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第二十五幕 幽霊姫? また変なのがでてきたぁツ、かんべんしてくれよぉッ!! 勇者はもうこりごりだぁッ?!
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「はぁ、はぁ、やっと、山頂についたな。えらい、長い道のりだったな」
ゆーまたちは、やっと、山頂に着き、下を俯瞰(ふかん)した。更に、凄い景色だ。
「うわぁ。綺麗ですね、風景」
あいちゃんが、少し疲れた顔で、飛び跳ねながら言う。
「確かに、さっきの場所より、絶景だな」
そういい、何を想ったのか、待てよと、暫(しば)し、ゆーまは考え込んだ。
「でも、阿蓮姫ってどんな人だったのかな。姫って、いうくらいだから、可愛いんだろうな」
「私は、猫が見てみたいです。キット、IQの高い素敵なスーパーキャットですよ」
「お嬢さん、ここにも喋(しゃべ)る猫がいるが?」
「アエリアは姿が猫だけど、元は人間じゃねーかよ」
「えぇっ、アエリアさんて、人間なんですかぁ?」
あいちゃんが、突拍子もない顔をする。
「そうだが。顔は想像に任す」
「キット、英雄みたいにハンサムなんでしょうね」
「英雄ではないな。王子だが」
「きゃ、白猫の王子様。しゃれてるぅ」
あいちゃんが、アエリアに抱きついた。抱きついて離れようとはしない。
「こ、こら、あい殿。抱きつくな。顔を引っ張るなぁ!」
「ふわふわしてて、かわいい」
そういい、あいちゃんは、顔をくっつけて肉球をした。それをジト目で、気の毒そうに見遣る少年がい
た。もみくちゃにされている。
「ご愁傷さまだな、アエリア。当分、そうしてろ。さっき、俺の下半身ひっぺがした罰だ」
「さっきは、仕方なかったのだ。命が、かかっていたのだ」
アエリアは、珍しく反発するようにすぐに言い返した。フフフと笑い、ゆーまは歩いた。
「わーったよ。先、行ってるな」
ゆーまは、二人を置いて、早歩きで走り去っていく。後ろからピットが来た。
「待ってくれダス。我輩も一緒に行くダスよ!」
ピットが、ゆーまに急いでついて行った時だった。あいちゃんが、ふと立ち止まった。
「ん? あれ、こんなところに、お墓なんてあったのかな?」
そういい、恋寺の端の方の一角にあった、古ぼけたお墓のようなものの前に来て、暫(しば)し考え込んだ。
「誰の墓かな? あ、れ、ん?」
あいちゃんは、まさかと不思議そうな顔をする。
「って、もしかして、これ、阿蓮姫の墓? そっちの小さな祠(ほこら)は、もしかして、あの猫の?」
あいちゃんが、キョトンとして、首を傾げた時だった。誰かが、割って入ってきた。
「阿蓮姫と、その猫ちゃん、現代に蘇って、姿を見せて!」
バババ!
ユニだ。ユニが何と、さっきのマジカルストッカーで、とんでもないことを言った。声の擬態が具現化し、墓石に飛ぶ!
「ゆ、ユニさん? なんですか、その蓄音機みたいなの?」
「じゃ、じゃ、じゃーん、ユニの魔法アイテム、『マジカルストッカー』だよ。今、ユニの魔力で蘇るようにこの魔法アイテムを通してかけたから、もうすぐ、復活すると思うよ」
そして、具現化した声の擬態は見事に墓石にぶつかり、消えた。
バババ!
「祠が、光り輝いている?」
あいちゃんが、そう言った矢先だった。光り輝いた祠から、何かが出てきた。
「バババーン! 夢吉、登場なり」
何と、クロネコが烏帽子(えぼし)を被って出てきた。可也、古風な喋(しゃべ)り方だ。
「な、何? 黒猫? アエリアさん、友達?」
「いや、違う、全く知らない」
アエリアは、驚いて顔を横に振る。
「おうおう、オラのご主人様の登場だぁ! おめいらぁ、よく見とけよ!」
夢吉は威勢のある声で、扇子をバチンと震わせながら言った。その時だった。小さな祠の隣にあった大きなお墓が光り輝いた。一体、どうしたんだろうか?
瞬間的に、光から誰かが出てきた。
赤と白の高貴な着物を着ている。胸が大きく、着物を着ている割には露出度が以上に高かった。フェイスは綺麗だ。
「おほほ、五百年の時を越えて、現代に絶世の美女、現れましてよ。足はないですが、皆様、叢雲城君主、上助之一(かみすけのいち)の妻、阿蓮(あれん)です」
「あ、足がない! う、嘘? あの、あ、阿蓮姫?」
ドスン!
指を指し、口が開いたまま、あいちゃんはその場に倒れ伏した。
「あいどの!」
急いで、隣にいたアエリアが、あいを抱きとめた。
「あららっち、こけちまったなりな。オラが、余りにカッコよかったからだなぁん」
そういい、夢吉は本人曰(いわ)く、カッコイイ決めポーズを取る。扇子でびしっと決めた。
「何奴! 姫様に危害を加えるようなら、こちらも相応の対応をするぞ!」
「ヴィオラ、ラクリ!」
ユニが言う。どこに隠れていたのか、ヴィオラとラクリが、急いで、ユニの下に駆け寄ってきた。
「姫様、お怪我はありませんか?」
ヴィオラが、手裏剣を構えながら、ユニの前に立ち塞(ふさ)がって、必死に守ろうとした。ラクリも隣にいた。
緊張感が走る。
「大丈夫だよ、そんなに悪い人には見えないよ」
「もしや、物(もの)の怪(け)が取り憑(つ)いていれば」
「物の怪ですって。おほほ、失礼ね、そこの赤服の人は、忍者かしら? あら、羽の生えた面白い蝶みたいなのが、飛んでるわね」
「ちょ、蝶! わしは、妖精じゃ!」
「ま、まぁ、ラクリ怒らないで。蛾(が)より、いいじゃない」
「むむむ、姫様どっちもどっちですじゃ。妖精は麗しいのですじゃから」
「あなたね、私(わたくし)を、現代に蘇(よみがえ)らせてくれたのは?」
「うん、そうだよ、ユニだよ。今ね、ユニたちの草履をゆーまが持ってくれていってくれてるの」
ユニが、明るい笑顔で言葉を返した。
「草履って? まさか、オラが、君主様に持っていった、あの草履の話が、まだ何百年経ってもあるのなりか?」
夢吉が驚いて、その場で扇子をパチっと叩き、飛び跳ねた。
「そうみたいだな」
「何だ、白猫、オメェも喋(しゃべ)るなりか?」
「お前と違って、私は、元の姿は、人間だ」
夢吉に扇子で指され、同類と思われて、ちょっと、ムッとしたのか、アエリアは、不貞腐(ふてくさ)れた顔ですぐに否定した。
「まぁ、感激ですわ。おほほ」
阿蓮姫が手で口を隠しながら、高らかと甲高い声を上げる。確かに容姿は絶大に綺麗だ。姫というだけはある。しかし、足がない。
「この感じは、誰か私(わたくし)の草履を持って寺に参拝しにいってますね」
「すごーい、魔法も使わないのに、よくわかったね」
阿蓮姫の能力にユニが、可愛い声で目を輝かせながら言った。
「姫様、気を付けてください、何をするかわかりません」
ヴィオラが再三、ユニの前に割って入った。
「おほほ、安心おし、足はないですが、妖怪などではないわ。私(わたくし)も元は、平家出身の巫女ですから。霊能力は、ありますのよ。そちらの黒猫は、私の霊術で命を与え作り出した、下僕よ」
高ビーな口調で、阿蓮姫は、上から目線で言う。ユニが、徐(おもむろ)に口を開いた。
「皆、大丈夫よ。あたしの魔法で出て来た人だから、ただの幽霊よ」
ユニが、皆の懸念を返すようにいう。だが、不信に皆、思っていたようだ。そう言った矢先だった。リンが、魔法剣アウトライザーの切っ先を向け、近づいてきた。
「おい、ユニ、あたいたちの草履がないでしょ? その幽霊人妻姫にゆーま、盗(と)られるよ」
「だって、さっき?」
「馬鹿ね、あれは、魔法画だから、ホントの草履じゃないでしょ。あたいのは擦り替えられたから、本物は、そこの気絶している小娘のと、あんたが出した、幽霊人妻の奴だけよ」
リンが、焦った口調でいう。
「あ、そっか? どうしよう」
ユニが珍しく、ポカンと動揺し、えへへと、口を開けたままだった。
「おほほ、誰かしらね、私(わたくし)を呼んでいるのは。恋の予感がしますわ」
阿蓮姫が、何かの力を察知し、足がなく、宙に浮いた状態で、恋寺の本堂の方にいる、ゆーまたちの方へ、急遽(きゅうきょ)、素っ飛んでいった。
「ご主人様、ガンバなり」
扇子を開け、天晴(あっぱれ)のように大袈裟(おおげさ)に振り回し、夢吉は、その場で足を大の字に開けて、ジャンプした。
「ま、まずい、行っちゃった! どうしよう」
「ユニ、何やってんだい! 追いかけるよ。新たな恋敵よ」
「うん、リンちゃん。一時休戦だね」
珍しくユニとリンが意気投合し、阿蓮姫の後をすぐ様、追いかけていった。
☆☆ ☆☆
おつかれさまです。
こんばんは。
どうなっていくのでしょう。
応援よろしくお願いします。
また更新します。
何回も見てくださっている読者さまには感謝です。
ほんとにありがとうごうざいます。
キャラの事でも何でもいいので感想も書いていただけるとうれしいです。
作者ちゃんと毎日見てます
ゆーまたちは、やっと、山頂に着き、下を俯瞰(ふかん)した。更に、凄い景色だ。
「うわぁ。綺麗ですね、風景」
あいちゃんが、少し疲れた顔で、飛び跳ねながら言う。
「確かに、さっきの場所より、絶景だな」
そういい、何を想ったのか、待てよと、暫(しば)し、ゆーまは考え込んだ。
「でも、阿蓮姫ってどんな人だったのかな。姫って、いうくらいだから、可愛いんだろうな」
「私は、猫が見てみたいです。キット、IQの高い素敵なスーパーキャットですよ」
「お嬢さん、ここにも喋(しゃべ)る猫がいるが?」
「アエリアは姿が猫だけど、元は人間じゃねーかよ」
「えぇっ、アエリアさんて、人間なんですかぁ?」
あいちゃんが、突拍子もない顔をする。
「そうだが。顔は想像に任す」
「キット、英雄みたいにハンサムなんでしょうね」
「英雄ではないな。王子だが」
「きゃ、白猫の王子様。しゃれてるぅ」
あいちゃんが、アエリアに抱きついた。抱きついて離れようとはしない。
「こ、こら、あい殿。抱きつくな。顔を引っ張るなぁ!」
「ふわふわしてて、かわいい」
そういい、あいちゃんは、顔をくっつけて肉球をした。それをジト目で、気の毒そうに見遣る少年がい
た。もみくちゃにされている。
「ご愁傷さまだな、アエリア。当分、そうしてろ。さっき、俺の下半身ひっぺがした罰だ」
「さっきは、仕方なかったのだ。命が、かかっていたのだ」
アエリアは、珍しく反発するようにすぐに言い返した。フフフと笑い、ゆーまは歩いた。
「わーったよ。先、行ってるな」
ゆーまは、二人を置いて、早歩きで走り去っていく。後ろからピットが来た。
「待ってくれダス。我輩も一緒に行くダスよ!」
ピットが、ゆーまに急いでついて行った時だった。あいちゃんが、ふと立ち止まった。
「ん? あれ、こんなところに、お墓なんてあったのかな?」
そういい、恋寺の端の方の一角にあった、古ぼけたお墓のようなものの前に来て、暫(しば)し考え込んだ。
「誰の墓かな? あ、れ、ん?」
あいちゃんは、まさかと不思議そうな顔をする。
「って、もしかして、これ、阿蓮姫の墓? そっちの小さな祠(ほこら)は、もしかして、あの猫の?」
あいちゃんが、キョトンとして、首を傾げた時だった。誰かが、割って入ってきた。
「阿蓮姫と、その猫ちゃん、現代に蘇って、姿を見せて!」
バババ!
ユニだ。ユニが何と、さっきのマジカルストッカーで、とんでもないことを言った。声の擬態が具現化し、墓石に飛ぶ!
「ゆ、ユニさん? なんですか、その蓄音機みたいなの?」
「じゃ、じゃ、じゃーん、ユニの魔法アイテム、『マジカルストッカー』だよ。今、ユニの魔力で蘇るようにこの魔法アイテムを通してかけたから、もうすぐ、復活すると思うよ」
そして、具現化した声の擬態は見事に墓石にぶつかり、消えた。
バババ!
「祠が、光り輝いている?」
あいちゃんが、そう言った矢先だった。光り輝いた祠から、何かが出てきた。
「バババーン! 夢吉、登場なり」
何と、クロネコが烏帽子(えぼし)を被って出てきた。可也、古風な喋(しゃべ)り方だ。
「な、何? 黒猫? アエリアさん、友達?」
「いや、違う、全く知らない」
アエリアは、驚いて顔を横に振る。
「おうおう、オラのご主人様の登場だぁ! おめいらぁ、よく見とけよ!」
夢吉は威勢のある声で、扇子をバチンと震わせながら言った。その時だった。小さな祠の隣にあった大きなお墓が光り輝いた。一体、どうしたんだろうか?
瞬間的に、光から誰かが出てきた。
赤と白の高貴な着物を着ている。胸が大きく、着物を着ている割には露出度が以上に高かった。フェイスは綺麗だ。
「おほほ、五百年の時を越えて、現代に絶世の美女、現れましてよ。足はないですが、皆様、叢雲城君主、上助之一(かみすけのいち)の妻、阿蓮(あれん)です」
「あ、足がない! う、嘘? あの、あ、阿蓮姫?」
ドスン!
指を指し、口が開いたまま、あいちゃんはその場に倒れ伏した。
「あいどの!」
急いで、隣にいたアエリアが、あいを抱きとめた。
「あららっち、こけちまったなりな。オラが、余りにカッコよかったからだなぁん」
そういい、夢吉は本人曰(いわ)く、カッコイイ決めポーズを取る。扇子でびしっと決めた。
「何奴! 姫様に危害を加えるようなら、こちらも相応の対応をするぞ!」
「ヴィオラ、ラクリ!」
ユニが言う。どこに隠れていたのか、ヴィオラとラクリが、急いで、ユニの下に駆け寄ってきた。
「姫様、お怪我はありませんか?」
ヴィオラが、手裏剣を構えながら、ユニの前に立ち塞(ふさ)がって、必死に守ろうとした。ラクリも隣にいた。
緊張感が走る。
「大丈夫だよ、そんなに悪い人には見えないよ」
「もしや、物(もの)の怪(け)が取り憑(つ)いていれば」
「物の怪ですって。おほほ、失礼ね、そこの赤服の人は、忍者かしら? あら、羽の生えた面白い蝶みたいなのが、飛んでるわね」
「ちょ、蝶! わしは、妖精じゃ!」
「ま、まぁ、ラクリ怒らないで。蛾(が)より、いいじゃない」
「むむむ、姫様どっちもどっちですじゃ。妖精は麗しいのですじゃから」
「あなたね、私(わたくし)を、現代に蘇(よみがえ)らせてくれたのは?」
「うん、そうだよ、ユニだよ。今ね、ユニたちの草履をゆーまが持ってくれていってくれてるの」
ユニが、明るい笑顔で言葉を返した。
「草履って? まさか、オラが、君主様に持っていった、あの草履の話が、まだ何百年経ってもあるのなりか?」
夢吉が驚いて、その場で扇子をパチっと叩き、飛び跳ねた。
「そうみたいだな」
「何だ、白猫、オメェも喋(しゃべ)るなりか?」
「お前と違って、私は、元の姿は、人間だ」
夢吉に扇子で指され、同類と思われて、ちょっと、ムッとしたのか、アエリアは、不貞腐(ふてくさ)れた顔ですぐに否定した。
「まぁ、感激ですわ。おほほ」
阿蓮姫が手で口を隠しながら、高らかと甲高い声を上げる。確かに容姿は絶大に綺麗だ。姫というだけはある。しかし、足がない。
「この感じは、誰か私(わたくし)の草履を持って寺に参拝しにいってますね」
「すごーい、魔法も使わないのに、よくわかったね」
阿蓮姫の能力にユニが、可愛い声で目を輝かせながら言った。
「姫様、気を付けてください、何をするかわかりません」
ヴィオラが再三、ユニの前に割って入った。
「おほほ、安心おし、足はないですが、妖怪などではないわ。私(わたくし)も元は、平家出身の巫女ですから。霊能力は、ありますのよ。そちらの黒猫は、私の霊術で命を与え作り出した、下僕よ」
高ビーな口調で、阿蓮姫は、上から目線で言う。ユニが、徐(おもむろ)に口を開いた。
「皆、大丈夫よ。あたしの魔法で出て来た人だから、ただの幽霊よ」
ユニが、皆の懸念を返すようにいう。だが、不信に皆、思っていたようだ。そう言った矢先だった。リンが、魔法剣アウトライザーの切っ先を向け、近づいてきた。
「おい、ユニ、あたいたちの草履がないでしょ? その幽霊人妻姫にゆーま、盗(と)られるよ」
「だって、さっき?」
「馬鹿ね、あれは、魔法画だから、ホントの草履じゃないでしょ。あたいのは擦り替えられたから、本物は、そこの気絶している小娘のと、あんたが出した、幽霊人妻の奴だけよ」
リンが、焦った口調でいう。
「あ、そっか? どうしよう」
ユニが珍しく、ポカンと動揺し、えへへと、口を開けたままだった。
「おほほ、誰かしらね、私(わたくし)を呼んでいるのは。恋の予感がしますわ」
阿蓮姫が、何かの力を察知し、足がなく、宙に浮いた状態で、恋寺の本堂の方にいる、ゆーまたちの方へ、急遽(きゅうきょ)、素っ飛んでいった。
「ご主人様、ガンバなり」
扇子を開け、天晴(あっぱれ)のように大袈裟(おおげさ)に振り回し、夢吉は、その場で足を大の字に開けて、ジャンプした。
「ま、まずい、行っちゃった! どうしよう」
「ユニ、何やってんだい! 追いかけるよ。新たな恋敵よ」
「うん、リンちゃん。一時休戦だね」
珍しくユニとリンが意気投合し、阿蓮姫の後をすぐ様、追いかけていった。
☆☆ ☆☆
おつかれさまです。
こんばんは。
どうなっていくのでしょう。
応援よろしくお願いします。
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ほんとにありがとうごうざいます。
キャラの事でも何でもいいので感想も書いていただけるとうれしいです。
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