未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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第四世代

光編 逆効果

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新暦〇〇三六年十二月三十日



とは言え、

『子供をこの世に送り出すのは、百パーセント親の勝手』

『子供に対し事前にそのことを確認したという事実は存在しない』

『子供をこの世に送り出したのは親の一方的な勝手なのだから、その子供を養育するのは親自身の行いの尻拭いでしかなく、恩を売れるようなことじゃない』

なのは事実でも、子供を育てることについて大変な<苦労>が付きまとうこともまた事実であり、それがゆえに親は、

『報われたい』

と思ってしまうんだろう。俺自身、錬慈れんじを育てているのはなかなか大変だ。ついつい錬慈れんじに対して、

『ここまでやってるんだから感謝してほしい』

などという考えが頭をよぎってしまうことさえないと言ったら噓になる。だからこそ、そこまで大変な思いをしなくて済むようにしなきゃな。

『子育てに苦労してこそ親の愛情も深まるし、親自身の成長もある!』

などという精神論を振りかざす奴も少なくなかったらしいが、それも<嘘>であることは判明してるんだ。一緒の時間を共有するだけで十分に愛情は育まれる上に、客観的に自身と子供の関係を見られる方が確実に成長に繋がることも分かっている。これもやはり、人間の姿を数千年に亘って見続けたメイトギアが蓄積してきた、

<生のデータ>

を解析すればこその成果だった。

そこには人間の<願望>も<思い込み>も<認知の歪み>もない。ただただ客観的な事実があるだけだからな。

俺が今、こうして冷静に考えていられるのも、俺の両親が<恩の押し売り>をしてこなかったおかげで認知の歪みが生じていないからなんだっていうのを実感している。

そういう意味では、両親にはすごく感謝しているし、尊敬できる人達だったと、俺自身が親になればこそ分かるんだ。

『子供をこの世に送り出すのは、百パーセント親の勝手』

『子供に対し事前にそのことを確認したという事実は存在しない』

『子供をこの世に送り出したのは親の一方的な勝手なのだから、その子供を養育するのは親自身の行いの尻拭いでしかなく、恩を売れるようなことじゃない』

と考えていても、別に親を貶めることにはならないんだよ。それ以上に、

<相手を人間として敬う姿勢>

を俺に示してくれていたから、俺も両親のことを人間として敬うことができているんだ。分かるか? 

『両親が俺に対して恩の押し売りをしなかったからこそ、俺も素直に両親に対して恩を感じることができている』

ってわけだ。

<恩の押し売り>は実のところ逆効果なんだよ。

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