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第十五話(最終話)
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葉を待つまでの間、朔は意外なことに透にすっかり懐いたようだった。
「葉ちゃんは小さい頃から朔ちゃんのことが好きだったね」
「そうだよ」
「二人とも、すごく似てる」
「うん。たまに言われる」
「もしよければ二人並んだ似顔絵を描いてあげるよ」
「本当?」
一方で晴といえば、働いている葉の様子をいつも通り眺めているだけだ。朔に興味がないのか、あるけれど知らんぷりしているのか、真には上手く伺えない。真が三者を観察していたら、晴が徐に席を立った。それから店の端のコンディメントバーから何かを持って、テーブルに戻ってくる。そうして朔に差し出したのは、透明なガムシロップ三つだった。
「入れたら?」
確かに、朔のグラスの中のアイスコーヒーは少しも減っていない。朔は昔から甘党だったなと思い出して、「そうだよ」と真も勧めてみた。ところが、朔は不服そうに唇を突き出して、何やら悩んでいるようだ。
「朔ちゃん、俺はコーヒー飲むと胃がもたれるんだ。ちょっと甘くした方がいいよ」
透が最後にそう言うと、朔はこくりと頷いて、ガムシロップを一つずつ入れ始めた。高校二年生ってこんなに可愛いものだろうか。大人ぶりたい年頃なのだろうけれど、朔は見栄っ張りなんだか素直なんだかよくわからない。朔は最終的に三つ全部ガムシロップを入れてからアイスコーヒーを一口飲んで、少しホッとしたように表情を緩めた。
「ミルクを入れても美味しいから、今度試してみて」
「うん、今度やってみるよ」
透との会話を聞きながら、確かにどうして晴はミルクを持ってこなかったのだろうと考えていたところで、壁の鳩時計が十七時を知らせた。同時に葉がバイト仲間に挨拶をして、カウンターから出てくる。その時、晴がサッと朔のガムシロップの空き容器を自らの空になったマグカップと一緒に回収して立ち上がった。いつもだったら嬉々として葉を待ち構えているのに、今日はそうしないらしい。
「みんな、待たせてごめん」
まだエプロンをつけたままの葉は、朔の方を見て驚いたように目を丸くした。
「朔、コーヒー甘くしないで飲めるんだ」
「……うん」
多少きまりが悪そうに頷いた朔に笑いそうになったけれど、なんとか我慢する。そうか、色が黒なら甘さを足していてもバレないのだ。晴は朔のプライドを守ってやったのか。
「葉、早く着替えておいでよ」
「うん。でも、今日は朔と家に帰ろうかなと思ってさ」
真には兄弟がいないからわからないけれど、確かに弟が来たら気を遣ってこんな反応になるのかもしれない。
「でも葉は祭り楽しみにしてたじゃん。あとで朔と二人で行く?」
「俺たちは、朔ちゃんが一緒でも構わないよ。人数は多い方が楽しそう」
透と二人でここまで言ったら、あとは晴と天川兄弟次第だ。ちょうど戻ってきた晴が「みんなで行こうよ」と言うと、朔も「うん、行きたい」と答えた。
本当だったら真と透は頃合いを見て、祭りでは葉と晴を二人きりにしてやろうと目論んでいた。でも朔がいるのならそういう訳にはいかないだろう。せっかくなら全部五人で楽しもうかと透に目配せをすると、彼も同意らしく小さく頷いた。
夕食は近くの居酒屋で軽く済ませた。葉の隣を陣取った朔はそれは嬉しそうで、べったりとくっついて離れなかった。晴は気にしていなさそうに見えたけれど、きっと面白くないのだろう。いつもに比べて葉へ話しかける回数が格段に少なかった。
食後に向かった祭り会場でも、朔はことあるごとに葉に甘えて、とんだブラコンだと呆れを通り越して感心するほどだった。一方で、葉はしきりに真たちのことも気にかけて、仲介役に忙しそうだ。そんなに気を遣わなくてもいいのにと思いつつ、大学で見せる自由奔放な姿とのギャップに面白くなってくる。都会の祭りにはあまり生き物が見えないから、葉も我を忘れられないのだろう。
そうやって普段と異なる葉を見守りながら祭りを楽しんでいたら、葉が「はあ!」と謎の奇声を上げた。これは何かに出会ったのだとわかってその様子を見ていると、葉は射的の屋台に釘付けになっている。
「オオサンショウウオだ」
葉の興奮気味の声に「本当だ」と答えたのは、真と朔だ。透と晴は一体どの景品のことを言っているのかわからないようで、きょとんとしている。
「ほら、あの右端の大きいぬいぐるみ。誰も興味持ってないやつ」
真が説明するとやっとわかったようで、二人が納得したように頷いた。
「葉くん。射的やってみようか」
晴の言葉に目を輝かせながら頷いた葉を見て、晴は今日一番嬉しそうだ。なんだか良かったなと思って二人の後ろ姿を見つめる。もう少しで触れ合いそうな手がもどかしい。少し離れたところからその様子を見守っていたら、いつの間にか隣に並んでいた朔が「あのさ」と言った。
「どうした?」
「あの人、葉の何?」
あの人とは、晴のことだろうとすぐにわかった。子供っぽいくせに敏いなと思いながら考える。まさか、真が全てをバラすわけにはいかない。
「何って」
友達だと、言おうと思ったのだ。しかしそれに被せるように、透が「あの人はね」と言ったので、先を任せて口を閉じてみる。
「あの晴ってやつは、僕たちの敵だよ」
朔の向こうにいる透をギョッとしながら見ると、朔も驚いたように透を凝視していた。発言した透はどうしてか涼しい顔をしている。
「いい、朔ちゃん。晴くんはね、優しくて、一途で、ちょっと太々しくて、すごくいい男なんだ」
意外な言葉に驚いていると、朔が応えるように小さく頷いた。
「それは、最悪だ。敵すぎる」
「そうでしょ。だから、邪魔しに行こう」
「うん」
「ほら、真くんも。早くオオサンショウウオ捕まえよう」
透に促されて面白がりながら頷くと、三人で葉と晴に駆け寄った。
最終的に、オオサンショウウオは真が射止めた。多分、無欲の勝利だと思う。自分が獲ったものではないと遠慮がちな葉にぬいぐるみを押し付けると、葉は目をキラキラさせて「ありがとう」と言いながらオオサンショウウオを抱きしめた。
次の日には、朔は大人しく帰って行った。すっかり元気になっていた葉に安心したのだろう。それでも別れ際に名残惜しそうな表情で葉を抱きしめると、晴と、なぜだか真まで睨みつけて、透には手を振り、最後まで生意気にバスに乗り込んでいった。
「行っちゃったね」
透が呟くと、葉はこくりと頷いて、それから真たちを振り返った。
「本当にありがとう。弟が、世話になりました」
「いいって。楽しかったから」
真が答えると、葉は心底ホッとしたようにもう一度「ありがとう」と言った。そんな葉を一番熱心に見つめていた晴が唐突に葉の手を掬い取ったのは、真も、もしかしたら透も予想していたことだ。
「葉くん、逃避行しよう」
「え、トウヒコウ?」
「逃避行でもデートでも、なんでも良いから行っておいで」
真がそう言うと、隣の透も呆れたように口を開いた。
「葉ちゃんは夕方までに返してね。僕と一緒にバイトだから」
「知らないよ。葉くん、隣町の博物館行こう」
「博物館って、県立の?」
「蝶々の展示があるって」
「うん!それ絶対に行きたかったやつ」
晴は興奮気味の葉を連れて、次にやってきたバスに飛び乗り、逃避行へと出掛けていった。とんだお騒がせカップルだなと思いつつ、透と一緒に適当に帰路に着く。
「透くんってさ、葉のこと」
どう思っているのか聞こうとして、我ながら随分と野暮な質問だなと思った。だから急いで方向転換して、「生き物界で一番変態だと思ってる?」と聞いてみる。すると透はおかしそうに笑って「うん」と答えた。
「変態で、可愛くて、蝶々みたい。うっかり僕に捕まっちゃえば良いのにね」
その言葉に、なんとなく蜘蛛の巣が思い浮かんだ。透はきっと、美しい糸を複雑に張り巡らせて、いつか葉を捕まえるつもりなのかもしれない。誰よりも爽やかなくせに、恐ろしい男だ。
「まあ、俺は葉が幸せならそれで良いんだ。だから、捕まえるなら幸せにしてやってね」
「もちろん」
葉は晴をナントカという蝶に見立てるけれど、葉自身が蝶みたいな男だと思う。一生懸命に生きていて、気まぐれで、人の心をくすぐってやまない。そんな葉がどうか、心から好きな人とずっと一緒にいられると良い。幼馴染を逸脱した気持ちであることに気が付かないまま、真は夏の残る空を見上げてみるのだった。
「葉ちゃんは小さい頃から朔ちゃんのことが好きだったね」
「そうだよ」
「二人とも、すごく似てる」
「うん。たまに言われる」
「もしよければ二人並んだ似顔絵を描いてあげるよ」
「本当?」
一方で晴といえば、働いている葉の様子をいつも通り眺めているだけだ。朔に興味がないのか、あるけれど知らんぷりしているのか、真には上手く伺えない。真が三者を観察していたら、晴が徐に席を立った。それから店の端のコンディメントバーから何かを持って、テーブルに戻ってくる。そうして朔に差し出したのは、透明なガムシロップ三つだった。
「入れたら?」
確かに、朔のグラスの中のアイスコーヒーは少しも減っていない。朔は昔から甘党だったなと思い出して、「そうだよ」と真も勧めてみた。ところが、朔は不服そうに唇を突き出して、何やら悩んでいるようだ。
「朔ちゃん、俺はコーヒー飲むと胃がもたれるんだ。ちょっと甘くした方がいいよ」
透が最後にそう言うと、朔はこくりと頷いて、ガムシロップを一つずつ入れ始めた。高校二年生ってこんなに可愛いものだろうか。大人ぶりたい年頃なのだろうけれど、朔は見栄っ張りなんだか素直なんだかよくわからない。朔は最終的に三つ全部ガムシロップを入れてからアイスコーヒーを一口飲んで、少しホッとしたように表情を緩めた。
「ミルクを入れても美味しいから、今度試してみて」
「うん、今度やってみるよ」
透との会話を聞きながら、確かにどうして晴はミルクを持ってこなかったのだろうと考えていたところで、壁の鳩時計が十七時を知らせた。同時に葉がバイト仲間に挨拶をして、カウンターから出てくる。その時、晴がサッと朔のガムシロップの空き容器を自らの空になったマグカップと一緒に回収して立ち上がった。いつもだったら嬉々として葉を待ち構えているのに、今日はそうしないらしい。
「みんな、待たせてごめん」
まだエプロンをつけたままの葉は、朔の方を見て驚いたように目を丸くした。
「朔、コーヒー甘くしないで飲めるんだ」
「……うん」
多少きまりが悪そうに頷いた朔に笑いそうになったけれど、なんとか我慢する。そうか、色が黒なら甘さを足していてもバレないのだ。晴は朔のプライドを守ってやったのか。
「葉、早く着替えておいでよ」
「うん。でも、今日は朔と家に帰ろうかなと思ってさ」
真には兄弟がいないからわからないけれど、確かに弟が来たら気を遣ってこんな反応になるのかもしれない。
「でも葉は祭り楽しみにしてたじゃん。あとで朔と二人で行く?」
「俺たちは、朔ちゃんが一緒でも構わないよ。人数は多い方が楽しそう」
透と二人でここまで言ったら、あとは晴と天川兄弟次第だ。ちょうど戻ってきた晴が「みんなで行こうよ」と言うと、朔も「うん、行きたい」と答えた。
本当だったら真と透は頃合いを見て、祭りでは葉と晴を二人きりにしてやろうと目論んでいた。でも朔がいるのならそういう訳にはいかないだろう。せっかくなら全部五人で楽しもうかと透に目配せをすると、彼も同意らしく小さく頷いた。
夕食は近くの居酒屋で軽く済ませた。葉の隣を陣取った朔はそれは嬉しそうで、べったりとくっついて離れなかった。晴は気にしていなさそうに見えたけれど、きっと面白くないのだろう。いつもに比べて葉へ話しかける回数が格段に少なかった。
食後に向かった祭り会場でも、朔はことあるごとに葉に甘えて、とんだブラコンだと呆れを通り越して感心するほどだった。一方で、葉はしきりに真たちのことも気にかけて、仲介役に忙しそうだ。そんなに気を遣わなくてもいいのにと思いつつ、大学で見せる自由奔放な姿とのギャップに面白くなってくる。都会の祭りにはあまり生き物が見えないから、葉も我を忘れられないのだろう。
そうやって普段と異なる葉を見守りながら祭りを楽しんでいたら、葉が「はあ!」と謎の奇声を上げた。これは何かに出会ったのだとわかってその様子を見ていると、葉は射的の屋台に釘付けになっている。
「オオサンショウウオだ」
葉の興奮気味の声に「本当だ」と答えたのは、真と朔だ。透と晴は一体どの景品のことを言っているのかわからないようで、きょとんとしている。
「ほら、あの右端の大きいぬいぐるみ。誰も興味持ってないやつ」
真が説明するとやっとわかったようで、二人が納得したように頷いた。
「葉くん。射的やってみようか」
晴の言葉に目を輝かせながら頷いた葉を見て、晴は今日一番嬉しそうだ。なんだか良かったなと思って二人の後ろ姿を見つめる。もう少しで触れ合いそうな手がもどかしい。少し離れたところからその様子を見守っていたら、いつの間にか隣に並んでいた朔が「あのさ」と言った。
「どうした?」
「あの人、葉の何?」
あの人とは、晴のことだろうとすぐにわかった。子供っぽいくせに敏いなと思いながら考える。まさか、真が全てをバラすわけにはいかない。
「何って」
友達だと、言おうと思ったのだ。しかしそれに被せるように、透が「あの人はね」と言ったので、先を任せて口を閉じてみる。
「あの晴ってやつは、僕たちの敵だよ」
朔の向こうにいる透をギョッとしながら見ると、朔も驚いたように透を凝視していた。発言した透はどうしてか涼しい顔をしている。
「いい、朔ちゃん。晴くんはね、優しくて、一途で、ちょっと太々しくて、すごくいい男なんだ」
意外な言葉に驚いていると、朔が応えるように小さく頷いた。
「それは、最悪だ。敵すぎる」
「そうでしょ。だから、邪魔しに行こう」
「うん」
「ほら、真くんも。早くオオサンショウウオ捕まえよう」
透に促されて面白がりながら頷くと、三人で葉と晴に駆け寄った。
最終的に、オオサンショウウオは真が射止めた。多分、無欲の勝利だと思う。自分が獲ったものではないと遠慮がちな葉にぬいぐるみを押し付けると、葉は目をキラキラさせて「ありがとう」と言いながらオオサンショウウオを抱きしめた。
次の日には、朔は大人しく帰って行った。すっかり元気になっていた葉に安心したのだろう。それでも別れ際に名残惜しそうな表情で葉を抱きしめると、晴と、なぜだか真まで睨みつけて、透には手を振り、最後まで生意気にバスに乗り込んでいった。
「行っちゃったね」
透が呟くと、葉はこくりと頷いて、それから真たちを振り返った。
「本当にありがとう。弟が、世話になりました」
「いいって。楽しかったから」
真が答えると、葉は心底ホッとしたようにもう一度「ありがとう」と言った。そんな葉を一番熱心に見つめていた晴が唐突に葉の手を掬い取ったのは、真も、もしかしたら透も予想していたことだ。
「葉くん、逃避行しよう」
「え、トウヒコウ?」
「逃避行でもデートでも、なんでも良いから行っておいで」
真がそう言うと、隣の透も呆れたように口を開いた。
「葉ちゃんは夕方までに返してね。僕と一緒にバイトだから」
「知らないよ。葉くん、隣町の博物館行こう」
「博物館って、県立の?」
「蝶々の展示があるって」
「うん!それ絶対に行きたかったやつ」
晴は興奮気味の葉を連れて、次にやってきたバスに飛び乗り、逃避行へと出掛けていった。とんだお騒がせカップルだなと思いつつ、透と一緒に適当に帰路に着く。
「透くんってさ、葉のこと」
どう思っているのか聞こうとして、我ながら随分と野暮な質問だなと思った。だから急いで方向転換して、「生き物界で一番変態だと思ってる?」と聞いてみる。すると透はおかしそうに笑って「うん」と答えた。
「変態で、可愛くて、蝶々みたい。うっかり僕に捕まっちゃえば良いのにね」
その言葉に、なんとなく蜘蛛の巣が思い浮かんだ。透はきっと、美しい糸を複雑に張り巡らせて、いつか葉を捕まえるつもりなのかもしれない。誰よりも爽やかなくせに、恐ろしい男だ。
「まあ、俺は葉が幸せならそれで良いんだ。だから、捕まえるなら幸せにしてやってね」
「もちろん」
葉は晴をナントカという蝶に見立てるけれど、葉自身が蝶みたいな男だと思う。一生懸命に生きていて、気まぐれで、人の心をくすぐってやまない。そんな葉がどうか、心から好きな人とずっと一緒にいられると良い。幼馴染を逸脱した気持ちであることに気が付かないまま、真は夏の残る空を見上げてみるのだった。
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