーケーが刀を振り回す。風で霧を晴らそうとしているのか。
「その霧はただの霧じゃありませんよ」
「な、何だと!晴れない・・・」
「そして・・・炎熱爆風!」
ワトソンの杖から爆風がおこる。
「まだまだァ!太刀風:氷天!」
同じくニーケーも風をおこす。
二つの風がぶつかり、大爆発がおきた。熱い空気と冷たい空気が混ざった結果だ。
そして、霧が晴れた後に立っていたのは・・・
”第四回戦、勝者:ニーケー”
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