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2人用声劇
2人用 男女可2「隠れた狂気と自問自答」※残酷描写あり 試験公開
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【登場人物】
A 通称サイレン
一連の主人公兼主人格。
B 通称クレイジー
主人公の隠れた狂気の人格。主人格をあらゆる手段を使って苦しめるのが大好き。
【表記説明】
A「せりふ」
A:思考回路
B「せりふ」
B:思考回路
##################
A:正しさを、求めてきたはずだった。何事にも最善策を取り、それを実行に移してきた。だけど、それが間違いだったのかもしれない。時には自分を曲げて、それを正解とする方がいいこともあるのかもしれない。正しさと信念を突き通せば、いつかはこの日が来るかもしれないとは思っていた。だけど、こんなに突然にくるとは予想もしていなかったんだ。私は、どこで間違ったのだろう?
B「おやおやこれは。気持ちよく寝ていたはずなんだけど、これはいったいどういう状況なのかな?」
A「……クレイジー」
B「のんのん。やめてよそんな呼び方。前も言ったでしょ?僕の名前はクルス。クルスって呼んでみなよ主人格様?」
A「今はいいから。引っ込んでてよ」
B「やーだなぁつれなーい。僕たちはぁ、一心同体なんだからぁもっと仲良くしよぉーよぉー」
A「…………」
B「ふふっ。ま、お前が僕と仲良くなんてするわけないかっ」
A「何で出てきたの」
B「僕がこの状況を理解していないとでも?」
A「どういう状況か、聞いてきたでしょ」
B「それはほら、コミュニケーションさ、どんな状況であれ、人間関係はコミュニケーションをきちんと取らないと、んね」
A「私はお前ほど、心にもないことをペラペラ話す人を知らない。嘘を吐き続けるしか脳のない、狂人め」
B「おやおやそれは過大な褒め言葉をどうも。だけれども、それはお前が一番よくわかってるんじゃないかな?」
A「……どうだかね」
B「いやいや。忘れてはいないだろうけども。僕はお前。お前は僕なんだよ?お前がいらないと吐き捨てたものの集大成が僕たちなんだから。その親たるお前がわからないわけないよね?」
A「それで、何の用?」
B「何の用かって?それはまた異なことを聞くねぇ?僕がお前の前に現れる時なんて、大体決まってるじゃないか。…………ねぇ、変わってあげようか?」
A「え?」
B「くくく。僕が、そこを変わってあげようか?って言ってるんだよサイレント」
A「変わる?それはつまり、体を明け渡せって言ってるの?」
B「他に何があるのさ」
A「何が目的?」
B「そんな!僕は心優しく、今この時だけ僕が引き受けてあげようって優しさをだね」
A「なにが、もくてき?」
B「人の話は聞くものだよサイレント。目的も何も、今お前はずいぶんと楽しい状況に陥ってるみたいだからね?僕は単純に楽しみたいのさ」
A「それと体を明け渡すのと、何の関係がある?単純に楽しみたいだけなら、お前はそこから一切動かないはずだ。なのに、わざわざ体を明け渡せというからには何か理由があるんだろ」
B「僕も信用がないねぇ。まぁ仕方ないことだけど。理由は言えないなぁ。流石の僕でも言えない」
A「お前は黙って引っ込んでろ」
B「これは交渉決裂だね。とても残念だなぁ。でもまぁ全て上手く動いてるみたいだし、いっか」
A「うまく動いてる?」
B「あ、気になった?そうだよ?全てうまく行っている。僕の思惑通りに、全てね」
A「お前っなにか、したのか?」
B「んー、したといえばしたけど、何もしていないといえばしていないかな?」
A「…………」
B「やだなぁそんな睨まないでよぉ」
A「言え」
B「うーん?」
A「何を企んでいるのか、言え」
B「僕は別に構わないけど、後悔するのはお前だよ?それでもいいの?」
A「いいから、いえ」
B「、、、、んふ。わかったよ。なら、1から全部、教えてあげるね。僕が何をしたのか。よく、聞いておくんだよ?」
A 通称サイレン
一連の主人公兼主人格。
B 通称クレイジー
主人公の隠れた狂気の人格。主人格をあらゆる手段を使って苦しめるのが大好き。
【表記説明】
A「せりふ」
A:思考回路
B「せりふ」
B:思考回路
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A:正しさを、求めてきたはずだった。何事にも最善策を取り、それを実行に移してきた。だけど、それが間違いだったのかもしれない。時には自分を曲げて、それを正解とする方がいいこともあるのかもしれない。正しさと信念を突き通せば、いつかはこの日が来るかもしれないとは思っていた。だけど、こんなに突然にくるとは予想もしていなかったんだ。私は、どこで間違ったのだろう?
B「おやおやこれは。気持ちよく寝ていたはずなんだけど、これはいったいどういう状況なのかな?」
A「……クレイジー」
B「のんのん。やめてよそんな呼び方。前も言ったでしょ?僕の名前はクルス。クルスって呼んでみなよ主人格様?」
A「今はいいから。引っ込んでてよ」
B「やーだなぁつれなーい。僕たちはぁ、一心同体なんだからぁもっと仲良くしよぉーよぉー」
A「…………」
B「ふふっ。ま、お前が僕と仲良くなんてするわけないかっ」
A「何で出てきたの」
B「僕がこの状況を理解していないとでも?」
A「どういう状況か、聞いてきたでしょ」
B「それはほら、コミュニケーションさ、どんな状況であれ、人間関係はコミュニケーションをきちんと取らないと、んね」
A「私はお前ほど、心にもないことをペラペラ話す人を知らない。嘘を吐き続けるしか脳のない、狂人め」
B「おやおやそれは過大な褒め言葉をどうも。だけれども、それはお前が一番よくわかってるんじゃないかな?」
A「……どうだかね」
B「いやいや。忘れてはいないだろうけども。僕はお前。お前は僕なんだよ?お前がいらないと吐き捨てたものの集大成が僕たちなんだから。その親たるお前がわからないわけないよね?」
A「それで、何の用?」
B「何の用かって?それはまた異なことを聞くねぇ?僕がお前の前に現れる時なんて、大体決まってるじゃないか。…………ねぇ、変わってあげようか?」
A「え?」
B「くくく。僕が、そこを変わってあげようか?って言ってるんだよサイレント」
A「変わる?それはつまり、体を明け渡せって言ってるの?」
B「他に何があるのさ」
A「何が目的?」
B「そんな!僕は心優しく、今この時だけ僕が引き受けてあげようって優しさをだね」
A「なにが、もくてき?」
B「人の話は聞くものだよサイレント。目的も何も、今お前はずいぶんと楽しい状況に陥ってるみたいだからね?僕は単純に楽しみたいのさ」
A「それと体を明け渡すのと、何の関係がある?単純に楽しみたいだけなら、お前はそこから一切動かないはずだ。なのに、わざわざ体を明け渡せというからには何か理由があるんだろ」
B「僕も信用がないねぇ。まぁ仕方ないことだけど。理由は言えないなぁ。流石の僕でも言えない」
A「お前は黙って引っ込んでろ」
B「これは交渉決裂だね。とても残念だなぁ。でもまぁ全て上手く動いてるみたいだし、いっか」
A「うまく動いてる?」
B「あ、気になった?そうだよ?全てうまく行っている。僕の思惑通りに、全てね」
A「お前っなにか、したのか?」
B「んー、したといえばしたけど、何もしていないといえばしていないかな?」
A「…………」
B「やだなぁそんな睨まないでよぉ」
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B「うーん?」
A「何を企んでいるのか、言え」
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