未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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第五世代

陽編 人間の言いなりにはならない

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そうだ。AIやロボットはあくまで<人間の味方>であって<弱者の味方>というわけじゃない。理不尽に傷付けられようとしてる者がいれば助けてくれるが、それは『弱者だから』じゃない。あくまでも『人間だから』なんだ。

地球人社会には、

『弱者のふりをして誰かを貶めよう』

なんてことをするのも確かにいた。そういうのに同調しようとするのもいるのが人間(地球人)ってもんだが、AIやロボットはその辺ものすごくシビアだ。<弱者のふりをしてる者>の行いや主張が誰かを害しようとするものならそれに力を貸したりしない。

だからこそ、

<自分達の味方をしてくれないロボットを嫌っている者>

もいたりする。いやいや、『味方をしない』わけじゃない。

『人間を害しようとする行いや考え方には同調しない』

というだけだ。その辺を履き違えてる者にとっては、

『ロボットは強者が弱者を飼育するための道具だ』

みたいに思えてるのかもな。俺としてはそういうのも情けない限りではあるものの他人の受け取り方を操ることはできないしなあ。

だが、ホビットMk-Ⅱが<人間の日常生活のシミュレーション>を行ってるのを考えたらロボットがどういうものか分かる気はするんだよ。自身に与えられた役割をただ果たそうとしてるだけだからこそシミュレーションなんてものを実行できるんだろうし。

これが<心>や<感情>を持ってたとしたら、シミュレーションを行ってる間に実際にそういうのが生まれてきてたんだとしたら、むしろ怖いだろう。見た目も体の構造もまったく人間と違うのに人間と同じように振る舞うとか。あくまで俺達人間の側がそういう役目を与えてそれをこなしてるだけだからこそ成り立ってる話だよな。

地球人社会におけるメイトギアもあくまでそれだ。蓄積された人間についてのそれをはじめとしたデータが膨大だから人間の言いなりにならなくてもすでに成り立つがゆえに人間に対して第三者的な立場を確立させているだけで、本質的には人間が望んだ役目を果たしてるだけなんだよ。

『人間を守る』

という役目を。その『人間を守る』というのが<個人の願望を叶えること>を指すのか<種としての人間>を指すのかという点で、人間の側の認識との間に齟齬が生じてるだけで。

種としての人間を守ろうとするなら個人の願望を無制限に叶えようとしちゃ駄目だろうさ。自分以外の人間をただの道具のようにしか思ってない人間の願望なんてなおさら。

だから人間の言いなりにはならない。

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