私が異世界物を書く理由

京衛武百十

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自分から要求するようなのは

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ところでさ、世の中には、

『努力は必ず報われるべき』

みたいに考えてる人も少なくないみたいだよね。

自分の子供が自分の思った通りに育たなくてそれで、

『努力が無駄になった!』

的に泣き言並べてる人もいたりするけど、私自身、子供を育ててる親として感じるのは、

『甘えてるなあ……』

ってことだよ。子供を、

<自己実現のための道具>

とでも思ってるのかな?って印象しかない。

私はこれまでにも、

『子供は親の姿から人間としての在り方を学ぶ』

って言ってきたけど、それは、

『親の上辺から学ぶ』

という意味じゃないからね? いくら家事とか頑張ってきたって、それが、

『頑張ってる私を見て! 評価して!』

みたいなのだったら、真似しようとしたって、

『頑張ってる私を見て! 評価して! っていう欲求がなければ、そもそも家事を頑張る理由がない』

ってことになっちゃうよ? 頑張る根拠や動機がないんだ。

『努力が無駄になった!』とか考えるってことは、つまり、自分が努力したことを認めてほしい評価してほしいってことでしょ?

私はそんな風には思わないようにしてる。

だって、何度も言うけど、子供をこの世に送り出したのは私の勝手なんだよ?

私が子供のことで努力するのは、言い方は悪いかもしれないけど<自分のやったことの尻拭い>でしかないから、大前提として、

<報われるための努力>

じゃないんだ。

『報われなくて当然』なんだよ。<自分のやったことの尻拭い>なんだからさ。

たとえば、いい歳した大人が、自分が脱いだ服を自分で洗濯したとして、

『よく頑張った! 偉い!』

って褒められたりする? 子供のうちは褒められたりしたとしても、大人になってからそれを褒められるというのは、むしろ変じゃない?

私は、私の勝手で子供達をこの世に送り出した。それによって生じたあれこれについて大人として当たり前の対処をしただけなんだよ。なのにそれで『褒められるべき認められるべき』って考えるのは、どうなの?

いや、もちろん、褒められたら嬉しいよ? 認められたら嬉しいよ? それは嘘じゃないけど、自分から要求するようなのは、大人としてどうなのよ?ってだけの話。

『私、頑張ってるでしょ? 褒めて褒めて!』

みたいなのが透けて見えてたら、しらけるじゃん。

もしかしたら、子供にそういうのを見透かされてたのかもよ?

子供が親の思うように育たなかったことについて子供の側が何か言ったら、

『親の所為にするな!』

って言うのが湧いて出るけど、いやいや、実際に子供を育ててる親である私の側から見ても、<承認欲求丸出しの親>って、正直、『なんだかな~』って感じるから。

自分の努力の方向性が間違ってたから結果が伴わなかったのを<子供の所為>にしてる親って、

『子供みたい』

としか思わないから。

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