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PVP
PVP②
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二十分の休憩をはさみ、本戦開始。
”ハヤテ様とカルイ様は準備室にお越しください”
準備室で、ナイフを数本調達する。
そのナイフを服の袖に仕込んでおく。
ちなみにこの服は、クリューゲル一家特製の一品だ。ゆったりした構造で武器を仕込みやすく、毒への耐性もついている。
闘技場に入ると、相手は最初に会った人だった。
「勝ち残ったのか。意外だなひょろっとして弱そうなカンジだったのに」
「そういうそっちこそ、結構小柄じゃないですか。」
「失礼な、この体は筋肉の塊ぞ」
”双方、準備はよろしいですね?それでは、開始!”
開始!とナレーションが告げた瞬間、カルイは飛びかかってきた。
武器は・・・鎌か。珍しいな。カルイは、刃渡り三十センチ程の小柄な鎌を両手に携えていた。
・・・と、カルイが空中で身を翻し、加速した。
風魔法の応用か。あっという間に背後に回られた。早い!
咄嗟に横に跳ぶ。
するとカルイも同時に体制を立て直し、飛びかかってくる。
同じ手は食うまい。投げナイフをカルイめがけて二本投擲。
それと平行して俺も<風魔法>を使い飛び上がり、ナイフを手にして襲いかかる。
カルイは投げナイフを鎌で弾き飛ばすと、俺の突きだしたナイフの鍔の部分を器用にからめ取り、投げ飛ばす。同時にもう片方の鎌を俺の腕にかけ、一気に引く。
左腕が光になって消えてゆく。
まずいな。いくらなんでも、クリューゲルさんのところでは腕が無くなったときの戦闘方は教えてくれなかった。クリューゲルさんの両手はちゃんとくっついていたし。
「さてと、これで終わりかい?拍子抜けだな」
カルイが煽るような調子で言ってくる。
「とんでもない、まだまだですよ」
「それは楽しみだね」
バトルジャンキー系の人って本当に嫌だ。
俺は先程と同じように、<火魔法>+<水魔法>で水蒸気を発生させる。そして、隠密を発動。本気で気配を消す。
これで完全勝利だ。かつてこれを破った格闘者はいないっ!
だがカルイは次の瞬間、走り始めた。
風魔法で加速しているのでむちゃくちゃ早い。両手の鎌を遮二無二振り回しているので、近づいたら刻まれること間違いなしだ。
下手に手が出せないな。投げナイフでは自分の位置を教えているようなものだ。
どうするか?
俺は思案の末、隠密を解除し、わざと音を立てる。
カルイは待ってましたとばかりに突っ込んでくる。超スピードで。
ナイフに意識を集中させ、<風魔法>をまとわせる。
こちらもカルイにむかってダッシュする。
二人の視線が交差し、次の瞬間勝負は決していた。
刹那、カルイは俺が首筋に突き立てようとしていたナイフの鍔をまたからめ取り、すんでのところで止めていた。
対して俺には、横腹辺りに鎌の刃が深々と突き刺さっている。
あの一瞬でナイフの動きを見切るとは。感服せざるを得ない。
カルイが、勝った!という表情を浮かべ・・・そのまま崩れ去っていく。
観客席をみると、先程のレイピア使いが苦笑いを浮かべている。
騒然とした会場に、高らかにアナウンスが響く。
”第一回戦、勝者:ハヤテ!”
”ハヤテ様とカルイ様は準備室にお越しください”
準備室で、ナイフを数本調達する。
そのナイフを服の袖に仕込んでおく。
ちなみにこの服は、クリューゲル一家特製の一品だ。ゆったりした構造で武器を仕込みやすく、毒への耐性もついている。
闘技場に入ると、相手は最初に会った人だった。
「勝ち残ったのか。意外だなひょろっとして弱そうなカンジだったのに」
「そういうそっちこそ、結構小柄じゃないですか。」
「失礼な、この体は筋肉の塊ぞ」
”双方、準備はよろしいですね?それでは、開始!”
開始!とナレーションが告げた瞬間、カルイは飛びかかってきた。
武器は・・・鎌か。珍しいな。カルイは、刃渡り三十センチ程の小柄な鎌を両手に携えていた。
・・・と、カルイが空中で身を翻し、加速した。
風魔法の応用か。あっという間に背後に回られた。早い!
咄嗟に横に跳ぶ。
するとカルイも同時に体制を立て直し、飛びかかってくる。
同じ手は食うまい。投げナイフをカルイめがけて二本投擲。
それと平行して俺も<風魔法>を使い飛び上がり、ナイフを手にして襲いかかる。
カルイは投げナイフを鎌で弾き飛ばすと、俺の突きだしたナイフの鍔の部分を器用にからめ取り、投げ飛ばす。同時にもう片方の鎌を俺の腕にかけ、一気に引く。
左腕が光になって消えてゆく。
まずいな。いくらなんでも、クリューゲルさんのところでは腕が無くなったときの戦闘方は教えてくれなかった。クリューゲルさんの両手はちゃんとくっついていたし。
「さてと、これで終わりかい?拍子抜けだな」
カルイが煽るような調子で言ってくる。
「とんでもない、まだまだですよ」
「それは楽しみだね」
バトルジャンキー系の人って本当に嫌だ。
俺は先程と同じように、<火魔法>+<水魔法>で水蒸気を発生させる。そして、隠密を発動。本気で気配を消す。
これで完全勝利だ。かつてこれを破った格闘者はいないっ!
だがカルイは次の瞬間、走り始めた。
風魔法で加速しているのでむちゃくちゃ早い。両手の鎌を遮二無二振り回しているので、近づいたら刻まれること間違いなしだ。
下手に手が出せないな。投げナイフでは自分の位置を教えているようなものだ。
どうするか?
俺は思案の末、隠密を解除し、わざと音を立てる。
カルイは待ってましたとばかりに突っ込んでくる。超スピードで。
ナイフに意識を集中させ、<風魔法>をまとわせる。
こちらもカルイにむかってダッシュする。
二人の視線が交差し、次の瞬間勝負は決していた。
刹那、カルイは俺が首筋に突き立てようとしていたナイフの鍔をまたからめ取り、すんでのところで止めていた。
対して俺には、横腹辺りに鎌の刃が深々と突き刺さっている。
あの一瞬でナイフの動きを見切るとは。感服せざるを得ない。
カルイが、勝った!という表情を浮かべ・・・そのまま崩れ去っていく。
観客席をみると、先程のレイピア使いが苦笑いを浮かべている。
騒然とした会場に、高らかにアナウンスが響く。
”第一回戦、勝者:ハヤテ!”
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