天使がくれた259日の時間

野々さくら

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3話 不妊治療

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 1977年(昭和52年)。高校を卒業し働き始めた樹と小春は互いに二十二歳の時、社会人五年目で結婚した。
 樹の父は彼の幼少期に、母は彼が就職した後に他界しており、それ以降一人で暮らしていた。
 その為に小春が樹の実家で一緒に暮らすという形で、結婚生活が始まった。

 当時では珍しく挙式をしなかった二人は特別なことはせず、新婚時代をゆっくり過ごしていた。
 こうしていく間に生活に慣れていった二人は、新たな家族が欲しいと望んだ。

 しかしその矢先、また悲しい出来事は続いていく。小春の父が突如亡くなり、後を追うように母までも亡くなった。

 二人は一人っ子同士であり、親戚も疎遠。よって、夫婦二人だけになってしまった。
 幼き頃より親交を深めていた友人達も進学や就職、または結婚などを理由に県外に出てしまい、昔のように頻回に会える仲でもない。
 当時は携帯電話やスマホなども普及しておらず、気軽に連絡も取れなかった。
 その為、互い身を寄せ合い強く生きていくと決めていた。
 ……そして、改めて子供を望むようになった……。


 二年の月日が過ぎていき、互い二十四歳になった。その頃になると自分より後に結婚した女性達が次々と妊娠、退社していくのを目の当たりにするようになった。
 何か胸騒ぎを感じた小春は不妊症についての本を読み、簡易な検査方法だとされる基礎体温を測り始めた。すると本来なら低温期と高温期の二分化されるはずのグラフは一直線であり、それは妊娠する為の卵が育っていない時に起こりやすい現象だと知った。
 自分のせいで子供が出来ないのかもしれないと思い詰めた小春は、不妊治療専門病院を調べて予約した。
 そんな姿を見た樹は自分が原因かもしれないと告げ、時を同じくして泌尿器科で検査を予約した。

 こうして二人で検査を受けた結果。小春は、複数の問題を抱えていると発覚した。
「原因は自分だった」という、知りたくない事実を突きつけられる。それが不妊治療だった。

 泣いて詫びる姿に、樹は一言。
 検査の結果、自分にも原因があると分かった。どちらかが悪いとかではない。だから、この話はもう終わりだと。
 つまり、子供は諦めるという意思表示だった。

 そんな樹の姿を見た小春は、しばらく押し黙ったかと思えば口を開いた。
『私ね、不妊治療受けたいの。お金かかるけど……。お願い……』
『だが……』
 治療を受ければ授かる可能性はあると説明は受けていたが小春の場合は原因が複数あり、それだけ治療は辛く厳しいものだと説明されていた。
 しかし小春は決意を固めて、樹に懇願を続けた。

『……分かった、金のことは考えるな』
『ありがとう』

 こうして治療が始まるが中には痛みが伴うものもあり、一回だけの話ではなくそれを継続していかなければならない。
 またホルモン値が低かった為に投薬治療を受けたが薬には副反応もあり、吐き気や頭痛などの様々な体調不良が襲ってくる。
 これが不妊治療だと思い知った小春は、ただ黙って耐えた。

 この苦しみを越えてホルモン数値を安定させ、妊娠出来る体内環境を整えた。
 その段階で一年が過ぎていたがようやく準備が終わった場面で、本格的な治療はむしろこれから。
 タイミング法での不妊治療を一年頑張ったが、残念ながら身を結ばなかった。

 不妊治療を初めて二年。二十六歳になった二人は、人工受精を受けることにして治療内容を一段階上げた。……しかし容赦なく訪れる、懐妊には至らなかったという証。

 そうしていく間にいくつもの季節を巡り、不妊治療を初めて五年の月日が流れていた。小春は三十歳になったが、妊娠の兆しなど一度もなかった。
 そして気付けば職場の女性社員は二十代前半の若い未婚者ばかりで、三十代は小春だけになっていた。


 1984年頃の女性は結婚や出産と同時に仕事を辞める、いわゆる「寿退社」と呼ばれる退職が多い時代だった。
 小春は結婚後も働き、子宝に恵まれたら退職すると夫婦で話し合っており。
 当時は現在みたいな育児休業制度や保育施設は充実しておらず、大体は女性が退職し子育てをしていた。
 そんな時代に、教員や看護師などの専門職でなく働く三十歳過ぎの女性。それは珍しきことであり、そんな女性に交わされる配慮のない言葉。
 未婚女性なら「結婚は?」、既婚女性なら「子供は?」だった。

 現在ほどの配慮がない時代で、当時は軽んじてこられた言葉。

「どうして子供を産まないの?」
「一人ぐらい産まないと」
「子供を産んで一人前」

 その無責任な言葉が、不妊治療で疲れていた小春をより追い込んでいった。
 また不妊治療は思いのほか通院頻度が多く、その都度仕事を休んだり遅刻や早退をしなければならない。治療に対しても今ほど理解されておらず病院に通うとだけ上司に説明しても、「そんなことで子供が産めるのか?」と心無い言葉を投げかけられていた。
 ただでさえ傷付いている時にきた、懐妊には至っていない知らせ。
 それに耐えられなかった小春は心が折れ、和室で一人泣いていた。

『仕事辞めていい……。お前と子供一人ぐらいなら食わせていけるから』
 以前よりそのような発言があると知っていた樹は、そう呟いていた。

『でも、不妊治療でお金かかるし……』

『そんな根拠のない話してくる会社で働いていたら、出来るものも出来ない。子供が出来たら辞める予定だったし、少し早まるだけだ。……お前が家で泣いていること知らないんだ!』
 珍しく口数が多く、言葉で気遣いを見せてきた。
『……ありがとう』
 その言葉に気持ちが楽になった小春は、仕事を退職した。若い後輩達は自分を先輩として慕ってくれていたが、上司や同僚に子供のことでチクチク言われるのに耐えられなかった……。

 こうして外野の発言より解放された小春だったが、次は子宝に恵まれない現実に苦しんでいく。
 上司や同僚は心無いことを言ってきて嫌だったが、仕事は楽しかった。
 彼女は簿記の資格を取得しており、経理事務の仕事をしていた。数字と向き合っている時は他の事を考えずにそれだけに集中でき、仕事のやりがいも感じていた。
 仕事が終わって、夕食作って、片付けて、寝る。また朝になって洗濯、朝食にお弁当作り、片付け、そして仕事に行く。そんな目まぐるしい忙しさに不妊に対することを悩んでいる時間はなく、悲観するのは懐妊に至らなかった証が来た時だけ。
 泣いていても時間は平等に時を刻み、仕事も家事もしなければならない。大変だったが、実はそんな日々に救われていたのだと思い知った。

 だからこそ退職してから小春は、子宝のことばかり考えてしまうようになった。
 体調不良を悪阻と思い込んでしまったり、味覚が変わったらもしかして? と期待してしまったり、月のものが遅れたら妊娠検査薬で調べて陰性の結果に落ち込んだり。
 その都度、小春は激しく落ち込み、家事が手につかないぐらいだった。

 樹は、予想外の変化に頭を抱える。
 泣く姿を見かねて提案したことが、まさかこんな結果になるなんて……。
 元々無趣味の小春は散歩をするぐらいしかしないが最近は乳児の姿を見るのに耐えられず、病院と買い物などの最低限の外出以外家に引き篭もるようになってしまった。
 何か趣味を見つけるように話をし小春も同意して色々と探してみるが、夢中になれる趣味などそう簡単には見つからない。……興味関心は、子供だけになってしまっていた。


 こうしてまた時間は過ぎてゆき小春が仕事を退職して三年、不妊治療歴八年。互いに三十三歳になっていた。
 年齢的にも期限が迫っていた二人に勧められたのは、高度医療である体外受精だった。
 当時はまだ新聞やテレビで成功例を報じられるぐらいで現在ほど馴染みがなく、二人はたじろいでしまった。
 治療を希望するなら都会の大学病院を赴き、検査から受けることになる。それは精神的にも、金銭的にも負担だった。
 しかしどうしても子供が欲しかった小春は樹に頼み込み、二人は治療を決めた。体外受精の為に行った採卵は痛みを伴ったが小春は耐え、無事受精した卵は六個。
 それをタイミングに合わせて二つずつ、子宮に胚移植された。

 しかし三回行われた移植も、残念ながら全て懐妊には至らなかった。
 多額の費用を費やした高度医療でも自分は妊娠出来ない現実に、小春のショックは計り知れなかった……。
 長年の治療疲れが出てきたのか寝込むようになり、家事どころか食事すらしなくなっていく。

『……ん!』
 寝ている小春の布団横に、ぶっきらぼうに小さな箱を置いてきた。

『え?』
 体を起こし中を開けた小春は驚く。中には苺のショートケーキが入っていた。

『……ケーキ? どうして?』
 その疑問は当然で、当時ケーキは「ハレの日」と呼ばれる祝いことに買ってくる物だった。
 現在みたいにコンビニやスーパーの安価で手軽に買える物は少なく、ケーキ屋が主に販売していた。樹は家より遠くにあるケーキ屋にわざわざ車を走らせ、バラ売りしてある小さなケーキを買って来たのだ。

『……ケーキは祝いの日だと誰が決めた? 労いだ……。ほら早く食え』
 そう言い、寝室に篭っていた小春を庭が見える廊下に連れて行く。そこには満面の星々が輝いていた。
 泣いていた小春の涙は思わず引っ込み見惚れていると、樹が座布団とケーキを持って来た。
 二人で縁側に座り、樹は日本酒、小春はコーヒーとケーキを堪能した。

『……甘い、ありがとう……』
『たまたまだ』
 わざわざ買って来たのに、何が「たまたま」なのか? 小春はそう思いながら、ただ笑う。
 彼女はケーキ、プリン、シュークリームなどの洋菓子が好きで、それをブラックコーヒーと一緒に食べる。それが最高の至福の時だった。

『……もう止めても良いんだ。充分頑張ってきたのだから……』
 寡黙な樹が、珍しく話してきた。
『……でも』
 今回の治療で精神的にも肉体的にも負担を受けた小春だったが、まだ子供を諦められない自分がいた。

『少し、ゆっくりしないか? 自然に出来たら儲けもんぐらいの気持ちで』
 それは不妊治療を休むという提案だった。
 治療前とは違い、小春の体は妊娠可能の状態になっていた。ただ、一般女性より可能性は低いが。
『……うん』
 この僅かな希望を胸に、治療を休むことになった。
 すると病院と買い物以外の外出をしなかった小春は何をしていいのか分からず、引きこもってしまったが、樹がそれを許さない。
 春は長浜名物の曳山ひきやま祭り、梅雨の時期は美しい紫陽花が見える八幡はちまん神社に参拝、夏は湖岸より見える花火大会を家の前から眺め、とにかく小春が閉じこもらないように連れ出した。
 そしてあの日から、二人は庭が見える窓から空を見上げながら話をしたり、酒やコーヒーなどを堪能するのが習慣となった。

 こうしていく間に小春は以前と同じく明るさを取り戻していったが、やはり子宝に恵まれることはなかった。


 不妊治療を休んで半年、秋も深まってきた頃。
 小春は三十四歳の誕生日を迎え樹は酒、小春はケーキとコーヒーを飲んでいた。
 心も体も健康を取り戻していた彼女は、一言呟いた。

『……私ね、やっぱり赤ちゃん欲しいの。だから、もう少しだけ続けて良いかな……?』
 不妊治療は三十五歳を一つの節目として止める夫婦もおり、小春もそろそろ覚悟を決め始めていた。

『……人工授精だけな。そうじゃないと認めないから』
『ありがとう。うん、受精卵全部使っちゃったし、また一からになるとお金かかるもんね』
 金銭の問題ではない。
 だけど樹はその発言を否定しなかった。代わりに。

『電車にしろ……』
『え?』
『病院に行くのは電車だ。そうじゃないと治療は認めない』
 以前より思い詰めていた小春は冷静に運転出来ない時があり、樹はそれを感じ取っていた。

『……うん』
 運転を止めてくれたことに、どこか救われる思いだった。

『あと節約だ。分かったな?』
『勿論、私の物は買わないから』
『……そうじゃなくて……。ほ、ほら食費だ! 食費! 食費の削減だ! 家で作った方が安いんだろう!』
 珍しく樹が発言してきたが食事は家で作っており、何が言いたいのかが分からない。
 焦ると主語を忘れる彼に、小春は混濁の表情を浮かべる。

『……あ、あれだ! ガーデンだ! ガーデン! この家の庭、無駄に広いからな! 全く親父もこんなに広い庭作らなくても良いのに! ……まあ、お袋がガーデンが好きだったとかなんとかだったらしいけど全く何と言うか……』
 寡黙の樹が、珍しく今日はよく話す。
 ……小春は、自分を慰めようとしてくれているのだと分かった。

『庭? ガーデン? ……もしかして、ガーデニングのこと?』
『……あ、それだ! ほら、家で作った方が安いとか聞くから!』
『ガーデニングかぁ……。確かに上手く出来たら安くつくけど、失敗したら逆に高く……』
 小春は言葉を飲み込む。樹の意図が、ようやく分かった。

『……うん、お義母さんがご健在だった頃やってたよね? 庭すごく綺麗だった。丁度良い菜園も本もあるし、やってみようかな?』
『……ああ』
『ありがとう』
『節約の為だからな!』
『はいはい』
 小春は笑いながら、ケーキを食べ終わる。


 それから義母が遺した家庭菜園や園芸の本を読み学んだ小春は、春に向けてチューリップの球根を植えて花を咲かせた。
 それに続くようにと、次はトマトやピーマンなどの初心者に勧められている野菜を育てていった。
 夏になると、ツヤが良く真っ赤で水々しいトマトと同様に、ツヤの良いふっくらとしたピーマンが実ったのだ。
 結果、節約は成功だった。苗や肥料の金額と、スーパーで野菜を買うのを比較したら圧倒的な安上がりだった。
 ……そして樹の狙い通り小春はいつの間にか家庭菜園が趣味となり、種の回収まで始めて来年はどのように植えようかと考えるまでになっていた。

 こうして一年が過ぎており、また小春の誕生日を迎える季節。
 不妊治療を始め十年、二人は三十五歳になっていた。
 治療を再会して人工受精は続けていたが子宝には一向に恵まれず、そろそろ一つの決断を下さないといけない時期に来ていた。

 ──子供を諦める。
 その決断を……。

 小春は最後に独身時代の貯金を使って、体外受精をしたいと懇願した。
 その話に樹は、小春の体に負担がいくからと反対し、彼女はようやく樹が人工授精にこだわっていた理由を知った。
 確かに採卵は辛かったが、おそらくここまでしないと可能性はないとこの十年を経て分かっている。だから小春は、樹に頼み込んだ。

 そして夫婦は決断した。最後に採卵をして受精卵を作りそれを使い切るまで治療し、それで懐妊しなければ、これで治療を終わらせることを。
 最後の治療は子供を宿らせるのを目的ではなく、気持ちの踏ん切りの為に希望したのだった。
 ……ここまでしたけどコウノトリは来てくれなかった。そう自分達を納得させる為に……。

 受精卵は二つしか出来ず、一回で二つを胚移植し可能性を上げる。チャンスは一度きりだった。
 二人はもう諦めていたが、最後にその命は小春の中で根付き、芽生えていた。
 最後にコウノトリは夫婦に、子供という宝を運んで来てくれたのだった。
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