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第二章
第一話 王国編の始まり
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その日の午後、ヴァイスは寄生体の研究をしていた。ヴァイスが今まで使ってきた寄生体にはアメーバタイプ、尺取り虫タイプ、トカゲタイプ、顔を覆うタイプ、スライムタイプがあった。
アメーバタイプは最も原始的なタイプで、直に相手の体内に入れる必要があった。ただし、相手を寄生生物に変えるスピードは最も早い。
尺取り虫タイプとトカゲタイプは基本的にはモンスター専用だった。自律的に動けるという利点はあるものの、人間相手では活動しているところを見られる危険があるためだ。
顔を覆うタイプはヴァイスが人間用に開発したものだった。顔を覆うことで相手の叫び声を抑えることができた。寝ている人間などに使うのにかなり適したタイプだった。
スライムタイプはヴァイスが最近開発したものだったが、やはりスライムということで様々な場所に潜入できるメリットがあった。ヴァイスは寄生体としては初めてこのタイプをエスティナに使ったが、エスティナにもともと適性があったのか、エスティナは寄生後はスライム人間のようになった。ただ、その後ヴァイスが他の人間に使った時には、そういう効果はなかったのでエスティナのときは特別ケースと言えそうであった。
……ヴァイスは今までに自身が生み出した寄生体の特性を思い出しつつ、今までとは違う新しいタイプの寄生体のアイデアについて思案していた。ヴァイスの念頭にあったのは、これから相手にすることになるであろう王国と、その王国が誇る王立騎士団、王女オヴィリア・ラースリグラス、そして王女を守る親衛隊の隊長であるミレニア・ヴァスティンであった。
(王女オヴィリアを落とすのはそう難しいことではないが、問題はオヴィリアの警護を担当している親衛隊長のミレニアだ……)
王女オヴィリアには基本的にいつでも親衛隊が付き添っており、その親衛隊を率いるのは王国一の強さを誇ると言われる女騎士ミレニアだった。ミレニアは親衛隊に異動する前は王立騎士団の副団長を務めており、かつて王国最高と言われた錬金術師であるヴァイスともそれなりに交流があった。ヴァイスはその経験から、ミレニアの実力が王国でも最高峰であることを知っていた。
(王国に伝わる聖剣と聖鎧を身に纏い、竜ですら一太刀で倒すほどの力……。敵としては厄介だが、味方としてはこれ以上の戦力はない)
ヴァイスにとって王国と王女オヴィリアは復讐の対象ではあったが、ミレニアについては特にそこまでは思っていなかった。しかし、ミレニアがオヴィリアの親衛隊長である以上、ミレニアが自身の敵となることは避けようがなかった。そのため、ヴァイスはどうにかしてミレニアを『寄生』させる方法を考えていたのだった。新型の寄生体はまさにミレニアを念頭においたものであった。
「くく、ミレニアよ、かつての同僚のよしみとして恨みはないが、その力、この俺に貸してもらおう。そしてその力をもって、俺は王立騎士団を掌握し、王女オヴィリアを落として王国そのものを手に入れるのだ……」
ヴァイスは自室で一人そう呟くと、静かな笑みを浮かべた。
「……王国を落としたら、あとはイザリアのいる『聖地』を蹂躙するだけだ。王国とエルフ国、獣人国の戦力があれば聖地を制圧するのはそう難しいことではない。教会内部からもルーフィとエスティナを使って教会の力を削ぎ落とすことができる。くく、イザリアよ、世界が静かに変わっていくのを気づかずに眺めているがいい……! あーはっはっは!」
ヴァイスはそう呟くと高らかに笑った。
――後日、リリカはいつものようにヴァイスのお使いで街の素材屋に来ていた。お使いを終えて、帰路につこうとした時、リリカは自身の左目がうずくのを感じた。リリカの左目は依然として再生されておらず、まだ眼帯を付けたままだった。
(目が……あつ……い……)
リリカは慌てて近くの喫茶店へと入り、トイレへと駆け込んだ。そして、恐る恐る眼帯を取ってみるとそこには眼があった。眼は既に再生されていたのだった。
――しかし、その眼は白目の部分が黒く、瞳が黄金色だった。しかも、眼球は自分の意思で動かせるのに視界は真っ暗で視力は完全にゼロであった。
(目はある、けど……視え、ない?)
リリカは目も再生するということで、その日を楽しみに待っていたが、よくわからない結果になって複雑な気持ちだった。リリカは急いでルーフィ邸へと戻ると、事の顛末をヴァイスに話した。すると、ヴァイスはリリカにその眼を見せるように言った。リリカは言われたとおりに眼帯を外して自身の黄金色の瞳の眼を見せる。
ヴァイスはリリカの眼を見ると、興味深いといった顔をして言った。
「……ふむ、これは『蝕眼』だな」
「蝕……眼……?」
「そうだ。蝕眼とは寄生生物の持つ特殊な力を持った眼のことだ。リリカはルーフィの胸の眼を見たことがないんだったか? あれと同じようなものだ」
ヴァイスはそう言った。ルーフィの胸の眼と聞いてリリカは心当たりがあった。リリカは自分がヴァイスの部屋でルーフィの触手に捕らわれた日のことを思い出した。それはリリカにとってはあまり思い出したくない記憶だった。
「しかし、まさか蝕眼を発現するとはな……。リリカには【女王種】の才能があるかもしれん。半寄生状態で女王種とはとても興味深いな」
ヴァイスはそう言って少し嬉しそうにリリカを見る。
「女……王……種……?」
「そうだ。まぁ、簡単にいえば寄生生物は大雑把に4つの種に分かれていてな。上から順に【女王種】、【上位種】、【中位種】、【下位種】となっている。女王種の特徴は、第一に蝕眼のような特殊な能力を発現していること、第二に自身で寄生体を生み出すことが可能ということだ。ルーフィ、エスティナ、ディアナは女王種だな。次に上位種だが、上位種は女王種が持つような蝕眼はないが、自身で寄生体を生み出すことができる。ティートは上位種に当たるな。中位種も寄生体を生み出すことはできるが、戦闘力は高くない種だ。最後に下位種だが、下位種は自身で寄生体を生み出せず、さらに戦闘能力もあまり高くない種だ」
ヴァイスはそう説明した。
「ただ、これには一つ例外があってな。……現段階では、性別がオスの寄生生物は例え上位種でも自力で寄生体を生み出すことはできないんだ。レイドルフがいい例だな」
ヴァイスはそう言うと肩をすくめた。
「寄生生物、は……メス……優位……?」
リリカがそう言うと、ヴァイスは感心したような顔をした。
「ああ、そのとおりだ。理由はまだわからないが、寄生生物はオスよりもメスと親和性が高いんだ。蝕眼なんてオスでは発現した例はいまだにないしな……。女王種なんて名をつけた訳もそういうところにある」
「…………」
リリカは日頃からマスターは少し女好きなのではないかと疑っていたが、実はそれは女の方が寄生生物と相性がいいからなのかもしれないと思った。
「で、話を戻すと、リリカの眼は蝕眼には違いないと思うが、完全に開眼するのにはまだ時間がかかるだろう。視力についてはそのときに戻ると思う。それまでは今まで通り眼帯を付けていてくれ。黄金色の瞳は、さすがに周囲に晒すわけにはいかないからな……」
「わかり……ました……」
リリカはそう言うと、お使いで買ったものをヴァイスに渡して自分の部屋へと戻った。リリカは部屋に戻ると、すぐにベッドに倒れ込んだ。リリカは自身の再生した眼が女王種の特徴である蝕眼だということを聞いて、喜びを隠せず、ベッドに横になりながらヴァイスに思いを馳せるのだった。
アメーバタイプは最も原始的なタイプで、直に相手の体内に入れる必要があった。ただし、相手を寄生生物に変えるスピードは最も早い。
尺取り虫タイプとトカゲタイプは基本的にはモンスター専用だった。自律的に動けるという利点はあるものの、人間相手では活動しているところを見られる危険があるためだ。
顔を覆うタイプはヴァイスが人間用に開発したものだった。顔を覆うことで相手の叫び声を抑えることができた。寝ている人間などに使うのにかなり適したタイプだった。
スライムタイプはヴァイスが最近開発したものだったが、やはりスライムということで様々な場所に潜入できるメリットがあった。ヴァイスは寄生体としては初めてこのタイプをエスティナに使ったが、エスティナにもともと適性があったのか、エスティナは寄生後はスライム人間のようになった。ただ、その後ヴァイスが他の人間に使った時には、そういう効果はなかったのでエスティナのときは特別ケースと言えそうであった。
……ヴァイスは今までに自身が生み出した寄生体の特性を思い出しつつ、今までとは違う新しいタイプの寄生体のアイデアについて思案していた。ヴァイスの念頭にあったのは、これから相手にすることになるであろう王国と、その王国が誇る王立騎士団、王女オヴィリア・ラースリグラス、そして王女を守る親衛隊の隊長であるミレニア・ヴァスティンであった。
(王女オヴィリアを落とすのはそう難しいことではないが、問題はオヴィリアの警護を担当している親衛隊長のミレニアだ……)
王女オヴィリアには基本的にいつでも親衛隊が付き添っており、その親衛隊を率いるのは王国一の強さを誇ると言われる女騎士ミレニアだった。ミレニアは親衛隊に異動する前は王立騎士団の副団長を務めており、かつて王国最高と言われた錬金術師であるヴァイスともそれなりに交流があった。ヴァイスはその経験から、ミレニアの実力が王国でも最高峰であることを知っていた。
(王国に伝わる聖剣と聖鎧を身に纏い、竜ですら一太刀で倒すほどの力……。敵としては厄介だが、味方としてはこれ以上の戦力はない)
ヴァイスにとって王国と王女オヴィリアは復讐の対象ではあったが、ミレニアについては特にそこまでは思っていなかった。しかし、ミレニアがオヴィリアの親衛隊長である以上、ミレニアが自身の敵となることは避けようがなかった。そのため、ヴァイスはどうにかしてミレニアを『寄生』させる方法を考えていたのだった。新型の寄生体はまさにミレニアを念頭においたものであった。
「くく、ミレニアよ、かつての同僚のよしみとして恨みはないが、その力、この俺に貸してもらおう。そしてその力をもって、俺は王立騎士団を掌握し、王女オヴィリアを落として王国そのものを手に入れるのだ……」
ヴァイスは自室で一人そう呟くと、静かな笑みを浮かべた。
「……王国を落としたら、あとはイザリアのいる『聖地』を蹂躙するだけだ。王国とエルフ国、獣人国の戦力があれば聖地を制圧するのはそう難しいことではない。教会内部からもルーフィとエスティナを使って教会の力を削ぎ落とすことができる。くく、イザリアよ、世界が静かに変わっていくのを気づかずに眺めているがいい……! あーはっはっは!」
ヴァイスはそう呟くと高らかに笑った。
――後日、リリカはいつものようにヴァイスのお使いで街の素材屋に来ていた。お使いを終えて、帰路につこうとした時、リリカは自身の左目がうずくのを感じた。リリカの左目は依然として再生されておらず、まだ眼帯を付けたままだった。
(目が……あつ……い……)
リリカは慌てて近くの喫茶店へと入り、トイレへと駆け込んだ。そして、恐る恐る眼帯を取ってみるとそこには眼があった。眼は既に再生されていたのだった。
――しかし、その眼は白目の部分が黒く、瞳が黄金色だった。しかも、眼球は自分の意思で動かせるのに視界は真っ暗で視力は完全にゼロであった。
(目はある、けど……視え、ない?)
リリカは目も再生するということで、その日を楽しみに待っていたが、よくわからない結果になって複雑な気持ちだった。リリカは急いでルーフィ邸へと戻ると、事の顛末をヴァイスに話した。すると、ヴァイスはリリカにその眼を見せるように言った。リリカは言われたとおりに眼帯を外して自身の黄金色の瞳の眼を見せる。
ヴァイスはリリカの眼を見ると、興味深いといった顔をして言った。
「……ふむ、これは『蝕眼』だな」
「蝕……眼……?」
「そうだ。蝕眼とは寄生生物の持つ特殊な力を持った眼のことだ。リリカはルーフィの胸の眼を見たことがないんだったか? あれと同じようなものだ」
ヴァイスはそう言った。ルーフィの胸の眼と聞いてリリカは心当たりがあった。リリカは自分がヴァイスの部屋でルーフィの触手に捕らわれた日のことを思い出した。それはリリカにとってはあまり思い出したくない記憶だった。
「しかし、まさか蝕眼を発現するとはな……。リリカには【女王種】の才能があるかもしれん。半寄生状態で女王種とはとても興味深いな」
ヴァイスはそう言って少し嬉しそうにリリカを見る。
「女……王……種……?」
「そうだ。まぁ、簡単にいえば寄生生物は大雑把に4つの種に分かれていてな。上から順に【女王種】、【上位種】、【中位種】、【下位種】となっている。女王種の特徴は、第一に蝕眼のような特殊な能力を発現していること、第二に自身で寄生体を生み出すことが可能ということだ。ルーフィ、エスティナ、ディアナは女王種だな。次に上位種だが、上位種は女王種が持つような蝕眼はないが、自身で寄生体を生み出すことができる。ティートは上位種に当たるな。中位種も寄生体を生み出すことはできるが、戦闘力は高くない種だ。最後に下位種だが、下位種は自身で寄生体を生み出せず、さらに戦闘能力もあまり高くない種だ」
ヴァイスはそう説明した。
「ただ、これには一つ例外があってな。……現段階では、性別がオスの寄生生物は例え上位種でも自力で寄生体を生み出すことはできないんだ。レイドルフがいい例だな」
ヴァイスはそう言うと肩をすくめた。
「寄生生物、は……メス……優位……?」
リリカがそう言うと、ヴァイスは感心したような顔をした。
「ああ、そのとおりだ。理由はまだわからないが、寄生生物はオスよりもメスと親和性が高いんだ。蝕眼なんてオスでは発現した例はいまだにないしな……。女王種なんて名をつけた訳もそういうところにある」
「…………」
リリカは日頃からマスターは少し女好きなのではないかと疑っていたが、実はそれは女の方が寄生生物と相性がいいからなのかもしれないと思った。
「で、話を戻すと、リリカの眼は蝕眼には違いないと思うが、完全に開眼するのにはまだ時間がかかるだろう。視力についてはそのときに戻ると思う。それまでは今まで通り眼帯を付けていてくれ。黄金色の瞳は、さすがに周囲に晒すわけにはいかないからな……」
「わかり……ました……」
リリカはそう言うと、お使いで買ったものをヴァイスに渡して自分の部屋へと戻った。リリカは部屋に戻ると、すぐにベッドに倒れ込んだ。リリカは自身の再生した眼が女王種の特徴である蝕眼だということを聞いて、喜びを隠せず、ベッドに横になりながらヴァイスに思いを馳せるのだった。
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