未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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第三世代

麗編 大規模発電施設

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給電についてはここまで無線給電機を設置していく形だったが、コーネリアス号へのルートとアリゼドラぜ村やアリニドラニ村までのそれだけなら間に合っていたものの、さらに増えていくとなると、無線給電機自体のメンテナンスや交換の手間もバカにならないからな。

こうして考えると、アミダ・リアクターが実用化されるまでは基本的に大規模発電施設によって生み出された電気で広範囲を賄うという方式も、合理的ではあったということか。

俺にとっては『アミダ・リアクターがあること』自体が当たり前になってたから、

『大規模発電施設に電力を頼り切ってるとか、リスクが高すぎないか?』

と感じてしまうものの、前提条件がそもそも違っているという認識が足りなかったな。

ソーラーパネルや小規模水力発電の効率も、それが発明されたころに比べて次元が違うレベルのエネルギー効率を実現できてるとはいえ、どうしてもその時その時の条件によって発電量に大きな差が出てしまう。蓄電システムを併用することでその辺りもある程度はならすことができても、<余力>という意味では厳しい。アミダ・リアクターはそういう部分でものすごく確実かつ安定的に発電してくれるからこそ画期的だったわけだ。そして大規模発電施設は、

<電力の安定供給>

という意味で大きなメリットがあったわけか。なるほど。

ここでも結局、アミダ・リアクターのような、小型でありつつ長期間にわたって安定した発電がおこなえる電源が発明されるまでは、やっぱり、火力発電などの大規模発電施設に頼ることになるんだろうな。

原子力発電なんかも、発明された当初は核燃料の安全性や放射性廃棄物の処理の問題が取り沙汰されて毛嫌いされたりもしたそうだが、今でも宇宙空間に原子力発電所を作り、マイクロ波で送電する形で補助的に利用されていたりもする。元々、とんでもない放射線が飛び交ってる宇宙空間なら、放射性物質が出す放射線もそんなに目くじら立てる必要もないらしいし。

しかも、原子力発電所によって生まれた放射性物質がアミダ・リアクターの燃料にもなるという。

ちなみに、コーネリアス号が現役だった頃は、コーネリアス号の主機だった<縮退炉>が発電にも利用されてたそうだ。まあ、それは今でもだが。

ただ、縮退炉はどうしても製造に高い技術とコストが必要なわけで、それに比べれば、

<ただのでかいボイラー>

と言ってしまえる原子力発電所は、建造に要求される技術レベルもコストも圧倒的に抑えられるメリットがあるそうだ。

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