未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

文字の大きさ
817 / 2,979
新世代

翔編 由来は?

しおりを挟む
新暦〇〇三十一年八月二十八日。



あの不定形生物の危険については、猛獣と同じ種類の『捕食される』系のそれは元より、グンタイ竜グンタイみずちがくといった、規格外の生物を生み出すことに加え、それを倒すごとにさらに強力な<怪物>の出現に繋がるという推測がされてることはこれまでにも触れてきた。

なので俺は敢えてそれとは正面切って戦うことは避け、アリスとドライツェンが管理する<ダミーの集落>を作ってそちらにおびき寄せることにより自衛する方法を考えて、それに向けた準備を着々と進めてるわけだが、それが実際に効果を発揮するかどうかは、当然、やってみないと分からない。

「なあ、上手くいくと思うか?」

膨大なシミュレーションを、その高性能なAIを用いて行えるエレクシアにそう尋ねてみても、

「可能性の点だけで言うのなら上手くいく可能性は十分にあります。ですが、確定的なことを申し上げるにはデータが不足しています」

と、木で鼻を括ったような彼女らしい答えしか返ってこない。

だが、『可能性は十分にある』とエレクシアが言うのなら、もうそれで試す価値はある。

アリゼドラゼ村とアリニドラニ村の開発はそれに向けた準備でもある。

というわけで、コーネリアス号には、アリス参号機とドライツェン参号機の製造を急いでもらってる。

そしてその製造には、アリス初号機とドライツェン初号機にも協力してもらってるんだ。

で、メンテナンスを受けに行くセシリアに同行してビアンカがコーネリアス号に行った時、

「零号機と弐号機にはそれぞれ名前を付けたのに、初号機はそのままっていうのもかわいそうですよね」

そんなことを言い出したので、

「なんだったらビアンカが名前を付けてくれていいぞ」

と言ったら、

「私でいいんですか?」

とか遠慮するから、

「いい。と言うか、付けてくれ」

って、敢えて指示させてもらった。でないととにかく遠慮するからな。彼女の場合。

「あ、はい! 分かりました。

え~…と、じゃあ、モニカとハートマンでどうでしょう?」

彼女の提案に、

「いいけど、由来は?」

思わず問い返した俺に、ビアンカは、

「昔、実家で飼ってた猫の名前です」

と。

「そ、そうか。うん。なら、それでいこう。モニカとハートマンだ。

そんなわけで、アリス初号機の名前は<モニカ>。ドライツェン初号機の名前は<ハートマン>ということで決定となった。

そうだ。別にそんな凝った名前でなくていい。俺達の仲間として気軽に呼べればそれでいいんだ。

「よろしくね、モニカ、ハートマン」

タブレットの中で、ビアンカが、モニカとハートマンに笑顔で声を掛けていたのだった。

しおりを挟む
感想 8

あなたにおすすめの小説

巨乳すぎる新入社員が社内で〇〇されちゃった件

ナッツアーモンド
恋愛
中高生の時から巨乳すぎることがコンプレックスで悩んでいる、相模S子。新入社員として入った会社でS子を待ち受ける運命とは....。

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。 だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった 何故なら、彼は『転生者』だから… 今度は違う切り口からのアプローチ。 追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。 こうご期待。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

戦場の英雄、上官の陰謀により死亡扱いにされ、故郷に帰ると許嫁は結婚していた。絶望の中、偶然助けた許嫁の娘に何故か求婚されることに

千石
ファンタジー
「絶対生きて帰ってくる。その時は結婚しよう」 「はい。あなたの帰りをいつまでも待ってます」 許嫁と涙ながらに約束をした20年後、英雄と呼ばれるまでになったルークだったが生還してみると死亡扱いにされていた。 許嫁は既に結婚しており、ルークは絶望の只中に。 上官の陰謀だと知ったルークは激怒し、殴ってしまう。 言い訳をする気もなかったため、全ての功績を抹消され、貰えるはずだった年金もパー。 絶望の中、偶然助けた子が許嫁の娘で、 「ルーク、あなたに惚れたわ。今すぐあたしと結婚しなさい!」 何故か求婚されることに。 困りながらも巻き込まれる騒動を通じて ルークは失っていた日常を段々と取り戻していく。 こちらは他のウェブ小説にも投稿しております。

(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」

音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。 本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。 しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。 *6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。

勇者パーティーに追放された支援術士、実はとんでもない回復能力を持っていた~極めて幅広い回復術を生かしてなんでも屋で成り上がる~

名無し
ファンタジー
 突如、幼馴染の【勇者】から追放処分を言い渡される【支援術士】のグレイス。確かになんでもできるが、中途半端で物足りないという理不尽な理由だった。  自分はパーティーの要として頑張ってきたから納得できないと食い下がるグレイスに対し、【勇者】はその代わりに【治癒術士】と【補助術士】を入れたのでもうお前は一切必要ないと宣言する。  もう一人の幼馴染である【魔術士】の少女を頼むと言い残し、グレイスはパーティーから立ち去ることに。  だが、グレイスの【支援術士】としての腕は【勇者】の想像を遥かに超えるものであり、ありとあらゆるものを回復する能力を秘めていた。  グレイスがその卓越した技術を生かし、【なんでも屋】で生計を立てて評判を高めていく一方、勇者パーティーはグレイスが去った影響で歯車が狂い始め、何をやっても上手くいかなくなる。  人脈を広げていったグレイスの周りにはいつしか賞賛する人々で溢れ、落ちぶれていく【勇者】とは対照的に地位や名声をどんどん高めていくのだった。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

処理中です...