未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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第五世代

陽編 正気を失ってる人間の心理

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で、件の<フィクション内のキャラクター同士のやり取り>は、

<復讐を正当化するための理屈>

としてよく用いられたりしたらしいが、そんなものは、

<復讐をやめさせようとする行いを否定する根拠>

にはならないな。現実には、

『それはそれとして復讐を実行させるわけにはいかない』

と止められるだけだ。確かに、

『復讐は憎しみの連鎖を生むだけだ』

とか、

『亡くなった人は復讐なんか望んでない』

なんてのは<復讐を思いとどまらせるための道理>としてはあまりに弱く、そもそも『道理として成立していない』から役には立たないだろうさ。何より強い復讐心に囚われている者は大前提として『正気を失ってる』場合がほとんどだろうから<言葉による説得>は意味を成さないだろうなと俺も思う。妹の光莉ひかりの介護をしていた時の俺も今から思えば正気を失ってた。<復讐>の話とはズレるかもしれないが、

<追い詰められて正気を失ってる人間の心理>

という意味じゃ同じだと思うし、当時の俺は物事を論理的に考えることができなくなってたから周りから何を言われても届かない状態だったよ。

それこそ、

『もう妹さんを楽にしてやったらどうだ?』

だとか面と向かって言われたら、

『お前が死ね!!』

的にキレてた気もする。それくらい<正気を失ってる人間>に対して<綺麗事の言葉>は逆に神経を逆撫でするものでしかなかったりするだろうな。

そしてこれは、

<鬱憤が溜まって正気を失いつつある人間>

にも当てはまる話だ。もうそこまでいくと<道理>は通じない。かといって『理由があるから』とそういう人間を排除していこうとすればそれは<地球人という種そのものを否定する行い>になってしまう。だからこそ、

『実際に誰かに危害が及ばない範囲の代償行為でガス抜きをする』

必要があったんだろう。そしてそれは実際に功を奏してるらしい。<キレる五十代><キレる六十代>が騒がれた頃に比べれば該当する年代の人間の犯罪も大幅に減ってるし。まあこの点については全体的な犯罪発生率が減ってるっていうのもあるが。

だからこそ、

『絵的には<酷い目>に遭っているロボットがいる』

ことになるんだが、これも何度も言うように『心や感情を持たない』ロボットであるのに加えて、

『それが役目である』

以上はそれこそ<地球人の感覚>ではどんなに酷い目に遭ってるように見えても意に介していないんだよな。これはゲームに出てくる<ゾンビ>が銃で撃たれてもなんとも思ってないのと同じだと考えると分かりやすいかもしれない。

……分かりにくいか……?

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