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白馬の王子様
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店を出てアパートまでの道を歩く。
「たまたま学校の子たちと飲みだったんだけど、後から浩二くんが女と入ってきたからさ。店に入ってきた時、もしかしたら前に言ってた女かなって気になって」
もし渚ちゃんがいなかったら、俺はどうなっていたんだろう。想像をして、また、震えた。
だけどそのせいで渚ちゃんまでひどい目にあったんだ。俺にとっちゃそっちの方がキツイ。
「僕の受け身見た?なかなか上手かったでしょ」
「受け身?」
「まさかホントに吹っ飛ばされたと思ったの?あんなんで僕が負けるわけないじゃん。片手で勝てるよ。わざとだよ、わざと」
「そうだったの……よかった。びっくり、した……」
「あとね、隣で録画してるっていうのも実は、嘘でーす。あっちがもっと賢かったらバレてたかもだけどさ、ホント、バカな女で良かったよ。アイツ、あんな至近距離で僕とやりあったのに、たぶん僕のことまだ女だと思ってるよ。ビビり過ぎて目が泳いでたから仕方ないか、イヒヒ」
ああ、ヤバい。泣きそうだ。
俺はなんで、いつもいつも、情けない、まだ震えてる。こんなに何もできない。男なのに。
「ごめんね、俺がちゃんと拒否すればこんなことにならなかったのに。迷惑かけてばっかりで、ごめん」
「大丈夫だよ、僕ケンカ強いから。それよりずっと怖い思いしてたのは浩二くんでしょ?人の事気にしてる場合じゃないよ。困ったときは言ってよね」
「あんなの、誰かに見られたらって、どうしていいかわかんなかった。変なもの見せられて、気分悪いよね、ごめんね」
「謝ってばっかりだね。いつもいつも、浩二くんは謝ってばっかりだ。悪いことなんて一つもしてないのに」
渚ちゃんはすごく優しくて、俺はいつもそれに甘えてしまう。
「今日は本当にありがとう。家近いから、もう大丈夫」
「でも、あの女のマンション近いんでしょ?家まで送るし」
そんなことしちゃだめ。
俺はあわてて首を振った。
「たまたま学校の子たちと飲みだったんだけど、後から浩二くんが女と入ってきたからさ。店に入ってきた時、もしかしたら前に言ってた女かなって気になって」
もし渚ちゃんがいなかったら、俺はどうなっていたんだろう。想像をして、また、震えた。
だけどそのせいで渚ちゃんまでひどい目にあったんだ。俺にとっちゃそっちの方がキツイ。
「僕の受け身見た?なかなか上手かったでしょ」
「受け身?」
「まさかホントに吹っ飛ばされたと思ったの?あんなんで僕が負けるわけないじゃん。片手で勝てるよ。わざとだよ、わざと」
「そうだったの……よかった。びっくり、した……」
「あとね、隣で録画してるっていうのも実は、嘘でーす。あっちがもっと賢かったらバレてたかもだけどさ、ホント、バカな女で良かったよ。アイツ、あんな至近距離で僕とやりあったのに、たぶん僕のことまだ女だと思ってるよ。ビビり過ぎて目が泳いでたから仕方ないか、イヒヒ」
ああ、ヤバい。泣きそうだ。
俺はなんで、いつもいつも、情けない、まだ震えてる。こんなに何もできない。男なのに。
「ごめんね、俺がちゃんと拒否すればこんなことにならなかったのに。迷惑かけてばっかりで、ごめん」
「大丈夫だよ、僕ケンカ強いから。それよりずっと怖い思いしてたのは浩二くんでしょ?人の事気にしてる場合じゃないよ。困ったときは言ってよね」
「あんなの、誰かに見られたらって、どうしていいかわかんなかった。変なもの見せられて、気分悪いよね、ごめんね」
「謝ってばっかりだね。いつもいつも、浩二くんは謝ってばっかりだ。悪いことなんて一つもしてないのに」
渚ちゃんはすごく優しくて、俺はいつもそれに甘えてしまう。
「今日は本当にありがとう。家近いから、もう大丈夫」
「でも、あの女のマンション近いんでしょ?家まで送るし」
そんなことしちゃだめ。
俺はあわてて首を振った。
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