2,719 / 2,962
第五世代
陽編 正気を失ってる人間の心理
しおりを挟む
で、件の<フィクション内のキャラクター同士のやり取り>は、
<復讐を正当化するための理屈>
としてよく用いられたりしたらしいが、そんなものは、
<復讐をやめさせようとする行いを否定する根拠>
にはならないな。現実には、
『それはそれとして復讐を実行させるわけにはいかない』
と止められるだけだ。確かに、
『復讐は憎しみの連鎖を生むだけだ』
とか、
『亡くなった人は復讐なんか望んでない』
なんてのは<復讐を思いとどまらせるための道理>としてはあまりに弱く、そもそも『道理として成立していない』から役には立たないだろうさ。何より強い復讐心に囚われている者は大前提として『正気を失ってる』場合がほとんどだろうから<言葉による説得>は意味を成さないだろうなと俺も思う。妹の光莉の介護をしていた時の俺も今から思えば正気を失ってた。<復讐>の話とはズレるかもしれないが、
<追い詰められて正気を失ってる人間の心理>
という意味じゃ同じだと思うし、当時の俺は物事を論理的に考えることができなくなってたから周りから何を言われても届かない状態だったよ。
それこそ、
『もう妹さんを楽にしてやったらどうだ?』
だとか面と向かって言われたら、
『お前が死ね!!』
的にキレてた気もする。それくらい<正気を失ってる人間>に対して<綺麗事の言葉>は逆に神経を逆撫でするものでしかなかったりするだろうな。
そしてこれは、
<鬱憤が溜まって正気を失いつつある人間>
にも当てはまる話だ。もうそこまでいくと<道理>は通じない。かといって『理由があるから』とそういう人間を排除していこうとすればそれは<地球人という種そのものを否定する行い>になってしまう。だからこそ、
『実際に誰かに危害が及ばない範囲の代償行為でガス抜きをする』
必要があったんだろう。そしてそれは実際に功を奏してるらしい。<キレる五十代><キレる六十代>が騒がれた頃に比べれば該当する年代の人間の犯罪も大幅に減ってるし。まあこの点については全体的な犯罪発生率が減ってるっていうのもあるが。
だからこそ、
『絵的には<酷い目>に遭っているロボットがいる』
ことになるんだが、これも何度も言うように『心や感情を持たない』ロボットであるのに加えて、
『それが役目である』
以上はそれこそ<地球人の感覚>ではどんなに酷い目に遭ってるように見えても意に介していないんだよな。これはゲームに出てくる<ゾンビ>が銃で撃たれてもなんとも思ってないのと同じだと考えると分かりやすいかもしれない。
……分かりにくいか……?
<復讐を正当化するための理屈>
としてよく用いられたりしたらしいが、そんなものは、
<復讐をやめさせようとする行いを否定する根拠>
にはならないな。現実には、
『それはそれとして復讐を実行させるわけにはいかない』
と止められるだけだ。確かに、
『復讐は憎しみの連鎖を生むだけだ』
とか、
『亡くなった人は復讐なんか望んでない』
なんてのは<復讐を思いとどまらせるための道理>としてはあまりに弱く、そもそも『道理として成立していない』から役には立たないだろうさ。何より強い復讐心に囚われている者は大前提として『正気を失ってる』場合がほとんどだろうから<言葉による説得>は意味を成さないだろうなと俺も思う。妹の光莉の介護をしていた時の俺も今から思えば正気を失ってた。<復讐>の話とはズレるかもしれないが、
<追い詰められて正気を失ってる人間の心理>
という意味じゃ同じだと思うし、当時の俺は物事を論理的に考えることができなくなってたから周りから何を言われても届かない状態だったよ。
それこそ、
『もう妹さんを楽にしてやったらどうだ?』
だとか面と向かって言われたら、
『お前が死ね!!』
的にキレてた気もする。それくらい<正気を失ってる人間>に対して<綺麗事の言葉>は逆に神経を逆撫でするものでしかなかったりするだろうな。
そしてこれは、
<鬱憤が溜まって正気を失いつつある人間>
にも当てはまる話だ。もうそこまでいくと<道理>は通じない。かといって『理由があるから』とそういう人間を排除していこうとすればそれは<地球人という種そのものを否定する行い>になってしまう。だからこそ、
『実際に誰かに危害が及ばない範囲の代償行為でガス抜きをする』
必要があったんだろう。そしてそれは実際に功を奏してるらしい。<キレる五十代><キレる六十代>が騒がれた頃に比べれば該当する年代の人間の犯罪も大幅に減ってるし。まあこの点については全体的な犯罪発生率が減ってるっていうのもあるが。
だからこそ、
『絵的には<酷い目>に遭っているロボットがいる』
ことになるんだが、これも何度も言うように『心や感情を持たない』ロボットであるのに加えて、
『それが役目である』
以上はそれこそ<地球人の感覚>ではどんなに酷い目に遭ってるように見えても意に介していないんだよな。これはゲームに出てくる<ゾンビ>が銃で撃たれてもなんとも思ってないのと同じだと考えると分かりやすいかもしれない。
……分かりにくいか……?
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
ダンジョンに行くことができるようになったが、職業が強すぎた
ひまなひと
ファンタジー
主人公がダンジョンに潜り、ステータスを強化し、強くなることを目指す物語である。
今の所、170話近くあります。
(修正していないものは1600です)
僕の秘密を知った自称勇者が聖剣を寄越せと言ってきたので渡してみた
黒木メイ
ファンタジー
世界に一人しかいないと言われている『勇者』。
その『勇者』は今、ワグナー王国にいるらしい。
曖昧なのには理由があった。
『勇者』だと思わしき少年、レンが頑なに「僕は勇者じゃない」と言っているからだ。
どんなに周りが勇者だと持て囃してもレンは認めようとしない。
※小説家になろうにも随時転載中。
レンはただ、ある目的のついでに人々を助けただけだと言う。
それでも皆はレンが勇者だと思っていた。
突如日本という国から彼らが転移してくるまでは。
はたして、レンは本当に勇者ではないのか……。
ざまぁあり・友情あり・謎ありな作品です。
※小説家になろう、カクヨム、ネオページにも掲載。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる