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第四世代
光編 出逢い
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村の麓までローバーを移動させ、ルイーゼは外に出て、地面から土と言うか砂と言うかを採取し、さっそく、分析器に掛けていた。
一見すると無表情そうにも見えるものの、見慣れてくるとうっすらと笑っているのが分かる。子供みたいに嬉しそうに笑ってるんだ。彼女にとっては楽しくて仕方ないんだろう。
だが、そんな彼女達を、
「……」
冷たい視線で見下ろしている者がいた。斗真だ。斗真が村から<見慣れない余所者>を睨みつけていたんだ。
ルプシアンとしての野生は大きく失いつつある彼だったが、さすがに見慣れないものが自分のテリトリーに近付いていることについては見過ごせなかったようだな。
が、もちろん、ルイーゼのことについてはアリニとドラニにも情報は共有されていて、敵でないことは伝わっている。
「斗真。心配要らない。あれは敵じゃない。攻撃の必要はない」
父親代わりであり<師>でもあるドラニが丁寧にそう告げてくれている。
「……分かった……」
斗真もそう応えてはくれる。ドラニのことを信頼しているから、その言葉は信じてくれているだろう。けれど同時に、警戒を緩めることはできないんだろうな。彼に残る野生が、そう簡単に警戒を解くことを許さないってことか。
その手に握られた<鎚>は、鉄を鍛えるための道具であると同時に、いざとなれば外敵を粉砕するための武器ともなる。
もちろん、ルイーゼを粉砕させるわけにはいかないから、アリニとドラニと桜華と高仁が間に入ってトラブルを回避しなきゃならない。それもまた、ロボットの役目だ。
人間はどうしても自分の感情を優先せずにいられない生き物だからな。感情を優先することで無用な衝突が起こるのが分かっていてもついつい感情を優先してしまうこともある。ロボットはそんな人間の間に入って、最も効率的かつ効果的な妥協点を提示してくれる。その妥協点を受け入れるかどうかは最終的に人間自身が判断することになるものの、まあ、互いにワンクッション置くことで、感情と折り合うだけの余裕を得ることもできるわけだ。
それでも折り合いを付けられず<紛争>という形にまで発展してしまうこともあるのも人間(地球人)だったりするにせよ、朋群人はまだ歴史が浅いからこそ地球人のように何千年も昔から引きずっている<怨念>みたいなものもないしな。だからその怨念を作り出してしまわないようにするのも大事だ。
「……?」
次のサンプルを得るためにローバーから出てきて、村がある高台から自分を見下ろしている斗真に気付いたルイーゼも、不思議そうに彼を見上げていたのだった。
一見すると無表情そうにも見えるものの、見慣れてくるとうっすらと笑っているのが分かる。子供みたいに嬉しそうに笑ってるんだ。彼女にとっては楽しくて仕方ないんだろう。
だが、そんな彼女達を、
「……」
冷たい視線で見下ろしている者がいた。斗真だ。斗真が村から<見慣れない余所者>を睨みつけていたんだ。
ルプシアンとしての野生は大きく失いつつある彼だったが、さすがに見慣れないものが自分のテリトリーに近付いていることについては見過ごせなかったようだな。
が、もちろん、ルイーゼのことについてはアリニとドラニにも情報は共有されていて、敵でないことは伝わっている。
「斗真。心配要らない。あれは敵じゃない。攻撃の必要はない」
父親代わりであり<師>でもあるドラニが丁寧にそう告げてくれている。
「……分かった……」
斗真もそう応えてはくれる。ドラニのことを信頼しているから、その言葉は信じてくれているだろう。けれど同時に、警戒を緩めることはできないんだろうな。彼に残る野生が、そう簡単に警戒を解くことを許さないってことか。
その手に握られた<鎚>は、鉄を鍛えるための道具であると同時に、いざとなれば外敵を粉砕するための武器ともなる。
もちろん、ルイーゼを粉砕させるわけにはいかないから、アリニとドラニと桜華と高仁が間に入ってトラブルを回避しなきゃならない。それもまた、ロボットの役目だ。
人間はどうしても自分の感情を優先せずにいられない生き物だからな。感情を優先することで無用な衝突が起こるのが分かっていてもついつい感情を優先してしまうこともある。ロボットはそんな人間の間に入って、最も効率的かつ効果的な妥協点を提示してくれる。その妥協点を受け入れるかどうかは最終的に人間自身が判断することになるものの、まあ、互いにワンクッション置くことで、感情と折り合うだけの余裕を得ることもできるわけだ。
それでも折り合いを付けられず<紛争>という形にまで発展してしまうこともあるのも人間(地球人)だったりするにせよ、朋群人はまだ歴史が浅いからこそ地球人のように何千年も昔から引きずっている<怨念>みたいなものもないしな。だからその怨念を作り出してしまわないようにするのも大事だ。
「……?」
次のサンプルを得るためにローバーから出てきて、村がある高台から自分を見下ろしている斗真に気付いたルイーゼも、不思議そうに彼を見上げていたのだった。
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