色々とごちゃ混ぜになったVRMMO

たこやき

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イベント23

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 どれぐらいそこで佇んでいただろうか。 
 ふと、何処からか俺を呼ぶ声が。
 
「すいませーん。ちょっといいですか?」
 なんだろう?島の近くに船が停泊している。職人らしきマッチョ一族が船室から顔をのぞかせている。
「はい?」
「今ちょっとお時間よろしいでしょうか?」
「はあ、取り敢えず上がって下さい」
 結界を解除。この機能は認定石に付随していたものだ。しかし、島を持つなんて面倒臭いが興味ある。
 少し不用心かもしれないが、結界の力があるので大丈夫。なんでもこの結界は、結界内のプレイヤーも外に弾き飛ばすことが出来るという。もちろん限界はあるが。色々と。
 
「やあ、ハヤテじゃないか。久しぶりだね」
 島に上がってきた面々の中に、何やら懐かしい顔が。
「久しぶりだな。PVP大会以来じゃないか、グラス」
 PVP大会でお世話になった人だっけ。確かレイピアを使っていたような・・・
「で、こんなところで何をしてるんだ?」
「このプレイヤー達の護衛を請け負っているのさ」
 護衛か・・・まあ、そんなクエストがあったとしても不思議じゃないな。職人だけでは戦力に不安があるし、PVP大会ベスト8のグラスなら安心だろう。 
「取り敢えず、端に家がありますのでそちらへでお聞きしましょう」
 取り敢えず、島の端にある魔人の家へ案内する。島の中にはこれ以外建物が無いからな。ちょくちょく残骸らしきものは点在しているが。

「で、ご用件とは?」
 かなーりガタがきていると思われる魔人の家で話を聞く。ちなみにこの家は、寝室と居間、台所ぐらいしかない質素で小さな家だ。今は居間にいる。(ヒュウウウ)テーブルと椅子しかない。
 マッチョ一族の職人さんが早速口を開く。小さな椅子にマッチョが収まっている姿は中々にシュールだ。というか、マッチョは日常生活のすべてが常人スケールだとシュールに見える。
「実は、この島を拠点としてお借りしたいのですが・・・もちろん対価はお支払いしますよ」
 何故マッチョはことごとく敬語なんだろう?
「はい、別にいいですよ。私も島なんて持て余すだけですし」
 まあ、島は現状を確認したかっただけであって使い道など微塵も考えていないのでいいや。島なんて持ったこともないし、持つ予定もないし。
「ありがとうございます!先ほど調べてみたところ、ここらの深海には鉱物が眠っている可能性が高いんですよ。いやー、待機していた甲斐がありましたよ!」
 鉱物ねぇ・・・現実でもそういう資源を巡って色々と問題があるからな。しっかり白黒付けておかないと後々問題にならないとも限らない。
「一応お聞きしておきたいのですが、対価とは?」
 別に対価が欲しくて貸す訳では無いが、貰えるものは貰っておいて損は無いからな。形式上の都合もあるし。
「私ども、リアルの仕事柄で大型の建造物を専門としていましてですね。まあ、船を造ったのも試作ですが。話を戻しますが、対価とは島の設備の整備を考えております。別に金銭でもよろしいのですが、持ち合わせが材料費等で無いのですよ」
 設備か、確かにこれから必要になるだろう。とある理由からこれからは海が主役になるだろうし、唯一の拠点となるプレイヤー所有の島々は重要な拠点になるだろうしな。俺は積極的に解放していくつもりだ。
「具体的な案をお聞きしても?」
 まあ、一応あちらに任せておくつもりだが一応聞いておこう。さすがに機械まみれの島にされたら困るし。
「具体案と致しましては、自然と協調させた防衛や施設の整備などを考えております」
 防衛か・・・必要になるのだろうか?
「これから防衛は必要になってくると思いますよ。海にプレイヤーが出て行きますと、活発な動きに誘われてモンスターが現れるやもしれません、とNPCの方々が」
 よくわからんがやってもらおう。

 「では、お願いします。島はある程度自由に使っていいですので。」
「では早速取りかからせて頂きます。」
 
 ふう、これで大体終わったかな。
 先刻から何やら警告がうるさいので、島でログアウト。ここならログアウトできるのか。

 もう夜の九時程。かなーり長時間ログアウトしていたので眠い。
 ねぼけつつ、適当に夕食を作る。左脳が完全に停止しているが、最後の力を振り絞って行動。何故か最近妙に生活リズムが整っているな。
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