未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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第四世代

閑話休題 錬慈の日常 その3

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そんな中で、服を着ることさえ好まない錬慈れんじは、同じく服を着ようとしない<血縁上の姪>である萌花ほのかを<姉>と慕い、遊んでいたりもした。

とは言え、パパニアンとしての身体能力を受け継いでいる萌花ほのかと、あくまでも<地球人>としての身体能力しか備えていない錬慈れんじでは、まったく同じ遊び方はできない。

十歳くらいの見た目ながら、軽々と家の壁を駆け上がって屋根の上にまで到達できる萌花ほのかに対して、錬慈れんじは、普通の地球人の子供と比べれば十分に優れた身体能力を持っていながらも、到底及ばないのだ。

だが、萌花ほのかはそんな<血縁上の叔父>を馬鹿にするようなことはなかった。と言うか、

『自分と同じことができない相手を馬鹿にする。などという感性をそもそも持ち合わせていない』

と言った方がいいだろう。錬慈れんじの前で屋根に掴まってぶら下がっているのも、錬慈れんじが喜ぶからやってみせているだけでしかない。

これは、彼女の血縁上の母親であるひかりや、ひかりの血縁上の父親であり萌花ほのかにとっては祖父にあたる連是れんぜ、今では祖母として彼女を愛してくれているシモーヌの誰もが、『自分と同じことができない相手を馬鹿にする』という振る舞いを見せてこなかったからだろう。ゆえにそのような振る舞いを学ぶ機会がそもそもなかったのだ。

そして、自分が<お姉ちゃん>と慕う萌花ほのかと同じことができない事実を、錬慈れんじも<当たり前のこと>として受け止められていた。彼女と同じようにできないからといって無闇に悔しがって真似をしようとして無謀な行為には走らない。

もちろん、真似をしようはしたし、同じようにできないのを悔しがったりした時もあった。あったが、

萌花ほのかは、パパニアンだから」

父親である錬是れんぜからそう諭されると、

「へえ!」

とむしろ感心してみせたりもした。

連是れんぜは、

『他者と同じでなければならない』

とは考えていないし、そのように自分の子供に語ったりもしてこなかった。『違う』『異なる』というものが現にあるという事実こそを受け入れて受け止めて、その中で自分にできることを果たそうという姿勢を、子供達の前で見せてきた。だからこそ子供達もそれを<当たり前>と認識していったのである。

ここでは『違う』ことは、

<恥ずべきこと>

でも、

<厭うこと>

でもない。むしろ、

『違いを認めないこと』

こそが<恥ずべきこと>なのだ。

ゆえに、裸でいても『恥ずかしい』とは考えない。あくまで、

『毛皮を持たないがゆえにあまりにも無防備であると実感すると、自らを守るために服を着るようになる』

だけなのだった。

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