未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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第四世代

光編 絶対に回避できない結末

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とにかく、ここに人間の社会が築かれていくなら、<育児の負担>はそれこそ社会を不安定化させるほどの大きな問題になっていくのは想像に難くない。

実際に自分でも改めてやってみて再度確認したが、これが精神に与える影響は尋常じゃないんだよ。人間の育児は野生の動物のそれとは根本的に違ってしまっている。

『野生の動物でもやってることだ』

という理屈はもはやまったく意味がない。見当違いも甚だしい。ただの<戯言>だ。

<人間の赤ん坊の生態>

は、

<野生の動物の赤ん坊の生態>

とはかけ離れてる。その事実を理解せずに偉そうになど言えるはずもない。なのに『野生の動物でもやってることだ』などと考えるから齟齬が生まれる。上手くいかない。問題が生じる。

俺達はその事実を受け止めることで対処していく。

オカルトに頼らなくても精神の安定を図れるようにしていくんだ。

特に<宗教>が入り込む余地は作りたくない。宗教に頼らなきゃ精神の安定も保てない社会じゃ、そりゃ犯罪も発生するさ。

そもそも宗教自体が犯罪と結びつきやすいしな。しかし、だからといって地球人社会じゃ宗教を完全に切り離すことは、六十世紀になっても成功していなかったよ。

一度完全に根付いてしまったもの定着してしまったものを否定するのはそれだけ容易じゃないということだ。どれほど科学が発達しようともまだすべてが解明されたわけでもないし、科学が及ばない部分をオカルトで補おうとするというのもあるだろうし、元より人間は、

『それが事実でなくても自分にとって都合のいい情報が提示されるとそちらの方を信じてしまう』

という生態を持つ生き物だ。科学的にどれほど否定されようと自分が信じたいものを信じてしまうという部分はいまなおしっかりと残ってる。

なら、最初からしっかりと理不尽や不条理に対処して、そういうものに打ちのめされたままになる者がなるべく出ないようにしなくちゃいけないだろうさ。そういう者達が結局、宗教やオカルトに救いを求めるわけで。

現実に存在しないもの、事実じゃないもの、そういうのに救いを求めずにいられない状態で放置しておくことがどれほどリスクが高いかというのも分かってきている。テロや犯罪の温床にもなる。

そういうのに丁寧に対処してても<生きる>というのは大変なことなんだ。なにしろ最後は必ず死ぬ。その絶対に回避できない結末に向かって生きるという事実がまず理不尽であり不条理だろう? その事実を前にした不安を放置されていればそりゃオカルトにでも頼りたくなるさ。

加えて、

<子育てがもたらす精神的負荷>

も決して無視していいものじゃない。

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