22 / 89
ギルド
ギルド②
しおりを挟む
「うわあ・・・」
俺はおもわず感嘆の声を漏らした。
ここ、カルイが司令塔と呼んでいたギルドホールはそれはそれは大きな場所であった。
体育館程の広さの部屋に、椅子やテーブルが置かれており数人のプレイヤーが談笑している。
向かい側には、受付のようなものがあり、数人のプレイヤーがモンスターの素材らしきものを持ち込んでいる。
そのさまは、個人ギルドというより一般的な冒険者ギルドのようだった。
「すごいだろ、これ。考えたのは団長さ。あそこで働いているのはNPCの嬢ちゃんだし、本部にも数人NPCの人がいるらしいぜ。」
カルイ威張るような調子で言ってくる。作ったのはお前じゃ無かろうに。
「団長は画期的なシステムを作り出したんだよ。例えば・・・」
コルクの話によると、このギルドの団長ハンクは町に入ったときから、数人の仲間と共にNPCと信頼関係を築き、独自の依頼ルートを創り出したらしい。どうやら、このギルドホールはNPCには一般開放されているらしく、NPCが依頼していくとか。
中でも飛び抜けて凄いのは、ギルド内で組織を作りだしたことだろう。
ハンクは当初、軽業師という限定的な職業だからあまりギルメンは集まらないだろうと踏んでいた。が、予想外なことに盗賊や狙撃手&観察者、なぜか職人達も集まり、かなりカオスなことになった。
そこでハンクは、それぞれの特長や志望を纏めて班を作った。これで安心だろうという矢先、その班の噂を聞きつけたプレイヤー達が我先にと入団志望してきたのだ。
なんだかんだで五百人を超える大ギルドになったとか。
「んで、うちは入団と共に所属する班を決めるんだよ。基本的に本人の志望だ。班の種類は・・・」
そこでカルイは一息つくと、紙を手渡してきた。
「そこに書いてある。」
「カルイさん、忘れましたね?たった十ちょっとなのに。」
十ちょっと?どれどれ・・・
~この用紙は、これからギルド:天駆ける軽業師に入団しようという皆さんに配られるものです。基本的に入団後の班変更はできませんのでよく考えてからにしましょう。~
と上の方に書いてある。
~次は、班の紹介です!班は、十二あります。~
①地上戦闘班
主に地上の戦闘を請け負う班。迅速に獲物を見つけ、奇襲し、屠る!
地上の一般的なモンスターを狩る。
軽業師としての特長を活かした地上戦を展開せよ!
②空中戦闘班
主に空中の戦闘を請け負う班。鳥や樹上に巣くう獲物が標的だ!
飛行型のモンスターを狩る。
軽業師の本領は空中だ!
③忍者班(夜間調査班)
忍者じゃ!(真面目)
黒服に身を包み、闇夜に紛れ調査、戦闘を行う。
夜に出てくるモンスターが標的。また、夜に出てくるモンスターの調査。
一風変わった軽業師!
④狙撃班(高機動観察、狙撃班)
狙撃だ!
観察者と狙撃手の二組で動き、モンスターどもを狙撃せよ!
機動力を活かし、空中のモンスターを狙撃。
飛びながらでも狙撃できるように!
⑤機動班(機動専門班)
速い!とにかく速い!
速度特化の班。機動力を活かし囮として活躍せよ。
三次元的な機動を心得る!
⑥斥候班
偵察だ!
ボスやダンジョンの偵察や、地形の記録も行う。
慎重に動くこと。
隠密行動を心がけよ!
⑦魔法班(高機動魔法班)
素早く的に接近し、魔法を放て!
中距離専門!
動体視力、反射神経を鍛えよ!
⑧採取班
機動力、三次元的な動きを活かし、奥地での採取!
一般プレイヤーが到達出来ないような奥地に赴き、採取せよ。
ツルハシや斧を振り回せ!
⑨特殊工作班
特殊工作班という皮を被った職人の集まりだ!
罠とか仕掛ける予定。
戦闘班、採取班と連携せよ!
ハンマーや錐を振り回せ!
⑩司令塔
本部にいる裏方!
NPCやプレイヤー、特殊工作班の依頼を纏めたり、資産を管理したり、指揮をとったり、忍者班や採取班の情報を纏めたり、大忙しだ!
一応戦闘も出来る!
⑪市場班
資金の管理!
素材を市場に流したり、武器を流したり、NPCと交渉したりするぞ!
幅広い人脈!
戦闘もやっとけ。
⑫情報班
NPCやプレイヤーから情報をかき集めろ!
機動力を活かし町を駆けめぐり、情報を集める。
独自の情報網!
うん・・・運営もびっくりだね。
俺はおもわず感嘆の声を漏らした。
ここ、カルイが司令塔と呼んでいたギルドホールはそれはそれは大きな場所であった。
体育館程の広さの部屋に、椅子やテーブルが置かれており数人のプレイヤーが談笑している。
向かい側には、受付のようなものがあり、数人のプレイヤーがモンスターの素材らしきものを持ち込んでいる。
そのさまは、個人ギルドというより一般的な冒険者ギルドのようだった。
「すごいだろ、これ。考えたのは団長さ。あそこで働いているのはNPCの嬢ちゃんだし、本部にも数人NPCの人がいるらしいぜ。」
カルイ威張るような調子で言ってくる。作ったのはお前じゃ無かろうに。
「団長は画期的なシステムを作り出したんだよ。例えば・・・」
コルクの話によると、このギルドの団長ハンクは町に入ったときから、数人の仲間と共にNPCと信頼関係を築き、独自の依頼ルートを創り出したらしい。どうやら、このギルドホールはNPCには一般開放されているらしく、NPCが依頼していくとか。
中でも飛び抜けて凄いのは、ギルド内で組織を作りだしたことだろう。
ハンクは当初、軽業師という限定的な職業だからあまりギルメンは集まらないだろうと踏んでいた。が、予想外なことに盗賊や狙撃手&観察者、なぜか職人達も集まり、かなりカオスなことになった。
そこでハンクは、それぞれの特長や志望を纏めて班を作った。これで安心だろうという矢先、その班の噂を聞きつけたプレイヤー達が我先にと入団志望してきたのだ。
なんだかんだで五百人を超える大ギルドになったとか。
「んで、うちは入団と共に所属する班を決めるんだよ。基本的に本人の志望だ。班の種類は・・・」
そこでカルイは一息つくと、紙を手渡してきた。
「そこに書いてある。」
「カルイさん、忘れましたね?たった十ちょっとなのに。」
十ちょっと?どれどれ・・・
~この用紙は、これからギルド:天駆ける軽業師に入団しようという皆さんに配られるものです。基本的に入団後の班変更はできませんのでよく考えてからにしましょう。~
と上の方に書いてある。
~次は、班の紹介です!班は、十二あります。~
①地上戦闘班
主に地上の戦闘を請け負う班。迅速に獲物を見つけ、奇襲し、屠る!
地上の一般的なモンスターを狩る。
軽業師としての特長を活かした地上戦を展開せよ!
②空中戦闘班
主に空中の戦闘を請け負う班。鳥や樹上に巣くう獲物が標的だ!
飛行型のモンスターを狩る。
軽業師の本領は空中だ!
③忍者班(夜間調査班)
忍者じゃ!(真面目)
黒服に身を包み、闇夜に紛れ調査、戦闘を行う。
夜に出てくるモンスターが標的。また、夜に出てくるモンスターの調査。
一風変わった軽業師!
④狙撃班(高機動観察、狙撃班)
狙撃だ!
観察者と狙撃手の二組で動き、モンスターどもを狙撃せよ!
機動力を活かし、空中のモンスターを狙撃。
飛びながらでも狙撃できるように!
⑤機動班(機動専門班)
速い!とにかく速い!
速度特化の班。機動力を活かし囮として活躍せよ。
三次元的な機動を心得る!
⑥斥候班
偵察だ!
ボスやダンジョンの偵察や、地形の記録も行う。
慎重に動くこと。
隠密行動を心がけよ!
⑦魔法班(高機動魔法班)
素早く的に接近し、魔法を放て!
中距離専門!
動体視力、反射神経を鍛えよ!
⑧採取班
機動力、三次元的な動きを活かし、奥地での採取!
一般プレイヤーが到達出来ないような奥地に赴き、採取せよ。
ツルハシや斧を振り回せ!
⑨特殊工作班
特殊工作班という皮を被った職人の集まりだ!
罠とか仕掛ける予定。
戦闘班、採取班と連携せよ!
ハンマーや錐を振り回せ!
⑩司令塔
本部にいる裏方!
NPCやプレイヤー、特殊工作班の依頼を纏めたり、資産を管理したり、指揮をとったり、忍者班や採取班の情報を纏めたり、大忙しだ!
一応戦闘も出来る!
⑪市場班
資金の管理!
素材を市場に流したり、武器を流したり、NPCと交渉したりするぞ!
幅広い人脈!
戦闘もやっとけ。
⑫情報班
NPCやプレイヤーから情報をかき集めろ!
機動力を活かし町を駆けめぐり、情報を集める。
独自の情報網!
うん・・・運営もびっくりだね。
0
あなたにおすすめの小説
親がうるさいのでVRMMOでソロ成長します
miigumi
ファンタジー
VRが当たり前になった時代。大学生の瑞希は、親の干渉に息苦しさを感じながらも、特にやりたいことも見つからずにいた。
そんなある日、友人に誘われた話題のVRMMO《ルーンスフィア・オンライン》で目にしたのは――「あなたが求める自由を」という言葉。
軽い気持ちでログインしたはずが、気づけば彼女は“ソロ”で世界を駆けることになる。
誰にも縛られない場所で、瑞希は自分の力で強くなることを選んだ。これは、自由を求める彼女のソロ成長物語。
毎日22時投稿します。
もふもふと味わうVRグルメ冒険記 〜遅れて始めたけど、料理だけは最前線でした〜
きっこ
ファンタジー
五感完全再現のフルダイブVRMMO《リアルコード・アース》。
遅れてゲームを始めた童顔ちびっ子キャラの主人公・蓮は、戦うことより“料理”を選んだ。
作るたびに懐いてくるもふもふ、微笑むNPC、ほっこりする食卓――
今日も炊事場でクッキーを焼けば、なぜか神様にまで目をつけられて!?
ただ料理しているだけなのに、気づけば伝説級。
癒しと美味しさが詰まった、もふもふ×グルメなスローゲームライフ、ここに開幕!
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜
平明神
ファンタジー
ユーゴ・タカトー。
それは、女神の「推し」になった男。
見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。
彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。
彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。
その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!
女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!
さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?
英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───
なんでもありの異世界アベンジャーズ!
女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕!
※不定期更新。
※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。
ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜
KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞
ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。
諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。
そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。
捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。
腕には、守るべきメイドの少女。
眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。
―――それは、ただの不運な落下のはずだった。
崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。
その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。
死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。
だが、その力の代償は、あまりにも大きい。
彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”――
つまり平和で自堕落な生活そのものだった。
これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、
守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、
いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。
―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。
春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話
登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
【完結】うさぎ転生 〜女子高生の私、交通事故で死んだと思ったら、気づけば現代ダンジョンの最弱モンスターに!?最強目指して生き延びる〜
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
女子高生の篠崎カレンは、交通事故に遭って命を落とした……はずが、目覚めるとそこはモンスターあふれる現代ダンジョン。しかも身体はウサギになっていた!
HPはわずか5、攻撃力もゼロに等しい「最弱モンスター」扱いの白うさぎ。それでもスライムやコボルトにおびえながら、なんとか生き延びる日々。唯一の救いは、ダンジョン特有の“スキル”を磨けば強くなれるということ。
跳躍蹴りでスライムを倒し、小動物の悲鳴でコボルトを怯ませ、少しずつ経験値を積んでいくうちに、カレンは手応えを感じ始める。
「このままじゃ終わらない。私、もっと強くなっていつか……」
最弱からの“首刈りウサギ”進化を目指して、ウサギの身体で奮闘するカレン。彼女はこの危険だらけのダンジョンで、生き延びるだけでなく“人間へ戻る術(すべ)”を探し当てられるのか? それとも新たなモンスターとしての道を歩むのか?最弱うさぎの成り上がりサバイバルが、いま幕を開ける!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる