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興味が出てきた
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そうして中年男と若造は、点検を終えて部屋から出ていこうとした。
だが私はふと思い立って、エネルギーバーが入れられた袋に飛びつき、僅かな隙間から袋の中へと入り込んだ。
こいつらがどこからきてどこへ帰るのか、それに興味が出てきたのだ。
加えて、この洋館以外にどんな施設があるのかも気になったからな。
するとこいつらは、部屋を出て、他の誰にも会うことなく薄暗い部屋へと入っていった。私はその様子を、袋の隙間から見た。
中年男が袋を床に置いた気配を感じ、私は隙間に近付いてさらに詳しく様子を窺う。
「ふむ…ロッカールームのようだな」
辛うじて感じ取れる情報からそこがロッカールームのようなものだと推測する。
中年男と若造が着替えている気配が伝わってきたからだ。点検用の白衣から、<服>にしてはやけに重く固い印象のある音のする何かを身に着けている気配。
なので私は、思い切って隙間から頭を覗かせ、しっかりと確認した。
「……宇宙服……?」
思わず呟いてしまう。
しかしそれは、二十一世紀初頭頃のそれほどは大仰でもない、よく、宇宙を舞台にしたフィクションでロボットや戦闘機のパイロットが身に着けているような感じのものだった。
それでもさすがに普通の服よりは大層な印象のものではある。
『まさか本当に外は宇宙なのか…?』
とも一瞬思ったが、いや、まだ分からんな。宇宙服のようなものということは断熱性能も当然高いだろう。防寒服代わりに着ている可能性もある。
そしてその<答>は、すぐに出た。
中年男と若造は宇宙服のようなものに着替えて、袋を手にし、ロッカールームの奥へと進んだ。
そこには、まるで軍艦の水密扉のような扉が。
中年男はそれを、玄関の扉でも開けるかのように気軽に開ける。
私も緊張したが、宇宙ステーションなどで船外活動を行うために準備をするような感じではないことで、少なくとも外が真空などではないことは察せられた。
一般的なフィクションでは敢えて描写が省かれてることがほとんどだが、船外活動などで外に出るにはそう簡単ではないのだ。面倒な手順を踏まなければいけないのである。
多少、技術は進んでるらしいとは言え、完全にフィクションのレベルに達しているとまでは思えない。となれば、こんな気軽に出入りができるわけもない。
加えて、エネルギーバーを封入してあるビニール袋の空気も完全には抜かれていない。このまま真空に持ち出せば間違いなく破裂する。ゆえにこの先は真空ではないはずだ。
『だが、正直、一か八かだな……』
私は袋の奥に戻り、エネルギーバーの間に身を潜ませた。
予想が正しければ、外は途轍もない極寒の世界のはずだ。まさかそこを歩いてきたとは思わんから雪上車的な乗り物に乗ってきたと考えるのが妥当だが、しかし確証はない。
となれば私はロクな防寒対策もせずに極寒の世界に出ていくわけだ。
我ながら無謀にも程があるな。
だがまあ、自ら望んで覚悟を決めれば、たぶん、死んでも大丈夫だろう。
だが私はふと思い立って、エネルギーバーが入れられた袋に飛びつき、僅かな隙間から袋の中へと入り込んだ。
こいつらがどこからきてどこへ帰るのか、それに興味が出てきたのだ。
加えて、この洋館以外にどんな施設があるのかも気になったからな。
するとこいつらは、部屋を出て、他の誰にも会うことなく薄暗い部屋へと入っていった。私はその様子を、袋の隙間から見た。
中年男が袋を床に置いた気配を感じ、私は隙間に近付いてさらに詳しく様子を窺う。
「ふむ…ロッカールームのようだな」
辛うじて感じ取れる情報からそこがロッカールームのようなものだと推測する。
中年男と若造が着替えている気配が伝わってきたからだ。点検用の白衣から、<服>にしてはやけに重く固い印象のある音のする何かを身に着けている気配。
なので私は、思い切って隙間から頭を覗かせ、しっかりと確認した。
「……宇宙服……?」
思わず呟いてしまう。
しかしそれは、二十一世紀初頭頃のそれほどは大仰でもない、よく、宇宙を舞台にしたフィクションでロボットや戦闘機のパイロットが身に着けているような感じのものだった。
それでもさすがに普通の服よりは大層な印象のものではある。
『まさか本当に外は宇宙なのか…?』
とも一瞬思ったが、いや、まだ分からんな。宇宙服のようなものということは断熱性能も当然高いだろう。防寒服代わりに着ている可能性もある。
そしてその<答>は、すぐに出た。
中年男と若造は宇宙服のようなものに着替えて、袋を手にし、ロッカールームの奥へと進んだ。
そこには、まるで軍艦の水密扉のような扉が。
中年男はそれを、玄関の扉でも開けるかのように気軽に開ける。
私も緊張したが、宇宙ステーションなどで船外活動を行うために準備をするような感じではないことで、少なくとも外が真空などではないことは察せられた。
一般的なフィクションでは敢えて描写が省かれてることがほとんどだが、船外活動などで外に出るにはそう簡単ではないのだ。面倒な手順を踏まなければいけないのである。
多少、技術は進んでるらしいとは言え、完全にフィクションのレベルに達しているとまでは思えない。となれば、こんな気軽に出入りができるわけもない。
加えて、エネルギーバーを封入してあるビニール袋の空気も完全には抜かれていない。このまま真空に持ち出せば間違いなく破裂する。ゆえにこの先は真空ではないはずだ。
『だが、正直、一か八かだな……』
私は袋の奥に戻り、エネルギーバーの間に身を潜ませた。
予想が正しければ、外は途轍もない極寒の世界のはずだ。まさかそこを歩いてきたとは思わんから雪上車的な乗り物に乗ってきたと考えるのが妥当だが、しかし確証はない。
となれば私はロクな防寒対策もせずに極寒の世界に出ていくわけだ。
我ながら無謀にも程があるな。
だがまあ、自ら望んで覚悟を決めれば、たぶん、死んでも大丈夫だろう。
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