668 / 2,968
新世代
走・凱編 狩り
しおりを挟む
確か以前にも触れたと思うが、現在、コーネリアス号の周囲では、走達の獲物となる草食動物を誘き寄せることを目的とした<畑>を、ドーベルマンDK-aを使って作っている。
もっとも、そこで作っている<野菜>は皆、ここで採れた野生のもののなかで草食動物達が好んで食べるものを選んで栽培しているだけだが。
あくまで草食動物を誘き寄せるための餌場としての畑なので、いくら荒らされても構わない。むしろ、餌となる植物が天候の影響などにより発育が芳しくなくても、ここの畑のそれだけはいつも豊富に実っていることで、それを目当てにした動物も住み着いているくらいだ。
そのうちの何頭かを、走達の獲物として分けてもらっている形だな。
草食動物達の方にしても、危険はあるもののここに来れば確実に餌にありつけるので、助かっている状態だと思う。
すると今日も、日が暮れ始めたところで、走達が動き始めた。続いて凱の群れと凛達も動き始める。
仲のいい走達ではあるが、基本的にはそれぞれ別々に狩りをする。
そのため、畑も半径三キロほどの範囲内に五つばかり畑を作ってある。俺達が食べるためのそれじゃないからあまり丁寧に管理はしてないとはいえ、小規模な集落の一つや二つは余裕で賄える規模のものだ。
走の群れは、今日は、走、恵、到、讃、釈の五人が狩りに出ていた。まだ幼い彪と藍は、沢と一緒に留守番だ。と言うか、釈が狩りに出ている間、沢が彪と藍の面倒を見てくれている形になる。
一方、凱の群れは、凱、旋、円、妍、枚、望、憂が出るようだ。
既にレオンしての体力的なピークが過ぎた阪は、幼い艮と共に留守番だな。
更に、凛達については、凛と按が出る。一応、ボスである侑は、まだ幼い萌、朗と共に留守番だ。ライオンに近い生態をもつレオンのボスは、基本的に狩りはしないことが多いんだ。
凛と侑の子の按はまだかなり若いものの、そろそろ狩りを学ばせようということらしい。
凛は結構、スパルタのようだ。
こうしてそれぞれが狩りに向かう。
走の群れでは、釈が狩りを主導する。そして恵、到、讃がサポートをし、走は狩りにおいては釈達のガードマン的な立場らしい。
これは、凱も同じである。
しかし、凛の群れは、凛と按の二人だけで、しかも按はまだ未熟なので、狩りが成功する確率は必ずしも高くない。
ただ、もし、狩りが失敗しても、走や凱が、自分達が食べた分が残ればそれを、凛達の縄張りとの境界線辺りに持っていって放置するので、これまで全く食べるものがないという状態にはなったことがなかった。
きっと完全な野生だとそこまではしないんだろうが、俺の下で育った影響があるんだろうな。
あいつらがそれを良しとしているなら、俺としては見守るだけにとどめよう。
是非うまくやっていってほしいと思うだけだ。
もっとも、そこで作っている<野菜>は皆、ここで採れた野生のもののなかで草食動物達が好んで食べるものを選んで栽培しているだけだが。
あくまで草食動物を誘き寄せるための餌場としての畑なので、いくら荒らされても構わない。むしろ、餌となる植物が天候の影響などにより発育が芳しくなくても、ここの畑のそれだけはいつも豊富に実っていることで、それを目当てにした動物も住み着いているくらいだ。
そのうちの何頭かを、走達の獲物として分けてもらっている形だな。
草食動物達の方にしても、危険はあるもののここに来れば確実に餌にありつけるので、助かっている状態だと思う。
すると今日も、日が暮れ始めたところで、走達が動き始めた。続いて凱の群れと凛達も動き始める。
仲のいい走達ではあるが、基本的にはそれぞれ別々に狩りをする。
そのため、畑も半径三キロほどの範囲内に五つばかり畑を作ってある。俺達が食べるためのそれじゃないからあまり丁寧に管理はしてないとはいえ、小規模な集落の一つや二つは余裕で賄える規模のものだ。
走の群れは、今日は、走、恵、到、讃、釈の五人が狩りに出ていた。まだ幼い彪と藍は、沢と一緒に留守番だ。と言うか、釈が狩りに出ている間、沢が彪と藍の面倒を見てくれている形になる。
一方、凱の群れは、凱、旋、円、妍、枚、望、憂が出るようだ。
既にレオンしての体力的なピークが過ぎた阪は、幼い艮と共に留守番だな。
更に、凛達については、凛と按が出る。一応、ボスである侑は、まだ幼い萌、朗と共に留守番だ。ライオンに近い生態をもつレオンのボスは、基本的に狩りはしないことが多いんだ。
凛と侑の子の按はまだかなり若いものの、そろそろ狩りを学ばせようということらしい。
凛は結構、スパルタのようだ。
こうしてそれぞれが狩りに向かう。
走の群れでは、釈が狩りを主導する。そして恵、到、讃がサポートをし、走は狩りにおいては釈達のガードマン的な立場らしい。
これは、凱も同じである。
しかし、凛の群れは、凛と按の二人だけで、しかも按はまだ未熟なので、狩りが成功する確率は必ずしも高くない。
ただ、もし、狩りが失敗しても、走や凱が、自分達が食べた分が残ればそれを、凛達の縄張りとの境界線辺りに持っていって放置するので、これまで全く食べるものがないという状態にはなったことがなかった。
きっと完全な野生だとそこまではしないんだろうが、俺の下で育った影響があるんだろうな。
あいつらがそれを良しとしているなら、俺としては見守るだけにとどめよう。
是非うまくやっていってほしいと思うだけだ。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
ファンタジー
気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
12/23 HOT男性向け1位
うちの冷蔵庫がダンジョンになった
空志戸レミ
ファンタジー
一二三大賞3:コミカライズ賞受賞
ある日の事、突然世界中にモンスターの跋扈するダンジョンが現れたことで人々は戦慄。
そんななかしがないサラリーマンの住むアパートに置かれた古びた2ドア冷蔵庫もまた、なぜかダンジョンと繋がってしまう。部屋の借主である男は酷く困惑しつつもその魔性に惹かれ、このひとりしか知らないダンジョンの攻略に乗り出すのだった…。
少しの間、家から追い出されたら芸能界デビューしてハーレム作ってました。コスプレのせいで。
昼寝部
キャラ文芸
俺、日向真白は義妹と幼馴染の策略により、10月31日のハロウィンの日にコスプレをすることとなった。
その日、コスプレの格好をしたまま少しの間、家を追い出された俺は、仕方なく街を歩いていると読者モデルの出版社で働く人に声をかけられる。
とても困っているようだったので、俺の写真を一枚だけ『読者モデル』に掲載することを了承する。
まさか、その写真がキッカケで芸能界デビューすることになるとは思いもせず……。
これは真白が芸能活動をしながら、義妹や幼馴染、アイドル、女優etcからモテモテとなり、全国の女性たちを魅了するだけのお話し。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる