未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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第五世代

ルイーゼ編 信頼という名の思考放棄

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『難しく考えずにシンプルに生きる』

というのは、

『自分の感情や欲求にだけ従って好き勝手に生きる』

ということじゃないと俺は思ってる。そうじゃなければそんな考え方はむしろ害悪にしかならないだろ。あくまでも、

『<生まれてきた価値><自分の価値><生きる価値>とかに囚われ過ぎるとロクなことがないからその辺りについては難しく考え過ぎない方がいい』

という意味ならなるほど納得もできるんだよな。だが人間(地球人)って奴はそういうのを自分に都合よく解釈して利用する生き物でもある。

『自分の感情や欲求にだけ従って好き勝手に生きたらいいんだ!』

だとかな。だから俺は人間(地球人)を信用してない。信用してないが、かと言って無闇に敵視するのも違うと思うんだよ。最初から、

『そういう奴なんだ』

と承知してれば、

<信頼という名の思考放棄>

をせずに済むと思うし。

ああそうだ。<信用>とか<信頼>とかいう言葉も耳に心地好い類のそれだが、実際にはただ、

『自分で考えるのが面倒だから丸投げしてる』

だけの場合が多いんじゃないのか? んで、自分の思い通りにならなかったら、

『裏切られた!』

とか言い出す。現実に害のある<背信行為>ならまだしも、それこそ本当に些細なことでさえ。

俺はそういうのが嫌なんだよな。だからシモーヌが今でもレックス(オリジナル)のことを愛している点についても分かった上で彼女を愛してるんだ。俺にとっての<愛>って概念は、

<相手を自分とは別の人間と認めた上で受け入れること>

なんだよ。これは、血が繋がってようが繋がってなかろうが異性だろうが同性だろうが関係ない。つまり、自分の肉親だろうが伴侶だろうが友人だろうが仲間だろうがすべてに当てはまるんだ。それぞれの状況により<家族愛>だの<夫婦の愛>だの<男女の愛>だの<友情>だのという単語が割り振られるだけでしかないってことだな。

そう、本質はどれも同じ。

ゆえに<ストーカー>とかが口にする<愛>は、俺に言わせれば愛じゃない。そんなのはただの<欲望>だ。それも他者にとって不利益しか与えないタイプの。

<欲望>でもプラスになるものもあるのは俺も知ってる。<知識欲>や<向上心>なんかはプラスになる場合もある欲望だろうさ。だがそれすら分別をつけられなければ結局は害になるわけで。

そのためには『考える』ことをやめちゃだめだろう。『考え過ぎない』のと『考えない』のは違うと俺は思うんだよ。真剣に。

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