最果ての僕ら

雲沢 あしか

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1班

No.1 青沙 芽吹

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 超能力者になったということは、ナレノハテにはならなかったということだ。今後薬を飲むことを忘れればリスクは高まるが、自分は化け物にならずに済んだと安堵した。だが世間の風当たりは冷たかった。化け物大事は化け物の仕事と言わんばかりに自分達がナレノハテを倒すことが当然になっている。あれからずっと考えていた。どうして私は助かったのか。どうして私だったのか。おそらく短いであろう自身の一生は、こんな事のために終わってしまうのか。
 「大丈夫…?」
 柔らかい声が耳に届き、机に突っ伏していた青沙は顔を上げた。ふわふわとした腰まであるラベンダー色の髪が、夕焼けに染まっている。授業が終わったところまでは覚えていた。いつの間に眠ってしまっていたのだろう。
 「ごめん夢羽!起こしてくれてありがと!」
 青沙は慌てて立ち上がる。ガタッという音とともに椅子が勢いよくひっくり返った。一番後ろの席なので、それを止めてくれる机もない。
 「わわわ!」
 「落ち着いて」
 あからさまに動揺する青沙に、海月は真顔のまま言った。彼女は基本的に無表情なので怒っているわけではないのだ。
 「さっさと部屋に戻れば良かったのに寝ちゃうなんてさぁ…。私が部屋の鍵持ってたのに本当ごめんね」
 青沙は椅子を直し、眉を下げ申し訳なさそうに謝る。海月はプルプルと首を横に振り「図書室行きたかったの。だから大丈夫」と小さな声で返す。
 「でも…結構長く寝てたみたいだから、具合でも悪いのかなって…」
 「あ!大丈夫!本当にそんなことないよ!ごめん」
 謝り続ける青沙に海月はクスッと笑った。
 「大丈夫だって」
 青沙はようやく、安心したように肩を下ろす。些細なことだとしても、人が離れていく可能性が彼女は怖かった。それはもう昔からの性質なのでどうしようもないのだ。青沙は他者のことが好きだが、自分自身への好意が足りていない人間だった。表面的な明るさを取り繕うことは得意だが、自分への自信が持てない。昔からずっとそうだった。
 「この前のナレノハテの件だけど…報告書は結局根津君が書いてくれるって。私でも良かったんだけど……」
 海月の言葉に青沙は「っあ!」と声を漏らす。
 「あの時はごめん!私が戻るの遅くなっちゃったから!飛針君がカッとなっちゃって!周りに被害も出しちゃって!」
 「…どうして芽吹が謝るの……?あれは……正直私たちだけのせいじゃない。避難誘導がきちんと行われていたら私たちだって全員で連携して戦えた……」
 海月は不機嫌そうに眉をひそめる。それは、青沙に向けてではなく世間に対するものだ。実際は警察官ではなく避難誘導に従わず野次馬根性でその場に残った住民がいたことが悪かったのだが。
 「そ、そりゃそうだけど……周りの目は私たちに向けられる……。悪者扱いされるのは嫌だな……」
 青沙は自身の黒い前髪に触れながら、俯きがちに呟く。彼女のポニーテールも、自信なさげに小さく揺れた。青沙の紺色の瞳は、もう海月のことを捉えていなかった。
 「けど、臨機応変にという点に関しては課題が残るのも事実……。私たちがナレノハテとは違うって分かってもらう為には、私たちが彼らにとって完全な味方、確実に救ってくれる安心できる存在でないといけない。超能力者の組織が確立されて八年経っても私たちに向けられる目が変わらないのは、ナレノハテにいつなるかわからないから……。私たちナリソコナイは行動で示さなくちゃいけない……」
 海月は青沙の言葉を聞いた後、ブツブツと呪文のように呟いた。青沙は「えっ」と驚き目を丸くする。珍しいのだ、彼女が一度に大量の言葉を吐くことは。
 「夢羽?」
 海月はハッと意識を取り戻したかのように青沙を見る。そして再び小さく首を横に振った。
 「……何でも無い。とにかく、芽吹のせいじゃないよ……」
 そして、小さく口角を上げて笑う。「ほら、部屋に戻ろ」と続けて伝えた。海月の女性の中でも小さめな手が、青沙の右手に触れた。自分より小さな手、それでも、自分よりもずっと強く頼り甲斐のある手だ。




 この学園に入学してから今日で3ヶ月経った。と、言っても正式な戦闘員として数えられるのが最果学園高等部入学後なだけであり、超能力者であることが発覚した時点で学園が用意した寮に入寮し、学園入学と同時に戦力になれるよう鍛えられる仕組みになっている。超能力に目覚めた者は順応してもある薬を飲み続けなければいつナレノハテになるのかわからない不安定な存在なので、監視下を離れるわけにはいかなかった。今まで通っていた学校には通えなくなる者もいる。複数例外はあるようだったが青沙は中学一年生の時に寮に入っていた。
 (それなりに訓練も頑張ったし、私の力は即戦力になれると思ってた……。でも、蓋を開けてみれば力押しじゃ飛針君には敵わない。蛭間君みたいな機動力も無い。ネズミ君や夢羽みたいなサポート力も……)
 超能力が目覚めたと同時にキャパオーバーを起こしナレノハテになる人間の方が圧倒的に多い。その人たちに比べれば、自分は随分と幸運だったのだ。だが、ナレノハテにならなかったところで、人間としては不幸だと思われてるに違いない。
 (せめて……みんなの足は引っ張らないように……臨機応変はまだまだ苦手だけど、ちゃんと自分の役割をこなせるようにならなきゃ……!じゃないとこんな化け物……)
 暗い思考がすぐに脳裏を支配する。いけないと思いつつ、ネガティブな本質を変えることが出来ない。彼らとは違う自分が、どうやったら仲間として対等になれるのかは未だにわからなかった。
 青沙は無理矢理勢いよく顔を上げ、両手のひらでバチンと自分の頬をビンタした。そして、ジンジンと痛む頬を掌で挟んだまま、自分を鼓舞するように言葉にしていく。
 「とりあえず訓練だ!頑張れ!私!!!!」
 ポジティブになりたいのだ。明るく、みんなを支えられるような人間に。変わりたいのだ。化け物なんて恐ろしい者ではなく、世間に必要とされる人間に。




 「ナレノハテが同時に別の場所で発生するなんて……!最近発生率上がってるんじゃないか?」
 蛭間は自身の薄茶色の短髪をクシャッとかき、短めな眉を寄せて声を漏らす。根津はそんな彼の背中をポンポンと叩きながら安心させるように笑った。
 「まあ、名誉挽回のチャンスだよ」
 「……そうだね、ごめん」
 自分よりも小柄で細身な根津に励まされ、蛭間はキュッと口を結んだ。同時に栗色の小さめな目を地面に向ける。そんな彼を横目に、飛針は辺りを見回した。ナレノハテの姿は見えない。夢羽も怪訝そうに呟いた。
 「通報では……この辺りなはず……」
 閑静な住宅街。ナレノハテの目撃情報があり、付近の住人は避難している。警察からの連絡によると、今回のナレノハテは小柄で攻撃性も少ないとのことだった。現状怪我人もいないという。
 「そう遠くには行ってねぇはずだ。分かれて探そう。俺と青沙、ネズミと海月。蛭間は機動力あっから一人で行動した方が速い。見つけ次第優先的に俺たちに連絡しろ。絶対に手ぇ出すんじゃねぇぞ」
 飛針はテキパキと指示を出すと、青沙にチラリと目をやり「行くぞ」と言った。「う、うん!」と青沙が慌てて彼の後を追う。青沙も166cmあり女性としては大きな方だが、飛針は175cm以上あるので彼女目線でも背が高く威圧感があった。中身も勝気で怒りっぽく苦手な人種なのだが、この分け方をされればそうも言ってられない。ソッと隣に並び、彼に置いていかれないようかなり早足で歩く。
 「あの、飛針くん!私たち戦闘特化が固まってるのはどうして?他の三人が危険じゃない?」
 「俺たちがバラけてどっちにも連絡入れるのは手間だろ。一人ずつじゃ勝てねえ相手にも二人なら勝機がある。なら、俺たちは一緒に行動して他の奴らは無理に手を出さずに凌ぐ方が危険が少ない」
 飛針は青沙には目をやらず、辺りに注意を注ぎながら答える。素行や態度は悪いが、飛針は基本的に頭が回る。自分なりに考えて動いているのだ。青沙は「なるほど…!!」とカクカク頷いた。
 「……え?」
 突然、青沙は足を止めた。彼女視線の先には小さめの一軒家があった。グレー味がかった壁に黒いドア、小さな庭には黄色のパンジーが植えられた花壇がある。一見何の変哲もないこの家を前に、青沙は動きを止めたのだ。飛針は「゛あ?」と彼女が見つめる先を見た。
 「…する」
 「なんだよ」
 「血の匂いがする……!」
 青沙はそう言うと迷わず家の入り口へと駆け寄った。ドアのレバーハンドルをガチャガチャと乱暴に下げるがドアは動かない。鍵がかかっているようだ。すぐさま庭に回りベランダの窓ガラスを開けようとしたが、こちらも鍵が掛かっていて開くことができなかった。浅葱色のカーテンが閉まっていて、部屋の中を確認することは難しい。
 「……血の匂いがするってこの中からか?」
 「うん……!!しかもかなり出血してる!早くしないと……!!」
 青沙は焦ったような声を漏らす。その瞬間だった。自身の真横から強烈な熱気が届いたのだ。思わず「あつっ!」と呟き飛針を見ると、右拳を炎が覆っている。「どいてろ」と、青年は乱暴に言葉を吐いた。青沙はどこかで(人の家意図的に壊したらまずい……!!)と思っていたが、すぐに彼の横から退いた。
 「おらあぁぁあっ!!!」
 ガッシャーン!!!という凄まじい音と共に、大量のガラス片が家の中へと散らばっていく。もちろん自分達の方にも飛んで来たが、飛針はお構いなしだった。窓の鍵付近に大穴が開き、放射線状にヒビが広がっている。飛針はその穴から手を入れると、窓ガラスの鍵を開けた。そして土足で家の中に入り込もうとする。「ちょ!飛針君!」青沙は慌ててついて行った。
 「来ないで!」
 「ひっ!!」
 カーテンを開きリビングに足を踏み入れた瞬間、女性の声が聞こえた。その女性の姿を見るやいなや、青沙は表情をこわばらせた。驚いて引き攣った声が漏れる。女性は苦しそうに肩で息をし、青白い顔でこちらを睨みつけていた。彼女の腕には、全身黒々とした赤い眼光の生物が噛みついている。そこからボタボタと鮮血が漏れて出ていた。噛み付いているその生物を、女性は庇うように背後から抱き止めている。女性よりも小柄だ。それどころか、今まで見てきたどのナレノハテよりも小さい。もともと小柄という情報は得ていたが、想像よりもさらに小さかった。小学生くらいの大きさしかないのだ。
 「……子ども……」
 青沙はポツリと呟いた。その瞬間、彼女の顔からもサッと血の気がひいた。
 「クソが……!」
 飛針は吐き捨てるように呟く。しかし、すぐに切り替えて彼にしては控えめな小声で「おい、お前武器作れるだろ。あの女とナレノハテを引き剥がせ」と青沙に言った。
 「……え?」
 「俺じゃどうやったってあの距離にいたら巻き添えにする」
 「できる……と、思うけ、ど……」
 浅い呼吸を繰り返す中、青沙は必死で言葉を紡いだ。彼女の能力は冷気を操るものだ。空気中の水分を凝縮させて氷を様々な形にして生み出すことも出来る上に吹雪を巻き起こすこともできる。流用性が高く、発言してしまった超能力の中でも当たりだと言われたこともある。自分の能力の方が、良くも悪くも攻撃範囲や威力の高い飛針よりもやりようがあることもなんとなくわかっていた。
 「でも、あの子、子どもだよね……?あの人きっと、お母さんなんだよね…!?」
 「あれはもうナレノハテだ!助からねえ!!」
 震える青沙の声に被せるように、飛針は声を荒げた。ビリビリと空気が痺れるような感覚が身体を伝う。
 女性は無理に大きく息を吸うと、にぃっと口角を上げて見せた。
 「貴方の言う通りよ……。この子は私の大事な子なの。……だからもう放っておいて。今すぐここから離れて!!」
 腕からボタボタと血を流しながら叫ぶ女性の勢いに、青沙は余計に動くことが出来なくなった。ナレノハテは化け物だ。倒すべき敵だ。そんなことは随分前からわかっている。それでも、いざ目の前にいるナレノハテを殺せと言われるとどうしても難しかった。授業は受けた。訓練もしている。それでも、目の前にいる『子ども』だったナレノハテを母親の前で殺すことなど、彼女に出来るわけがなかった。
 「飛針!」
 背後から飛針を呼ぶ声が聞こえ、青沙は思わず振り返った。窓から現れたのは短髪の少年だった。
 「蛙間君…!!えっ…!?」
 突然現れたチームメイトを見て、動揺したような言葉が漏れる。飛針は振り返らず、ナレノハテから目線を外さずに声を張り上げた。
 「蛙間!ナレノハテと一般人引き剥がせ!」
 「…!!ああ!!」
 蛙間は状況に気がつき了承すると、若干腰を落として足に力を込めた。彼の能力は跳躍だ。ある程度調整は必要だが、飛び跳ねるように長距離を移動することができる。彼がダンッと床を蹴り、ギシッ!と軋んだような音がした。リビングの端から端に飛ぶことは、彼にとっては簡単なことだ。
 「なっ…!!」
 突然現れた少年の人間離れした動きに、女性は目を見開いた。それと同時に、腰ベルトに付けられたホルスターケースからスタンガンを取り出す。飛び跳ねながら空中で態勢を変えると、女性の腕に高電圧を押し付けた。
 「がっ…!!」
 バチバチッと電気が走る音がして、女性から短いうめき声が漏れる。同時に、バランスを崩した少年の身体が床に叩きつけられた。しかし、蛭間はすぐに顔を上げ、焦ったように飛針の名前を呼ぶ。
 「飛針!」
 すでに弱っていた女性がスタンガンによって気を失い崩れ落ちたその瞬間、女性の腕の中からナレノハテが前方に飛び出したのだ。
 「ガアアアア!!!」
 小柄な化け物は、醜い形相を歪ませ、一直線に飛針に突っ込んでいく。飛針は顔色を変えずスッと胸の前で拳を握った。彼の拳は静かに炎を纏う。そして、ナレノハテが喰らい付こうとした瞬間に勢いを増し、飛針の身体ごと包み込むように燃え盛った。
 「グオォォオオ!!」
 炎の中で、ナレノハテの呻き声が響く。青沙は「あっ…」と小さく声を漏らして尻餅をついた。足から力が抜け、炎の中に飲み込まれた『二人』の姿に目を向けることしか出来なかった。
 「青沙!消火しないと!」
 蛭間は力無く座り込んだ青沙の肩を掴んだ。その声と衝撃で少女は我に返り、身体にグッと力を込める。パキパキパキッと空気が軋むような音がして飛針の炎の周りを冷気が包み込んでいく。付近に燃え移っていた炎はゆっくりと小さくなり、やがて消えていった。飛針の周りを覆っていた炎は収束し、彼の腕の中には動かなくなったナレノハテが抱えられている。そして、徐々に形を崩し黒い液体へと姿を変えていった。ボタボタと自分の手元から流れていくそれを、飛針の赤みがかった瞳が見つめていた。
 「……おつかれ。後は俺がやっとくよ。この人病院に連れて行かないといけないし、二人は先に帰ったほうがいい……」
 蛭間はそう伝えると、耳につけた通信機を使って、救急隊の手配やネズミたちとの連絡を取り始めた。飛針は返事をせず、黙って部屋を後にする。
 「あっ……飛針君……!」
 青沙は慌てて彼の跡を追いかけて家を出た。飛針は疲れたように自分の首を摩り、彼にしてはいやにゆっくりと歩いている。青沙はもう一度「飛針君!!」と少年を呼び止めた。飛針は彼女の方へは顔を向けず立ち止まる。
 「ごめんなさい……!!私何もできなくて……!!」
 青沙は声を震わせながら、飛針に向かって頭を下げた。彼のリアクションが怖くて、思わずぎゅっと目を瞑る。いや、彼のリアクションよりもあまりの自分の情けなさに、と言ったほうがいいのかもしれない。
 飛針は振り返らないまま口を開いた。
 「蛭間は俺が呼んだ」
 「え……?」
 最果学園の学生たちは、皆通信機を持っている。登録する人間を選ぶことはできるが基本的には班員をメインで登録し、戦闘中でもすぐに連絡を取れるようにするのだ。それ以外にもGPSが搭載されていて、自分の居場所のみ音声で相手に送ることもできる。戦闘中に簡単な操作で味方に居場所を伝えるためだ。
 「蛭間が1番駆けつけるのが速いからな。他の二人も呼びたかったがそこまでの余裕がなかった」
 そこでようやく、飛針は振り返った。彼の赤い瞳が真っ直ぐに青沙を見据えている。
 「別に俺みたいにやれなんて言わねぇよ。ナレノハテとお前がやり合えるなんてはなから思っちゃいねぇし期待もしてねぇ。やるべき時はやってもらわねぇと困るけどな。ただ、能力使って咄嗟に行動できねぇくらいならサポートに回れ。自分の出来ることを探せ。足手まといになるだけなら、もう連れていかねえ」
 飛針はそれだけ言うと、再び少女に背を向けて歩き出した。青沙の目から大粒の涙がこぼれ落ちる。泣きたくなんて一ミリもないが、どうしようもなく涙が止まらなかった。飛針の言う通りだ。一言も反論なんてできない。許せないのは自分の弱さだけだった。情けなくて恥ずかしくて、消えてしまいたくなる。
 (……ちゃんとしなきゃ。ここしか私の居場所はないのに。こんなんじゃダメなのに……)
 青沙はギュッと唇を結び、声が出るのを必死にこらえた。彼女の思いとは裏腹に、美しい青空が頭上に広がっていた。
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