18 / 64
変身
3
しおりを挟む
エミちゃんはすこし緊張してた。でもとても上手で、俺は韓流アイドルみたいなかっこいいようなかわいいような丸っこい頭になっていた。
それから島田さんが細かいところをチェックして、エミちゃんに色々教えるような感じだった。専門用語で俺には全然わかんない。あーなるほど、とか、たしかにー、とか髪の毛をつまんだり長さを比べたり毛の流れをチェックしていた。プロってすごいなって思う。尊敬しちゃう。
「じゃあ、ちょっと手直しするね。今回は決まったカットにしたからさ、手直しでもう少し似合わせたいんだ。見た感じ、橘君はもうチョイ短い方がカッコいいから。まあ、長いのも似合うけど、耳の下のここね、顎の骨と、あと首がすんごいセクシーだからさ、もっと出していこうよ」
ちょ、なんか今すごいこと言われた気がするけど、セクシーって言った?俺が?なにそれ怖い。
あと島田さん距離近いし顎触りすぎだし耳の下とかさっ。
「島田さん、浩二くん怯えてるから、やめてよ」
先に終わった渚ちゃんがいつの間にか後ろにいた。わ、前髪整ってる、かわいい。
「そう?だってチャームポイントは出してかないとでしょ?」
「私も賛成です。橘さんはオデコも最高にイイです。頭蓋骨のハリが萌えますよね。前髪上げても良きです。私の最近のブームは男っぽい子で中身が乙女なやつです橘さんど真ん中です写真撮って良いですか、むふー」
「それな。でもエミちゃん鼻息ヤバいぜ。腐が出ちゃってる。ほら、ちゃんと俺の手元見とかないと」
こんなに褒められているのに素直に喜べない自分がいる。なんかちがう。
とはいえ島田さんはやっぱり段違いに上手くて、切ってもらってる間の髪の毛の取り方とか角度を変えるときの頭の触り方とか、すごく繊細で気持ちよくてちょっと好きになりそうなくらいかっこいい。
出来上がったカットは襟足の長さで言ったら高校の時に失敗したのとあんまり変わらないくらい。なのに全然変じゃなくて、むしろすごく、自分で言うのも変だけど、すごく、ものすごく……
「か、かっこいい……っス……すげぇ」
それから島田さんが細かいところをチェックして、エミちゃんに色々教えるような感じだった。専門用語で俺には全然わかんない。あーなるほど、とか、たしかにー、とか髪の毛をつまんだり長さを比べたり毛の流れをチェックしていた。プロってすごいなって思う。尊敬しちゃう。
「じゃあ、ちょっと手直しするね。今回は決まったカットにしたからさ、手直しでもう少し似合わせたいんだ。見た感じ、橘君はもうチョイ短い方がカッコいいから。まあ、長いのも似合うけど、耳の下のここね、顎の骨と、あと首がすんごいセクシーだからさ、もっと出していこうよ」
ちょ、なんか今すごいこと言われた気がするけど、セクシーって言った?俺が?なにそれ怖い。
あと島田さん距離近いし顎触りすぎだし耳の下とかさっ。
「島田さん、浩二くん怯えてるから、やめてよ」
先に終わった渚ちゃんがいつの間にか後ろにいた。わ、前髪整ってる、かわいい。
「そう?だってチャームポイントは出してかないとでしょ?」
「私も賛成です。橘さんはオデコも最高にイイです。頭蓋骨のハリが萌えますよね。前髪上げても良きです。私の最近のブームは男っぽい子で中身が乙女なやつです橘さんど真ん中です写真撮って良いですか、むふー」
「それな。でもエミちゃん鼻息ヤバいぜ。腐が出ちゃってる。ほら、ちゃんと俺の手元見とかないと」
こんなに褒められているのに素直に喜べない自分がいる。なんかちがう。
とはいえ島田さんはやっぱり段違いに上手くて、切ってもらってる間の髪の毛の取り方とか角度を変えるときの頭の触り方とか、すごく繊細で気持ちよくてちょっと好きになりそうなくらいかっこいい。
出来上がったカットは襟足の長さで言ったら高校の時に失敗したのとあんまり変わらないくらい。なのに全然変じゃなくて、むしろすごく、自分で言うのも変だけど、すごく、ものすごく……
「か、かっこいい……っス……すげぇ」
1
あなたにおすすめの小説
邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ
零
BL
鍛えられた肉体、高潔な魂――
それは選ばれし“供物”の条件。
山奥の男子校「平坂学園」で、新任教師・高尾雄一は静かに歪み始める。
見えない視線、執着する生徒、触れられる肉体。
誇り高き男は、何に屈し、何に縋るのか。
心と肉体が削がれていく“儀式”が、いま始まる。
鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる
結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。
冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。
憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。
誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。
鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。
2度目の恋 ~忘れられない1度目の恋~
青ムギ
BL
「俺は、生涯お前しか愛さない。」
その言葉を言われたのが社会人2年目の春。
あの時は、確かに俺達には愛が存在していた。
だが、今はー
「仕事が忙しいから先に寝ててくれ。」
「今忙しいんだ。お前に構ってられない。」
冷たく突き放すような言葉ばかりを言って家を空ける日が多くなる。
貴方の視界に、俺は映らないー。
2人の記念日もずっと1人で祝っている。
あの人を想う一方通行の「愛」は苦しく、俺の心を蝕んでいく。
そんなある日、体の不調で病院を受診した際医者から余命宣告を受ける。
あの人の電話はいつも着信拒否。診断結果を伝えようにも伝えられない。
ーもういっそ秘密にしたまま、過ごそうかな。ー
※主人公が悲しい目にあいます。素敵な人に出会わせたいです。
表紙のイラストは、Picrew様の[君の世界メーカー]マサキ様からお借りしました。
冤罪で堕とされた最強騎士、狂信的な男たちに包囲される
マンスーン
BL
王国最強の聖騎士団長から一転、冤罪で生存率0%の懲罰部隊へと叩き落とされたレオン。
泥にまみれてもなお気高く、圧倒的な強さを振るう彼に、狂った執着を抱く男たちが集結する。
王様の恋
うりぼう
BL
「惚れ薬は手に入るか?」
突然王に言われた一言。
王は惚れ薬を使ってでも手に入れたい人間がいるらしい。
ずっと王を見つめてきた幼馴染の側近と王の話。
※エセ王国
※エセファンタジー
※惚れ薬
※異世界トリップ表現が少しあります
身代わりにされた少年は、冷徹騎士に溺愛される
秋津むぎ
BL
第13回BL大賞奨励賞頂きました!
最終17位でした!応援ありがとうございます!
あらすじ
魔力がなく、義母達に疎まれながらも必死に生きる少年アシェ。
ある日、義兄が騎士団長ヴァルドの徽章を盗んだ罪をアシェに押し付け、身代わりにされてしまう。
死を覚悟した彼の姿を見て、冷徹な騎士ヴァルドは――?
傷ついた少年と騎士の、温かい溺愛物語。
【完結】抱っこからはじまる恋
* ゆるゆ
BL
満員電車で、立ったまま寄りかかるように寝てしまった高校生の愛希を抱っこしてくれたのは、かっこいい社会人の真紀でした。接点なんて、まるでないふたりの、抱っこからはじまる、しあわせな恋のお話です。
ふたりの動画をつくりました!
インスタ @yuruyu0 絵もあがります。
YouTube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。
プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったら!
完結しました!
おまけのお話を時々更新しています。
BLoveさまのコンテストに応募しているお話を倍以上の字数増量でお送りする、アルファポリスさま限定版です!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
[BL]憧れだった初恋相手と偶然再会したら、速攻で抱かれてしまった
ざびえる
BL
エリートリーマン×平凡リーマン
モデル事務所で
メンズモデルのマネージャーをしている牧野 亮(まきの りょう) 25才
中学時代の初恋相手
高瀬 優璃 (たかせ ゆうり)が
突然現れ、再会した初日に強引に抱かれてしまう。
昔、優璃に嫌われていたとばかり思っていた亮は優璃の本当の気持ちに気付いていき…
夏にピッタリな青春ラブストーリー💕
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる