未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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幸せ

アサシン竜とボクサー竜(対岸でならよくある光景だが)

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駿しゅん達は、ある程度は俺達と一定の距離感で共生してくれるようになっているとはいえ、まだまだ<仲間>と言えるほどの存在じゃなかった。人間にとっての犬とかよりはもっとずっと距離はあるし、馴れ合ってもいない。レッド、ブルー、イエローが特殊なだけだ。

だから俺の家族を守るほどには力も入れていない。ろく号機に援護を任せるだけにとどまってる。

それが故に犠牲が出てしまったが、そこまで守ろうとすると際限がなくなってしまうからな。

どこかで線は引かなきゃいけない。

それを『薄情だ!』というのがいたとしても、それはそれで当然のことじゃないかな。

もっとも、薄情だとか言われたって現時点では今の線引きを見直す予定はない。

そういう訳で、俺とシモーヌは、駿しゅん達とアサシン竜アサシンとの攻防を見守ることにした。手出しはあくまで、ろく号機による援護までだ。

するとその現場に、ようやく陸号機が駆けつけた。一機だけではどうしても群れ全体をカバーしきれないからな。

木の上で、捕らえたボクサー竜ボクサーの子供を貪りながら、アサシン竜アサシンが木の下で自分を取り囲むボクサー竜ボクサーを見下ろす。その中に、駿しゅんと群れのボスと、ボスの座を狙って闘いをしかけてた雄の姿もあった。見慣れない外敵の出現に、仲間内で争ってる場合じゃないと判断したのかもしれない。

そうして皆でアサシン竜アサシンを威嚇する。

ボクサー竜ボクサーも低い枝くらいまでなら飛びついて上ることはあるものの、手足の構造そのものが木に上るようにはできてない。故に下から威嚇するしかできない。

一方で、樹上での生活に完全に適応してしまったアサシン竜アサシンは、地面での移動はボクサー竜ボクサーに比べて圧倒的に不利である。得意とするステージがまるっきり違っているんだ。

グンタイ竜グンタイはその点を、旺盛な繁殖力によって得た数を活かし、ピラミッドのように土台を作ってそこを駆け上がることで結構な高さにまで至るということをしてみせたが、ボクサー竜ボクサーはそこまでじゃない。

数の上では確実に優位でありながら、勝負の行方はまったく分からなかった。

もっとも、勝敗についてはアサシン竜アサシンにしてみれば逃げおおせれば勝ちなわけで、条件としてはアサシン竜アサシンの方がかなり優位かもしれない。

にも拘らず、アサシン竜アサシンは木を伝ってその場から逃げようとはせず、自分を取り囲んで威嚇するボクサー竜ボクサーを嘲笑うかのように、挑発するかのように、悠然とボクサー竜ボクサーの子供を貪り続けたのだった。

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