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プラム
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だけど念を押すように渚ちゃんは何度も言う「覚悟はできているか」と。
俺とはやっぱ無理だと思ってるのかな。さっき、俺のこと好きだって言ったのに。
「一応、理解してるつもりだよ。なんつーか、具体的には、そりゃ……わかんねえけど……男とか女とか、もうどうでもいいんだってば」
本心だったけど、それを聞いた渚ちゃんは少し笑って後ろを向いてしまった。何も知らない俺がこんな事を言ったら、やっぱ、いけなかったかな。また傷つけちゃったかな。
「はじめて会った日、おんなじことを浩二くんは言ってたよ」
「俺?」
「うん。男でも女でもなんでもいい、俺は愛されたいだけなんだって。まあね、聞きようによっては”誰でも良いから”っていう解釈もできなくはないけど、浩二くんの言葉は、ちょっと違ったんだ。だから嬉しくて」
俺を見て少し笑って、また、向こうを向いちゃった。
「僕の裸見てもぜんぜん平気だったし、大丈夫なのかなって思ったんだけどね。まあ、すごい酔ってたからね」
シラフになって、渚ちゃんが男だったことに落胆して、俺はひどいことを言った。その時に戻れるならもう一度やり直したかった。そうしたら、傷つけることも遠回りすることもなかったのに。あの時、とても悲しそうな目をしてた。
「やっぱそうなるかーって、さすがにへこんだよ」
「ひどいこと言って本当にごめんね」
「いいの、だって次の日すぐに僕に会いに来てくれたでしょ。あれはうれしかったな。浩二くんはさ、僕みたいな人間を拒絶しない、だけど変にわかったふりもしない、わからないことはわからないって言う、すごくフラットで、すごく素直なんだよね。カフェで話してて、なんかこの人好きだなーって、やっぱりこの人に愛されたいな、って思ったんだ」
ちょっとだけ上がったほっぺたで振り向いた渚ちゃんは、笑ってた。
「だからね、ポイントカードなんて作っちゃって。我ながらダサいやり方だって思ったけど、どうしてもこれっきりにしたくなかったから、必死だったよ。友達でもいいから、もっと会いたいなーって」
カフェでの逢瀬が終わったら、その後どうやって会う口実を作ろうか考えていたんだよ、って、言った。
俺とはやっぱ無理だと思ってるのかな。さっき、俺のこと好きだって言ったのに。
「一応、理解してるつもりだよ。なんつーか、具体的には、そりゃ……わかんねえけど……男とか女とか、もうどうでもいいんだってば」
本心だったけど、それを聞いた渚ちゃんは少し笑って後ろを向いてしまった。何も知らない俺がこんな事を言ったら、やっぱ、いけなかったかな。また傷つけちゃったかな。
「はじめて会った日、おんなじことを浩二くんは言ってたよ」
「俺?」
「うん。男でも女でもなんでもいい、俺は愛されたいだけなんだって。まあね、聞きようによっては”誰でも良いから”っていう解釈もできなくはないけど、浩二くんの言葉は、ちょっと違ったんだ。だから嬉しくて」
俺を見て少し笑って、また、向こうを向いちゃった。
「僕の裸見てもぜんぜん平気だったし、大丈夫なのかなって思ったんだけどね。まあ、すごい酔ってたからね」
シラフになって、渚ちゃんが男だったことに落胆して、俺はひどいことを言った。その時に戻れるならもう一度やり直したかった。そうしたら、傷つけることも遠回りすることもなかったのに。あの時、とても悲しそうな目をしてた。
「やっぱそうなるかーって、さすがにへこんだよ」
「ひどいこと言って本当にごめんね」
「いいの、だって次の日すぐに僕に会いに来てくれたでしょ。あれはうれしかったな。浩二くんはさ、僕みたいな人間を拒絶しない、だけど変にわかったふりもしない、わからないことはわからないって言う、すごくフラットで、すごく素直なんだよね。カフェで話してて、なんかこの人好きだなーって、やっぱりこの人に愛されたいな、って思ったんだ」
ちょっとだけ上がったほっぺたで振り向いた渚ちゃんは、笑ってた。
「だからね、ポイントカードなんて作っちゃって。我ながらダサいやり方だって思ったけど、どうしてもこれっきりにしたくなかったから、必死だったよ。友達でもいいから、もっと会いたいなーって」
カフェでの逢瀬が終わったら、その後どうやって会う口実を作ろうか考えていたんだよ、って、言った。
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