声劇・セリフ集

一人用セリフ

怒り 全力で叫び 泣き 語り有り「どうしようもない思い」上級者向け ()言い方指定有り男セリフ

「俺は守りたかった！守りたかっただけなのにっ、ただそれだけなのにっ！俺は、何も！！」

どれほど叫んでも、どれほど嘆いても、現実は無情に訪れる。
何の話をしているんだと問われ、俺は、俺にそれを問うたやつに腹が立って仕方がなかった。
だってそうだろう？
そうやって、もう35回もその質問に答えているのだから。

「何をだって、、、、？わからないのか。お前らは、何も、何もわからないっていうのかよ！！」

なんども繰り返される世界に、俺は狂気にも似た怒りをあらわにして、そいつに掴みかかったんだ。

「何度も、何度も何度も何度も何度も何度も何度もなんど!!!!
(最初は声をかすれさせ、小さめに呟いた後、勢いを少しずつ出し、最後で叫びに入る感じ。最後「も」は入れない)
この世界を繰り返した!?何度お前はその問いを俺に投げかけた!?何度俺はその問いに答えを返せばいい！一体何度繰り返したら俺はあいつを！！あいつを守れるんだ！(ここから声量を上げたまま、泣きに入り、少しずつ勢いを落とす感じ。最後には囁く程度の声量になるように)俺は、、、何度、、、、何度あいつを、、、、この世界で、、、死なせれば気が住むんだよ、、、、、」


この世界が繰り返されて、役256回。
今は257回目の世界で俺はすでに、あいつを失っていた。


(↓全力で泣きながら、ひとりごちのような感じで。ポソポソと)
「俺は、、、、、っ！ただあいつと、、、、、、、いきたい、だけなんだよ、、、、、、」


現実は、世界は、俺を逃してはくれそうになかった。