未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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第四世代

焔と彩編 独特の不自然さ

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<抑圧されている人間の言動>

ってのは、

<独特の不自然さ>

があるように思う。いかにも分かりやすくびくびくおどおどしてたりするのはともかくとして、一見すると陽気だったり快活だったりするように思える奴の場合も、やけに芝居がかってた印象があるんだよな。

俺が学生だった頃に周りにいた奴の中にも何人か、不自然なくらいにハキハキしてるのがいた。そいつらは他人受けも良くて人気者だったが、俺は正直苦手だった。関わり合いになるのをなるべく避けるようにさえしていた。

それもあって卒業してからはそれこそ連絡を取ることさえしなかったんだが、俺がまだ普通の会社員をしてた頃、人伝にそいつらの一人が両親を殺そうとして失敗し逮捕されたと聞いた。実際、それらしいニュースもやってた。

で、ニュースによると両親を殺害しようとして逮捕された奴は、幼い頃から両親から『厳しく躾け』られてきたことで恨みを抱いていたそうだ。

もっとも、周囲の人間の反応はお決まりの、

『まさかあの子が!?』

『まさかあの人が!?』

というものだった。大人にとって都合のいい子を演じている姿を見てそれが素だと思い込んでただけなんだろうなと感じたよ。  

まああの頃の俺は妹の光莉ひかりの病気のこともあって人間不信を拗らせてたからな。その所為で余計に穿った見方をしてた可能性があるとしても、そいつの事件については妙な納得しかなかった。

『そういうことだったんだ』

としか思わなかった。違和感の正体が知れた気がした。不自然さの正体が知れた気がした。

要するに<演技>だったということだよな。

『明るくて陽気で快活な』

というのは、<本当の姿>じゃなかったということだ。親にそれを強く望まれて、親の望む自分であろうとしたからこその演技だったと。

<親の監督権>

ってことで大目には見られてることも多い<躾と称した虐待>も、その行為そのものについては親もロボットを警戒してその場ではやらないが、日常的に過剰な対応をしてるところは記録されてたから、聞くところによると、<情状のための証拠>として採用されたそうだ。

で、結果として、最初は

『終身刑間違いなし』

と目されていた裁判で、

<執行猶予付きの有罪判決>

が出たそうだ。つまりそれだけ両親の側のしてることがえげつなかったと認定されたわけだな。

その詳細については裁判資料でも閲覧するしかないが、一部については報道もされてて、

『どんな時でも笑顔を絶やすな!』

ってことで、丸二日間睡眠をとらせずに笑顔を作る<特訓>を行っていたとか。

意味が分からないな。

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