未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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第四世代

シモーヌ編 パートナーとする決断

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「本というのは読まれてこそですからね。あなたが大切にしてくれてたのなら、それはもうあなたのものです」

シオも、シモーヌとほとんど同じことを口にする。思うところはいろいろとあるんだろうが、自分の絵本を大切にしてくれていたことを実感して、安心したというのもあるようだ。そんな彼女に、ひかりも、

「ありがとうございます。大切にします」

深く頭を下げた。これで懸念の一つが解消されたな。シモーヌにも『それはもうあなたのものよ』と言ってもらえていたとはいえ、シオはまた別なわけで。

そこに待ちかねたように、

「シオもシモーヌなの?」

まどかが問い掛けると、

「うん。私もシモーヌ。だけど、シオでいいですよ」

丁寧に応えてくれる。

「こっちもシモーヌ、あっちもシモーヌ。不思議だ!」

ひなたが驚いたようにそう声を上げたのにも、

「そうですね。私も不思議です」

少し苦笑いながらも微笑んでくれた。

そんな彼女に、俺は、

「ざっと資料を見てもらったように、ここの人間は成長が早くて、まどかはまだ満八歳。ひなたはまだ満七歳なんだ。振る舞いが幼いのはご容赦願いたい」

と補足する。

「はい。分かります。問題ありません」

とも言ってくれた。理性的な対応に感謝しかない。

さりとて、十枚とおまいアレクセイというパートナーがいて瑠衣るいという子供までもうけておきながら俺と結婚したシモーヌに対する複雑な感情についてはまさにこれからだ。

少々、大人として突っ込んだ話をすることになるのを察して、ひかりまどかひなたを連れて席を外してくれた。当然、うららひなたに抱き付いてその場を離れる。

こうして、シオとシモーヌと俺と、さらにはタブレットを通じてではあるもののビアンカと久利生くりうも参加し、一番の懸念について話し合いの席を設ける。

そしてまずシモーヌは、シオに向き直り、

「私は今でもレックスのことは愛してる。けれど、今、彼は私の傍にはいないのも事実。連絡も取れない。会うこともできない。だから私にとっては彼は亡くなったのと同じなんだ。その上で錬是れんぜと共に暮らした。錬是れんぜは、この世界に寄る辺のなかった私にとっては支えだったし、<良き隣人>だった。レックスのことは大切だけど、彼はここにはいないんだ……」

真っ直ぐに見詰めながら、ゆっくりと、けれどはっきりと、そう告げてくれた。

『私は今でもレックスのことは愛してる』

自分のパートナーがそういうことを口にするのについては複雑な気持ちがないと言ったら嘘になる。だが、シモーヌがレックスのことを今でも愛していることを知りつつ、俺は彼女をパートナーとする決断をしたんだ。

『レックスを愛している事実ごと』

彼女を愛してるんだよ。

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